版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
授業 俳句を読む、俳句を作る 青木 幹勇(著) - 太郎次郎社エディタス
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方: 常備期間中の場合をのぞき、返品はお受けいたします。了解書が必要でしたら、須田または尹の了解としてください。

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

授業 俳句を読む、俳句を作る (ジュギョウハイクヲヨムハイクヲツクル)

このエントリーをはてなブックマークに追加
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ11mm
重さ 245g
168ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8118-0746-1   COPY
ISBN 13
9784811807461   COPY
ISBN 10h
4-8118-0746-4   COPY
ISBN 10
4811807464   COPY
出版者記号
8118   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年6月
書店発売日
登録日
2011年5月9日
最終更新日
2024年11月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

子ども俳句のコンテストへの応募者は20万人。みずみずしさ、独創的な感覚、意表をつく表現は、子どもたちを魅きつけます。子ども俳句から出発し、物語による俳句指導に至るまで、短詩型文学の授業の楽しさが語られ、教室や家庭で、子どもとの対話が生みだされます。1992年に刊行された授業記録の復刊です。

目次

はじめに

第一章 俳句は子どもの感性を鋭くする
  子ども俳句に開眼する
  やきたてのクッキーみたいな春の風
  自分にも作れそうだと思わせる
  俳句学習は片隅におかれている
  俳句のよさは伝わっていた

第二章 俳句を読む
  抵抗感をもたせない
  子どもの作品で詩心{うたごころ}をゆさぶる
  どのように句意を理解させていくか
  ◎子どもに知っている俳句を聞く◎子ども俳句ブームについて話す
  ◎子ども俳句を紹介する◎教材を書き写させる◎句意を考える
  ◎音読してみる◎クイズ仕掛けで句を解釈する◎俳句を散文にしてみる
  ◎俳句的表現の特徴に気づかせる

第三章 俳句を作る
  なにを手がかりにして作句するか
  ◎教師の作句経験が授業を豊かにする◎子どもの発語を敏感に受けとめる
  ◎写生の句と、想像を交えた句◎読むことと書くことを一体化する
  物語を読んで俳句を作る
  ◎なぜ、「ごんぎつね」を選んだか◎知っている俳句をたずねる
  ◎「見て作る」と「読んで作る」◎物語俳句を提示する
  ◎「ごんぎつね」の復習をする◎「ごんぎつね」から季語を見つける
  ◎季語を場面をつなぐ◎欠落を埋めて一句にまとめる◎作句にとりかかる
  ◎作品を発表する◎どんな作品ができたか◎子どもの作句感想から
  俳句学習でことばをみがく
  俳句学習の世界を広げる

第四章 【授業記録】俳句を作る
  知っている俳句を発表する
  「見て作る」と「読んで作る」
  「ごんぎつね」の復習をする
  「ごんぎつね」から季語を見つける
  季語を場面をつなぐ
  欠落を埋めて一句にまとめる
  作句にとりかかる
  作品を発表する
  俳句づくりのすすめ

第五章 子どもに学ぶ
  子どもにもらった「授業論」
  授業のなかの子どもの視点
  ◎先生はこわい?◎教師の表情とは◎授業の楽しさとは
  ◎時間を短く感じるとは◎遊びのような授業で、いつのまにか……
  ◎教師のパワーとは
  俳句を生活に広げる
----------
この本でとりあげた子ども俳句一覧

前書きなど

子ども俳句の大会には、なんと、十万、二十万という大量の応募があるそうです。その俳句は、子どもの目でとらえ、子ども特有の感性と発想によるものがほとんどです。そんな子ども俳句の隆盛につき動かされ、わたしは、どの教師にも実りのある俳句指導ができる、という授業を発案しました。それが物語教材をふまえた俳句学習の導入です。(本文より)

版元から一言

■本書に掲載されている子ども俳句作品の一部

空ぶりのバットのむこうにいわし雲(小4・松田京平)
おりがみさんいまペンギンにしてあげる(小2・木村しんすけ)
あじさいの庭まで泣きにいきました(小6・惣田美由紀)
天国はもう秋ですかお父さん(小5・塚原彩)
さそり座の尾の一げきに流れ星(中2・村上克美)
ぴかぴかのいわしを持ってごん走る(小5・古賀絢子)
やきたてのクッキーみたいな春の風(小4・佐々木千里)

著者プロフィール

青木 幹勇  (アオキ ミキユウ)  (

1908年、高知県に生まれる。2001年12月没。
宮崎県師範学校専攻科卒業。同附属小学校をへて、東京高等師範学校、東京教育大学(現・筑波大学)の附属小学校にて長く教鞭をとる。
1953年より25年にわたり、NHK「ラジオ国語教室」放送を担当。
月刊誌『国語教室』編集・発行責任者。授業研究サークル「青玄会」代表。
『青木幹勇授業技術集成』全5巻(明治図書)、『子どもが甦る詩と作文』『生きている授業 死んだ授業』『第三の書く』『授業・詩「花いろいろ」』『授業・詩を書く「風をつかまえて」』(以上、国土社)など著書多数。
作句歴としては、臼田亜浪、田川飛旅子に師事したのち、無花果句会に所属し、同会を主宰。句集に『露』『風船』『滑走路』『牛込界隈』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。