版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
草地農業の多面的機能とアニマルウェルフェア 矢部光保(編著) - 筑波書房
.
詳細画像 0

草地農業の多面的機能とアニマルウェルフェア

発行:筑波書房
A5判
240ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-8119-0437-5
Cコード
C3061
専門 単行本 農林業
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年3月
書店発売日
登録日
2014年2月14日
最終更新日
2014年3月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

「草地農業の多面的機能と支援政策」をEUとの比較を念頭に、我が国の草地農業システムの現状とその多面的機能の発揮に向けた分析に焦点を当てる。具体的には、多面的機能の経済学的概念や評価手法、草地農業の歴史的生態学的展開やその支援制度について議論する。さらには、草地農業の展開には、政策的支援に加え、市場的支援も重要である。そこで、多面的機能の価値がどの程度畜産物価格に反映させされるかについても分析を加える。
それと「アニマルウェルフェアと市民的価値」を放牧や公共牧場などを中心に、放牧主体の草地農業システムによるアニマルウェルフェアを議論し、その経済的価値を評価する。さらに、ペットのアニマルウェルフェアや癒しについてまで議論を広げ、その経済的価値を分析した。
多面的機能:農産物以外に、生産活動によって社会に役立つ有形・無形の価値が生み出されること
アニマルウェルフェア:快適性に配慮した家畜の飼養管理

目次

はじめに(矢部光保)
第1部 草地農業の多面的機能と支援政策
第1章 多面的機能の定義、政策措置及び経済評価
はじめに
第1節 多面的機能の経済学的性質と政策的介入
第2節 多面的機能のための政策措置
第3節 多面的機能のための政策介入の妥当性評価
第4節 多面的機能の経済的評価手法
第5節 多面的機能をめぐる新たな動き
第2章 我が国における草地生態系の特徴と牧畜の多面的機能
はじめに
第1節 我が国の草地生態系の特徴
第2節 牧畜の多面的機能
おわりに
第3章 EUにおける草地農業ののもつ多面的機能の特徴と支援政策
はじめに
第1節 E Uの農業が供給する主な公共財の種類と農業活動との関係
第2節 EUの農業が環境におよぼす影響
第3節 EUにおける草地農業の構造変化
第4節 草地農業システムの公共財供給の程度
第5節 EUの草地農業が環境公共財の供給に及ぼす影響
第6節 環境公共財供給の高い農業活動を支援するための政策作成プロセス
第7節 2014年CAP改革─グリーニング措置
第8節 2014年CAP改革における主な指摘事項
おわりに
第4章 EUにおける入会放牧地の多面的機能の特徴と地域的支援の取組
はじめに
第1節 イギリスの入会放牧地の多面的機能の社会的評価と地域的支援の取組
第2節 EUの山地における草地の多面的機能の特徴
第3節 EUの山地の入会放牧システムがもたらす社会経済的効果
第4節 考察─我が国における公共草地の多面的機能強化の必要性─
おわりに
第5章 EUにおける農業環境支払制度と草地農業のもつ多面的機能の保全
第1節 はじめに
第2節 政策レベルにおける生物多様性向上への寄与
第3節 制度レベルにおける生物物多様性向上への寄与
第4節 おわりに─日本の農業環境支払制度への提言─
第2部 アニマルウェルフェアと市民的価値
第6章 放牧を加味したアニマルウェルフェア畜産の実現
はじめに
第1節 アニマルウェルフェア─愛護とは、似て非なるもの─
第2節 世界はアニマルウェルフェア畜産に向かっている
第3節 放牧を加味することによるウェルフェアの改善の可能性
第7章 動物とのふれあいによる癒しの創出─ふれあいファームにおけるアニマルウェルフェアの実践─
はじめに
第1節 北海道における「ふれあいファーム」の概要と地域特性
第2節 アニマルウェルフェア実践農場の紹介
おわりに─アニマルウェルフェアの展望─
第8章 国内草資源を利用した新たな和牛肉生産と消費選好分析─Q Beefの挑戦─
はじめに
第1節 濃厚飼料多給型生産方式の問題点とQ Beef開発
第2節 分析手法と調査設計
第3節 単純集計結果
第4節 実証モデル
第5節 分析結果と考察
おわりに
第9章 ペットの癒し効果による人間の厚生水準の向上─ドッグランに関する需要分析─
はじめに
第1節 ドッグラン
第2節 コンジョイント分析
第3節 都立公園におけるアンケート調査の概要
第4節 混合ロジットモデルによる分析結果と考察
おわりに
補稿(永木正和)

著者プロフィール

矢部光保  (ヤベミツヤス)  (編著

九州大学大学院農学研究院教授。食料・環境・エネルギーの相互関連を考慮した
農業・農村政策を中心に、生物多様性、バイオマス、アメニティの経済評価など
の研究を行っている。農林水産省農林水産政策研究所、ジョージア大学、ロンド
ン大学客員研究員など経て現職。博士(農学)。論文・著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。