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授業 俳句を読む、俳句を作る 青木 幹勇(著) - 太郎次郎社エディタス
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授業 俳句を読む、俳句を作る (ジュギョウハイクヲヨムハイクヲツクル)

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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ11mm
重さ 245g
168ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8118-0746-1   COPY
ISBN 13
9784811807461   COPY
ISBN 10h
4-8118-0746-4   COPY
ISBN 10
4811807464   COPY
出版者記号
8118   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年6月
書店発売日
登録日
2011年5月9日
最終更新日
2014年8月27日
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紹介

子ども俳句のコンテストへの応募者は20万人。みずみずしさ、独創的な感覚、意表をつく表現は、子どもたちを魅きつけます。子ども俳句から出発し、物語による俳句指導に至るまで、短詩型文学の授業の楽しさが語られ、教室や家庭で、子どもとの対話が生みだされます。1992年に刊行された授業記録の復刊です。

目次

はじめに

第一章 俳句は子どもの感性を鋭くする
  子ども俳句に開眼する
  やきたてのクッキーみたいな春の風
  自分にも作れそうだと思わせる
  俳句学習は片隅におかれている
  俳句のよさは伝わっていた

第二章 俳句を読む
  抵抗感をもたせない
  子どもの作品で詩心{うたごころ}をゆさぶる
  どのように句意を理解させていくか
  ◎子どもに知っている俳句を聞く◎子ども俳句ブームについて話す
  ◎子ども俳句を紹介する◎教材を書き写させる◎句意を考える
  ◎音読してみる◎クイズ仕掛けで句を解釈する◎俳句を散文にしてみる
  ◎俳句的表現の特徴に気づかせる

第三章 俳句を作る
  なにを手がかりにして作句するか
  ◎教師の作句経験が授業を豊かにする◎子どもの発語を敏感に受けとめる
  ◎写生の句と、想像を交えた句◎読むことと書くことを一体化する
  物語を読んで俳句を作る
  ◎なぜ、「ごんぎつね」を選んだか◎知っている俳句をたずねる
  ◎「見て作る」と「読んで作る」◎物語俳句を提示する
  ◎「ごんぎつね」の復習をする◎「ごんぎつね」から季語を見つける
  ◎季語を場面をつなぐ◎欠落を埋めて一句にまとめる◎作句にとりかかる
  ◎作品を発表する◎どんな作品ができたか◎子どもの作句感想から
  俳句学習でことばをみがく
  俳句学習の世界を広げる

第四章 【授業記録】俳句を作る
  知っている俳句を発表する
  「見て作る」と「読んで作る」
  「ごんぎつね」の復習をする
  「ごんぎつね」から季語を見つける
  季語を場面をつなぐ
  欠落を埋めて一句にまとめる
  作句にとりかかる
  作品を発表する
  俳句づくりのすすめ

第五章 子どもに学ぶ
  子どもにもらった「授業論」
  授業のなかの子どもの視点
  ◎先生はこわい?◎教師の表情とは◎授業の楽しさとは
  ◎時間を短く感じるとは◎遊びのような授業で、いつのまにか……
  ◎教師のパワーとは
  俳句を生活に広げる
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この本でとりあげた子ども俳句一覧

前書きなど

子ども俳句の大会には、なんと、十万、二十万という大量の応募があるそうです。その俳句は、子どもの目でとらえ、子ども特有の感性と発想によるものがほとんどです。そんな子ども俳句の隆盛につき動かされ、わたしは、どの教師にも実りのある俳句指導ができる、という授業を発案しました。それが物語教材をふまえた俳句学習の導入です。(本文より)

版元から一言

■本書に掲載されている子ども俳句作品の一部

空ぶりのバットのむこうにいわし雲(小4・松田京平)
おりがみさんいまペンギンにしてあげる(小2・木村しんすけ)
あじさいの庭まで泣きにいきました(小6・惣田美由紀)
天国はもう秋ですかお父さん(小5・塚原彩)
さそり座の尾の一げきに流れ星(中2・村上克美)
ぴかぴかのいわしを持ってごん走る(小5・古賀絢子)
やきたてのクッキーみたいな春の風(小4・佐々木千里)

著者プロフィール

青木 幹勇  (アオキ ミキユウ)  (

1908年、高知県に生まれる。2001年12月没。
宮崎県師範学校専攻科卒業。同附属小学校をへて、東京高等師範学校、東京教育大学(現・筑波大学)の附属小学校にて長く教鞭をとる。
1953年より25年にわたり、NHK「ラジオ国語教室」放送を担当。
月刊誌『国語教室』編集・発行責任者。授業研究サークル「青玄会」代表。
『青木幹勇授業技術集成』全5巻(明治図書)、『子どもが甦る詩と作文』『生きている授業 死んだ授業』『第三の書く』『授業・詩「花いろいろ」』『授業・詩を書く「風をつかまえて」』(以上、国土社)など著書多数。
作句歴としては、臼田亜浪、田川飛旅子に師事したのち、無花果句会に所属し、同会を主宰。句集に『露』『風船』『滑走路』『牛込界隈』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。