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評伝 グギ・ワ・ジオンゴ=修羅の作家 宮本 正興(著) - 第三書館
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評伝 グギ・ワ・ジオンゴ=修羅の作家 現代アフリカ文学の道標

発行:第三書館
A5判
845ページ
上製
定価 9,000円+税
ISBN
978-4-8074-1477-2
Cコード
C0098
一般 単行本 外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年10月
書店発売日
登録日
2014年10月7日
最終更新日
2014年10月21日
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紹介

2010年以来、村上春樹と共に、常にノーベル文学賞候補に名を連ねているケニアの作家グギ・ワ・ジオンゴ。本書はグギとの40年近い交流をもとに、著者が書き下ろした渾身の評伝です。

付・現代アフリカ文学者100余名の写真付きプロフィールも収録。

目次

プロローグ
 最初の「出逢い」 1

第一部 幼少年期 時代と家族の背景
 1.小学校入学の夢:カマンドゥラ小学校へ 24
 2.家庭的背景 33
 3.「植民地」を生きる 43
 4.アライアンス高校へ 52
 5.学業・白人校長・寮生活など 56
 6.学校生活・課外活動:演劇と文学への関心 69
 7.戦時下の夢:マケレレ大学へ 76

第二部 一粒の砂に世界を見る 何を書くのか
 1.「マケレレ」というオアシス 87
 2.創作への誘い:文芸誌と英語コンペティション 91
 3.唯一の短篇集『秘めやかな生活』 98
 4.初期の短篇と戯曲:伝統と近代の間で 101
 5.初期小説『川を隔てて』:社会に走る亀裂 128
 6.初期小説『泣くな、わが子よ』:家庭崩壊と夢の挫折 144
 7.中期の短篇と戯曲:アフリカと西欧の衝突 162
 8.中期小説『一粒の麦』:独立にかける夢 179
 9.後期の短篇と戯曲:新社会を生きる 192
 10.短篇の技巧と特徴 214
 11.最後の英語戯曲『デダン・キマジの裁判』:「ケニア」の再創造 225
 12.最後の英語小説『血の花弁』:裏切られた大義 237

第三部 コミュニティ演劇 過去との認識論的断絶
   生まれ故郷の村 271
 1.村おこし:識字運動からコミュニティ演劇へ 272
 2.「したい時に結婚するわ」:民衆演劇は何を訴えるのか 274
 3.演劇活動の波紋:拘禁・釈放・解雇 287
 4.幻のミュージカル「母よ、我がために歌え」:抵抗の系譜 312
 5.コミュニティ演劇の顛末 376

インタールード
マウマウ戦争と土地問題、あるいはケニア近現代史の五つの断面
 1.19世紀末~第一次大戦前まで 383
 2.抵抗の系譜 389
 3.マウマウ戦争(非常事態) 397
 4.ケニヤッタの時代(1963~1978) 413
 5.モイの時代(1978~2002) 419
 6.2002年以後 435

第四部 愛と力は家庭から 民族語小説の世界
   民族語作家への道、あるいは獄中の経験と決意 441
 1.『十字架の上の悪魔』:新植民地を描く443
 2.『マティガリ』:たたかいは続く 455
 3.『カラスの魔法医』:20世紀アフリカの総括 480

第五部 文学と思想の軌跡
 1.初期ジャーナリズム 497
 2.リーズ留学時代 516
 3.ナイロビ大学在職時代 550
 4.アフリカの言語宇宙を開く 560

エピローグ
現代アフリカ文学の意志 579
 1.チヌア・アチェベの登場 581
 2.『部族崩壊』という小説 587
 3.グギとアチェベ:運命の出逢い 590
 4.「アフリカ人作家シリーズ」 592
 5.比較のための三人の作家:オクリ、ブリンク、ヘッド 599
 6.アフリカの「作家」たち 611
 7.アフリカ文学の意志 618

全編注 633
写真構成 687
参考文献 711
グギ・ワ・ジオンゴ年譜 736
ケニア近現代史年表 749
現代アフリカ文学作家紹介 771
あとがき 820
索引 824



版元から一言

今年(2014年)こそノーベル文学賞受賞なるか!
(残念ながら2014年度はフランス人作家のパトリック・モディアノ氏でした)

著者プロフィール

宮本 正興  (ミヤモト マサオキ)  (

1941年 兵庫県生まれ
1964年 神戸市外国語大学英米学科卒業
1969年 京都大学大学院文学研究科言語学専攻博士課程単位取得退学。同年、立命館大学教授
1985年 大阪外国語大学教授
2002年 中部大学教授
元日本アフリカ学会会長。現在、中部大学・大阪外国語大学名誉教授。専門は、アフリカ地域研究(言語・文学・歴史)。

[主要著作]
『文学から見たアフリカ アフリカ人の精神史を読む』(1989)
『文化の解放と対話 アフリカ地域研究への言語文化論的アプローチ』(2002)
『スワヒリ文学の風土 東アフリカ海岸地方の言語文化誌』(2009)
『アフリカ人はこう考える 作家グギ・ワ・ジオンゴの思想と実践』(共編著・1985)
マイナ・ワ・キニャティ編『マウマウ戦争の真実 埋もれたケニア独立前史』(監訳・1992)
グギ・ワ・ジオンゴ著『精神の非植民地化 アフリカ文学における言語の政治学』(共訳・2010、旧版1987)
グギ・ワ・ジオンゴ作『泣くな、わが子よ』(訳・2012) 以上、第三書館刊。
他に、『対馬の昔話』(共編・日本放送出版協会・1978)、『新書アフリカ史』(共編・講談社・1997)、『現代アフリカの社会変動 ことばと文化の動態観察』(共編・人文書院・2002)、『ユネスコ版アフリカの歴史』(責任編集・第1,4,7巻・同朋舎・1988~1992)など、アフリカ関連・日本昔話関連の編・著・訳書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。