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産地と食卓をつなぐ農業技術普及 佐藤百合香(著) - 筑波書房
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産地と食卓をつなぐ農業技術普及 特徴ある農産物の普及から見えてくる課題

発行:筑波書房
A5判
139ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8119-0420-7
Cコード
C3033
専門 単行本 経済・財政・統計
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年3月
書店発売日
登録日
2013年3月5日
最終更新日
2013年10月2日
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紹介

「食と農の分断」が人々の暮らしに及ぼした弊害の深刻さを考えるとき、農業技術の開発や普及が、これまでの生産力偏重から転換を図っていかねばならない。こうした現状認識に立ち、本書は開発技術の具体的な事例の分析を通じて、今日の技術普及のあり方を問い直し、従来の技術普及のあり方に疑問を投げかけている。

目次

序章 課題と方法
第1節 研究の背景と課題
第2節 方法と論述構成
1)方法
1)事例の位置づけと各プロジェクト研究の概要
(1) 寒締め栽培をめぐるプロジェクト研究
(2) 日本短角種をめぐるプロジェクト研究
(3) 加熱調理用トマトをめぐるプロジェクト研究
3)農業普及研究における生産者、消費者への視点
4)論述構成
第1章 寒さを活かした特徴ある食材の開発と普及
    ─寒締めホウレンソウを事例として─
第1節 課題と方法
第2節 寒締め栽培の開発と社会的背景
1)寒締め栽培の特徴
2)開発の社会的背景
第3節 岩手県A地域における寒締め栽培の展開過程
1)A地域の概要
2)A地域における寒締め栽培の普及過程
(1) 第1期・寒締め栽培品の商品化への模索(1995年.1998年
ⅰ)自給から商品化へ
ⅱ)商品化に伴う課題
(2) 第2期・「寒じめほうれんそう」への移行・定着(1999年.2007年)
ⅰ)新品種導入によるホウレンソウへの特化…
ⅱ)首都圏への販売と他産地の台頭
(3) 第3期・「寒じめほうれんそう」の品質管理強化(2008年.)
ⅰ)糖度を重視した品質管理への転換
ⅱ)生産拡大を阻む問題
第4節 寒締め栽培・寒締め品をめぐる理解の問題
第5節 生産者の動機づけと技術受容の関連
    ─普及初期の生産者調査結果から─
1)生産者調査の概要と方法
2)生産者調査結果と考察
(1) 生産者の食味に対する考え方
(2) 技術導入の動機と技術への理解との関連
第6節 小括
第2章 地域資源の再評価による消費者への食材普及
    ─日本短角種の地場消費振興をめぐって─
第1節 背景と課題
第2節 日本短角種の生産・流通をめぐる現状
1)日本短角種の特徴
2)日本短角種生産の動向
3)日本短角種生産をめぐる新たな展開
第3節 岩手県盛岡市における家庭での肉消費
1)方法
(1) 調査対象者および調査方法
(2) 調査内容
(3) 記帳者の属性
2)肉に対するイメージと消費実態
3)用途の実態
4)肉の消費量別にみた用途・利用部位の相違
5)岩手県における家庭の肉消費の特徴
第4節 日本短角種を買い支える地元消費者の特徴
1)方法
(1) 調査対象者および調査方法
(2) 調査内容
(3) 分析方法
2)牛肉の志向別にみた消費の実態と日本短角種への評価
(1) 回答者の基本的属性
(2) 用途の嗜好性
(3) 肉用牛の飼養方式ならびに地域内自給飼料で育成した日本短角種への意向
(4) 日本短角種への評価
3)地場消費推進上の問題
第5節 小括
第3章 新タイプ野菜へのニーズ創出と普及
    ─加熱調理用トマトを事例として─…
第1節 問題の所在
第2節 加熱調理用トマトをめぐる動向
1)加熱調理用トマトの開発
2)加熱調理用トマトの普及・定着を阻む問題
(1) 生産者サイドの問題
(2) トマト食材の利用にみられる特徴と消費者サイドの問題
ⅰ)ホールトマトとの競合
ⅱ)家庭におけるトマト食材の加熱調理の現状
第3節 調査の概要
1)調査の目的と方法
2)質問項目の構成
3)データの収集方法
第4節 加熱調理用トマトのニーズ創出をめぐる検討
1)普及対象の特定
2)トマトの加熱調理における特徴
3)機能性成分への態度
4)加熱調理用トマトの購入意向と商品魅力
第5節 小括
第4章 食と農をつなぐ普及活動に向けて
    ─要約と結論─
第1節 研究の要約
1)地域資源を活かした開発技術による農産物の普及
2)地域固有の農畜産物の再評価と地元消費者への普及
3)新タイプ野菜へのニーズ創出と普及
第2節 結論と残された課題
1)結論
2)残された課題
引用・参考文献

著者プロフィール

佐藤百合香  (サトウユリカ)  (

現在、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構所属
1963年 秋田県生まれ
秋田大学教育学部卒業後、農林水産省東北農業試験場(現.独立行政
法人農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター)に配属、
現在に至る。
著書「秋田こども農業白書」(無明舎出版、1998年、共著)
「クッキングトマトの栽培と利用」(農山漁村文化協会、2000年、共著)

上記内容は本書刊行時のものです。