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明治期日本における民衆の中国観 金山 泰志(著) - 芙蓉書房出版
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明治期日本における民衆の中国観 (メイジキニホンニオケルミンシュウノチュウゴクカン) 教科書・雑誌・地方新聞・講談・演劇に注目して (キョウカショザッシチホウシンブンコウダンエンゲキニチュウモクシテ)

歴史・地理
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A5判
300ページ
上製
定価 3,700円+税
ISBN
978-4-8295-0613-4   COPY
ISBN 13
9784829506134   COPY
ISBN 10h
4-8295-0613-X   COPY
ISBN 10
482950613X   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年2月
書店発売日
登録日
2013年12月19日
最終更新日
2014年2月20日
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紹介

日本の中国観はどのように形成されて現代に至っているのか?太平洋戦争の惨禍に連なる戦前日本の対中行動の要因を「中国観」から問い直す。

目次

序章 歴史学としての中国観研究
問題意識/先行研究の整理と批判―課題とその解決方策
第一章 明治期の小学校教育に見る日本の中国観―中国はどのように教えられていたか―
先行研究批判と検討方法・検討史料/修身・国語科における中国偉人教材/地理科における中国地理教材/国語・歴史科における日中間の歴史的事件教材/日清戦争時の中国の扱われ方/北清事変・日露戦争時の中国の扱われ方/教員の中国観
第二章 日清戦争前後の児童雑誌に見る日本の中国観
先行研究批判と児童雑誌を検討する意義/本章で扱う児童雑誌と検討時期/中国関係記事の概要/日清戦争前の児童雑誌に見られる中国関係記事/日清戦争中の児童雑誌に見られる中国関係記事/日清戦争後の児童雑誌に見られる中国関係記事/「元寇・朝鮮出兵」に関する記事
第三章 日露戦争前後の児童雑誌に見る日本の中国観―男女別児童雑誌を素材として―
児童雑誌の影響力/本章で扱う児童雑誌/同時代の中国への否定観/古典世界の中国への肯定観/男女別児童雑誌に見る中国観の共通点と差異
第四章 明治期の児童雑誌に見る日本の対外観―中国観との比較を軸に―
本章で扱う児童雑誌と検討時期・検討方法/日清戦争前の日本における対外観/日清戦争中の日本における対外観/日清戦争後の日本における対外観
第五章 明治期の講談に見る日本の中国観
本章で扱う娯楽メディアと先行研究/明治期の寄席に見る中国関係演目/同時代の中国を扱った演目/古典世界の中国を扱った演目
第六章 明治期の演劇に見る日本の中国観
明治期の中国関係演劇/同時代の中国を対象とした中国関係演劇―時局をそのまま題材としたもの/古典世界の中国を題材とした中国関係演劇―時局との関係性がないもの/日中間の歴史を題材とした中国関係演劇―時局に結びつけられたもの
第七章 明治期の地方新聞に見る日本の中国観
本章で扱う地方新聞/地方新聞に見る中国観/各地方新聞の演芸欄に見られる日清戦争劇
第八章 明治期の総合雑誌に見る日本の中国観―知識人層と一般民衆層の共通点と差異―
総合雑誌『太陽』解題と先行研究/一般民衆層の中国観との共通点/『太陽』(=知識人層)に見る中国観―一般民衆層との差異を念頭に/執筆者(=知識人層)が語る一般の中国観
終章 近代日本と中国観
各章のまとめ/総括―各課題への解答

著者プロフィール

金山 泰志  (カナヤマ ヤスユキ)  (

1984年神奈川県生まれ。2007年横浜市立大学国際文化学部日本アジア文化学科卒業。2013年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本大学文理学部非常勤講師。主要業績:「日清戦争前後の児童雑誌に見る日本の中国観」(『史学雑誌』120編11号)、「明治期の児童雑誌に見る日本の対外観―中国観との比較を軸に―」(『メディア史研究』28)、「明治期の講談に見る都市一般民衆の中国観」(『日本歴史』742)、「日露戦争前後の日本における中国観―男女別児童雑誌を素材として―」(『史叢』80)など。

上記内容は本書刊行時のものです。