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親子で語る 中東イスラーム世界と日本 小滝 透(著) - 第三書館
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親子で語る 中東イスラーム世界と日本

発行:第三書館
四六判
300ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-8074-1492-5
Cコード
C0031
一般 単行本 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年9月
書店発売日
登録日
2014年10月22日
最終更新日
2014年11月26日
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書評掲載情報

2014-12-07 東京新聞/中日新聞

紹介

親子の対話形式で中東・イスラーム世界で起きていること、その歴史、背景、日本とイスラームとの関係を、数々の疑問に答える形で解説しました。
基礎知識から構造の分析まで、大人向けのテキストとしても好適な入門書です。

目次

はじめに
第1章 なぜ、テロ戦争は起こったのか
  1. エジプトの動乱について話をしよう―2013年春・・・1
  2. アラブの春がやってきたころ・・・12
  3. アラブの春は去っていった・・・21
  4. 選挙で選ばれたモルシがなぜ倒されたのか・・・25
  5. アラブでは一挙にニュースが広がる・・・36
  6. 部族と宗派と民族と・・・41
  7. アラブにはナショナリズムが二つある・・・51
  8. パンドラの箱から飛び出すもの―独裁が終わってみれば・・・63
  9. 国民国家ができない世界・・・73
  10. 宗教が絶対支配する国家・・・83
  11. シリアの場合・・・95
  12. ペルシア湾、三つ巴の競合・・・109
第2章 ジハード(聖戦)、またジハード
  1. 歴史を学ぶにあたって―高校生とイスラーム世界・・・137
  2. なぜ彼らはテロをするのか?・・・143
  3. 二つの宗派―スンニー派とシーア派・・・152
  4. イスラームとは何か・・・162
  5. 決定的トラウマ―十字軍の来襲・・・166
  6. イスラーム原理主義の生態・・・169
  7. アラブは西欧を恨んでいる・・・180
  8. 男と女のお話・・・185
  9. 日本とイスラーム・・・196
第3章 世界と日本とイスラームと
  1. パキスタンでの日々―良太の海外初取材・・・218
  2. 戦争と文明の物語・・・223
  3. 自然破壊と宗教の物語・・・233
  4. 社会の崩壊―心と社会が壊れてゆく・・・244
  5. 一つの結論―原理主義の終焉・・・253
  6. アメリカはアフガンで勝利できない・・・262
  7. アフガン戦争は隣国パキスタンを液状化させている・・・269
  8. 日本の将来、アラブの未来・・・277
番外編―あとがきに替えて・・・296

前書きなど

 2011年初頭のチュニジアのジャスミン革命(その後の名称は『アラブの春』)は、アラブ・イスラーム世界にとって、最大の事件となった。
 チュニジアに端を発するこの革命は、瞬く間にアラブ世界を席巻し、エジプトにリビアにシリアにアラビア半島にと波及していった。
 これは独裁政権下にあって、ひたすら沈黙してきた社会にとって驚天動地の出来事だったが、その原因となると、なかなか把握できていない。中でも、日本にとってのアラブ世界は遠い異郷の地であるだけに、その実情が分からない。
 といことで、それを構造的に解明し、明らかにしようとしたのがこの書である。もちろん大人にも読んでもらいたいが、今後世界で活躍する青少年にはぜひ読んでもらいたいとの思いから、親子の対話(高校生との質疑応答も含む)に仮託してアラブ・イスラーム問題をスケッチしてみた。具体的には、アラブの春の理由(第1章)、イスラームの構造(第2章)、それに対する日本の対応(第3章)と章立てし、解説してみた。
 一般に、アラブはなかなか分からない、イスラーム世界は非常に難解だとの声を聞く。
確かにそうだ。
  なぜアラブ・イスラーム世界は西欧をあれほど憎むのか?
  なぜアラブ・イスラーム諸国では内紛が絶えないのか?
  なぜ彼らは男女関係にそれほど神経質になるのか?
  なぜアメリカの介入は成功しないのか?
  なぜ彼らと日本人の考え方はかくも隔たっているのか?
 等々と、それこそ枚挙にいとまがない。
 この書では、そうした諸々の疑問に対し、出来る限り平易で明快に解答したつもりである。またその意味でも、青少年との対話形式が有効であると考えて、このような形を採用してみた次第である。

著者プロフィール

小滝 透  (コタキ トオル)  (

1948年京都生まれ。京都市立紫野高校卒業。金沢大学法文学部中退。サウジアラビア・リヤード大学文学部アラビック・インスチチュート卒業。
ノンフィクション作家。宗教・文化・歴史等幅広い分野で活躍。
◯主な著書
『神の世界史(三部作)イスラーム教、キリスト教、ユダヤ教』河出書房新社
『神々の目覚め』春秋社
『アメリカの正義病・イスラームの原理病』(岸田秀氏との対談)春秋社
『ヒトはなぜまっすぐ歩けるのか』第三書館  など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。