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日本の農産物直売所
その現状と将来
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2004年8月
- 書店発売日
- 2004年8月30日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
生産者から消費者までの流通のなかで現代社会に求められている多様な機能がある。その中で急速に発展した日本の直売所を、これまでの直売所発展の背景・事情について消費・生産の両サイドから検討。
目次
まえがき
Ⅰ 農産物直売、直売所とは
1.「交流」の拠点
流通の原点
「市」と賑わいと交流
2.直売の時代
消費者と野菜の流通
新しい波
3.多様な直売と展開形態
多様な直売
直売の形態と日本の直売所
Ⅱ 直売所の発展
1.発展の契機と背景
流通のゲリラか ― 農業潰しのなかで
農協大会を契機として
発展の背景
2.発展の要因
自由な世界
都市の事情 ― 行動する消費者たち
農村の事情
3.直売所の現況
未だ正確な数は不明
農協経営の直売所
販売額
Ⅲ 直売所の実態
1.都市的地域
旺盛な展開意欲 ― 農業と都市「益」
朝市・夕市
庭先販売
小さな直売所 ― 人の知恵
2.沿道型直売所
無人直売所と回収率
老舗と直売所パワー
「道の駅」と直売所 ― 沿道型の優等生
3.中山間地の直売所
過密と低迷と ― 沿道型は過密状態か
標高千メートルの逸品 ― 高品質キャベツ
Ⅳ ヨーロッパの「市」と日本
1.街なかの風景
パリのマルシェ
ミュンヘン ― ドイツはパラソル型か
ロンドンにて ― 動く屋台とゴミ場漁り
「街があれば『市』がある」
2.ヨーロッパに学ぶ
古都鎌倉の闘いとシステム
高知の街路市
Ⅴ 直売所の課題
1.販売の課題
販売力の強化
販売品の進化
米をどうする ― 農協経営の直売所へ
2.生産の現場から
「生産指導」
生産の充実
生産と販売の間で
日本の直売所の将来 ― 展望と展開方向
1.直売所の展望
流通の担い手となりうるか
大型店との提携
2.交流・情報の拠点として
「待つ」から「進む」へ
グリーンツーリズムと直売所
情報拠点と情報力の強化
3.健康拠点と高齢者農業
農業と「癒し」機能
病院通いと直売所
元気な高齢者たち
4.都市をめざす
数多い先進例
街なかの事情
閉ざされた空間を開く
「循環型社会」の一翼として
上記内容は本書刊行時のものです。