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流出「公安テロ情報」全データ 第三書館編集部(編) - 第三書館
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流出「公安テロ情報」全データ (リュウシュツコウアンテロジョウホウゼンデータ) イスラム教徒=「テロリスト」なのか? (イスラムキョウトイコールテロリストナノカ)

社会一般
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発行:第三書館
A5判
480ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8074-1037-8   COPY
ISBN 13
9784807410378   COPY
ISBN 10h
4-8074-1037-7   COPY
ISBN 10
4807410377   COPY
出版者記号
8074   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2010年11月
書店発売日
登録日
2010年11月25日
最終更新日
2012年6月18日
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紹介

警視庁公安部から流出したとされる「公安テロ情報」を、無修正で完全収録。「世界史上にも稀な警視庁の大失態」と「ムスリム=テロリストという予断、決めつけ」の全容を明らかにする。

目次

まえがき
第1章 国際テロ対策の陣容
テロ現場に集まる人の顔を撮影せよ――大規模テロの初動捜査体制/2
テロ対策全142名の氏名・任務が流出/4
テロ対策員リストに人質交渉官5名の名前も流出/5
これがテロ対策刑事の素顔だ/7

第2章 事情聴取されたイスラム関係者たち
FBIからの訊問事項の連絡「アメリカに対するテロに関与しましたか?」/22
「礼拝」や「情報機関との接触」について質問せよ/23
FBIの要請による6名の聴取対象者/24
対テロ関連監視ターゲットのプロファイリング/26
モロッコ大使館コックから情報収集/47
「サウジが過激派摘発に雇用」との情報あるパキスタン人/49
ハマスに好意をもつパレスチナ人の事情聴取/51
テロリストへ流出可能性ある資金の情報持ってる可能性あり/58
PCで世界各国のニュースを複数見ている/60
容疑情報:長女が生まれたらイスラムの祈りを始めた/63
容疑情報:アラビア語講座に子供と参加している/67
経営するアラブ・レストランが国際テロ・グループのインフラ化のおそれあり/71
不法残留幇助(ケータイを買い与えた)で事情聴取26回/73
イラク大使館運転手から事情聴取4回/92
銀座の「かに道楽」で2時間半、イラク大使館内部情報を聴取/97
容疑情報:数年前に、同居人に10万円振込んだ/100
「私がフランスへの通報者だと思われたら組織に殺される」/102
容疑情報:アル・カーイダのサイト閲覧履歴あり/104
容疑情報:モスクの地下にたむろしていた/106
常に周囲を警戒し、尾行者をチェックしている/109
容疑情報:旅行代理店で多くの中東人に航空券販売/111
モロ・イスラム解放戦線のサイト閲覧履歴あり/114
10年前、問題の人物に23,000円振込んだ/123
「元アルジェリア人の妻」が理由で日本女性が要監視対象/129

第3章 「国内のイスラム・コミュニティを監視せよ」
テロ対策のターゲットとしてのイスラム・コミュニティ/132
イスラム・コミュニティはテロのインフラになりうる/134
イスラム系住人の実態チェック法――宗教に関する言動はしない/136
「あなたのことを心配している」と近づいて情報提供者に養成/137
インドネシア出張で警察協力者を養成へ/139
警官43人でモスク出入り者の不審行動チェック/144
モスク7ヶ所を毎日11時間43人体制で監視/145
7つのモスクで新規来訪209名発見の成果/146
イスラム関係の警察への情報提供者は275人/153
「イスラム教徒を苛める奴をぶっつぶす」発言のインド人を「解決」/155
本庁からイスラム過激派容疑の通知あるスーダン人、トヨタ関係者と判明/158
2週間に二つのモスクで3639名のムスリム(うち新規来所271名)をチェック/174
監視対象外国人11,171名と団体、食料店、等の個別調査/184
「アメリカのイスラム政策は誤り」発言の留学生を監視対象に指定/203
イラン大使館は「欧米嫌い」故に監視対象/204
八王子モスク出入者の尾行記録/205
八王子モスクはテロリストのインフラになる可能性あり/206
新大久保モスク新礼拝者9名を尾行、住所確認/207
大塚モスク礼拝参加者を尾行、自宅に“追い込み”/208
モスクで礼拝の不審者は全銀行へ照会/211
ビズボラ疑惑レバノン人の尾行結果報告/213
イスラム墓地建設に関する情報を今後もほしい/216
イスラム・コミュニティの施設内偵結果/217
イスラム・コミュニティの団体内偵結果/229
イスラム・コミュニティの支援組織内偵結果/236
イスラム食品店監視対象リストと内偵結果/249
イスラム・コミュニティの学校内偵結果/273
イスラム・コミュニティの中古車商内偵結果/275

第4章 特に目をつけられた在日イラン人
在日イラン人「機関メンバー」のプロファイリング/300
イスラエル権益22ヶ所を守るため、イラン・レバノン大使館等を監視/308
「イラン人代表のこの会社の実態は山口組系である」/310
「差出人不明の手紙によると、あいつはアルカーイダ」との情報提供/312
イラン人が集まっている所の監視報告/314
イラン大使館の給料支払いを東京三菱銀行の協力で調査/317
イラン大使館員50名の全給料明細/321
イラン大使館からの振込口座・金額明細/322
イラン大使館パーティー潜入レポート/340
イラン大使館張込みでイラン人3人の尾行レポート/343
イラン大使館終日監視の出入者記録/344

第5章 流出した「テロ対策の全体像」
不審人物(会社)については積極的に事件化せよ――対テロ海空港策(案)/348
サミット警備の対テロ対策No1はイスラム教徒監視/349
テロが起ったら、まずモスクとイラン大使館の終日監視/354
「ネットの「パルトーク」のチャットをチェックせよ」/359
農工大、電通大から留学生名簿を入手し、イスラム教徒数を把握/361
楽天は警察に顧客情報提供確約。ヤフーは拒否。/366
ビズボラ支持者を失業保険不正受給で逮捕/368
テロが起きたら、「2016年東京オリンピック」決定に支障/374
「ネット上の情報収集は手も足も出ないのが実情だ」/376
洞爺湖サミット対策でイラン大使館を恒常的監視下におく/390
徒歩で会場に接近する外国人には声かけ職務質問/391
対テロ課員がパキスタン大使館員と宗教論争して関係険悪化/393
インドネシア・フィリピン・マレーシア人は20~50才の男性のみ監視/396
FBI主催15ヶ国のテロ対策者に2週間講義の内容/400
FBI、CIAと日本警察のテロ対策の違いを知る/418
一泊二日で米軍三沢基地にて爆発物研修/436
「液体窒素を使う爆弾処理は60年代のもの」にびっくり/439

第6章 流出した対FBI等への情報交換データ

前書きなど

 2010年10月28日、ネット上に大量の公安テロ情報が流れた。警視庁公安部外事三課から流出したとされるその情報の中には、極秘であるはずの国際テロ対策に従事する警察官ひとりひとりの住所、氏名、顔写真、電話番号、家族構成から「人質交渉係」など役割にいたるまで、すべてあからさまになる個人情報もふくまれていた。
 流出が事実だと、外事三課の国際テロ対策の方針も行動スケジュールも収集情報も外国情報機関とのやりとりも、丸ごとそっくりネット上で何百万人もの目にさらされていることになる。
 世界史上にも稀有といえる、IT化時代ならではのこの情報機関の大失態に、当局はなすすべを知らない。これら厖大なデータが外事三課から流出したと認めることも否定することもできないでいる。
 本書はこの情報の全データを一冊に収録したものである。当局が確認しないので、この情報がホンモノであるかどうかの判断は読者にまかせるしかない。
 もし、この情報がホンモノであったとすると、二つの大きな問題がそこに浮かびあがってくる。

上記内容は本書刊行時のものです。