版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
近代日本外交と「死活的利益」 種稲 秀司(著) - 芙蓉書房出版
.

近代日本外交と「死活的利益」 第二次幣原外交と太平洋戦争への序曲

A5判
332ページ
上製
定価 4,600円+税
ISBN
978-4-8295-0612-7
Cコード
C3021
専門 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年4月
書店発売日
登録日
2013年12月19日
最終更新日
2014年4月4日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

転換期日本外交の衝にあった第二次幣原外交の分析を通して、国益追求の政策と国際協調外交の関係を明らかにする。特に、「死活的利益」(vital interest)の視点で日本近代外交と幣原外交の新しいイメージを提示する。

目次

序 章
幣原外交とワシントン体制の諸相/「死活的利益(vital interest)」からみた日本外交史研究の試み
第一章 日本外交にとっての「死活的利益(vital interest)」─幣原外交を規定する縦軸と、これに対する横軸からの脅威─
日本にとっての”vital interest”─幣原外交を規定する縦軸/日本の”vital, special interest”を取り巻く脅威─横軸からの挑戦
第二章 第二次幣原外交初期の日中交渉─一九二九年中ソ紛争の影響を中心に─
第二次幣原外交初期の日中関係/幣原による中ソ紛争調停/日本の対中関係改善努力と中ソ調停の展開
第三章 対満行政機関統一問題と一九二九年中ソ紛争─満鉄による中国軍輸送を中心に─
満鉄による中国軍隊輸送問題と日中関係/関東庁内訓第四号の発令とその波紋/内訓第四号の改正と対満行政機関統一問題
第四章 一九二九年中ソ紛争の「衝撃」─満洲事変直前期における日本陸軍のソ連軍認識─
中ソ紛争前における日本陸軍のソ連軍認識/中ソ紛争に関する日本陸軍の調査/中ソ紛争後における日本陸軍のソ連軍認識
第五章 満洲事変における幣原外交の再検討─五大綱目を中心とした日本・中国・国際連盟の相関関係─
満洲事変直前の日中関係と満蒙問題/南京政府による国際的解決と日本の対応/日中両国の態度硬化─五大綱目の策定とその余波/五大綱目をめぐる日中両国の態度と一〇月理事会/連盟の対日譲歩/南北和平会議と日中直接交渉方針の破綻/満蒙新政権樹立方針への転換/一一月理事会と幣原の五大綱目放棄/広州政府との五大綱目交渉
第六章 一九三一年一二月国際連盟理事会決議の成立過程─錦州中立地帯設置問題との関係を中心に─
中国調査委員派遣の決定と日本、中国、国際連盟/錦州中立地帯設置問題/錦州問題の行方と理事会閉会
第七章 満洲事変におけるハルビン進攻─北満政権工作との関係を中心に─
満洲事変の勃発と北満進出問題/満洲事変の拡大と北満政権工作/ハルビンの内訌と同地への進攻
終 章
幣原外交の課題─縦軸と横軸の交錯/横軸からの脅威と縦軸に基づく日本外交/幣原外交の歴史的連続性──”vital interest”の拡大──

著者プロフィール

種稲 秀司  (タネイネシュウジ)  (

1974年兵庫県生まれ。2002年佛教大學通信教育部文学部卒業、2010年國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。現在は國學院大學文学部兼任講師、広島大学文書館客員研究員。博士(歴史学)。専攻は日本外交史、東アジア国際関係史。主な論文に「第二次幣原外交初期の日中交渉」(『国際政治』第152号、2008年)、「対満行政機関統一問題と1929年中ソ紛争」(『日本歴史』第721号、同年)、「満洲事変におけるハルビン進攻過程」(『軍事史学』第45巻第1号、2009年)、「満洲事変における幣原外交の再検討」(『政治経済史学』第526、527号、2010年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。