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WTOと世界農業
発行:筑波書房
A5判
64ページ
並製
定価
750円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2003年11月
- 書店発売日
- 2003年11月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2023年2月1日
紹介
各国の農業の共存を許さない世界貿易機関(WTO)の農産物自由貿易主義をわかりやすく解説し、それをどのように転換すべきかを述べる。
目次
1.はじめに
2.戦後の世界貿易体制とガット
(1) 「関税と貿易に関する一般協定」(ガット)
(2)ガットは「先進工業国クラブ」だった
(3)ガットと日本
(4)ガットと発展途上国
3.農産物をめぐっては多元的であった国際関係
(1) FAOの世界食糧安全保障をめざす提案
(2) 一次産品についての国際商品協定
4.WTO農産物自由貿易体制の特異性
(1)世界貿易機関を設立するマラケシュ協定
(2)WTOの農産物自由貿易体制
(3)多元的国際関係を解体するWTO体制
5.WTO体制のもとで世界農業と農産物貿易はどうなっているか
(1)低迷する国際穀物価格と途上国穀物輸入の構造化
(2)途上国農業の輸出熱帯産品への依存
6.WTO体制と先進国の農政転換
(1)アメリカ:北米自由貿易協定1996年農業法・2002年農業法
(2)EU:CAP改革の第3段階へ
7.わが国の農政に何が求められているか
(1)農業協定3分野の約束を徹底遵守
(2)日本型市場原理農政と自由貿易協定(FTA)
8.WTOの民主的改革をめざして
(1)WTO体制のもとで深まる矛盾
(2)WTOに何が期待されているか
上記内容は本書刊行時のものです。