書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
スコアメーカー9公式活用ガイド
スキャナも活用して多様な楽譜を簡単に
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年12月
- 書店発売日
- 2014年11月21日
- 登録日
- 2014年10月21日
- 最終更新日
- 2019年12月3日
紹介
本書は、世界でもトップクラスのスキャン認識性能が特徴の楽譜作成ソフト、スコアメーカー9を活用するための公式ガイドブック。
スコアメーカーは、印刷楽譜をスキャナやPDFデータから読み取って、楽譜データにすることができる楽譜作成ソフト。欧文はもちろん、日本語の歌詞の読み込みなどにも対応する高機能を誇っている。本書は、その高機能を引き出し、活用するための方法をガイドしている。操作が簡便な点も特徴的なスコアメーカー9。さまざまな音楽記号を上手に選択して配置したり、配置したものを移動するためのコツ、楽譜の一部分をワープロソフトに貼り付けるなど、実際に楽譜を作り、使う際に戸惑うことのないように、基本から応用までを丁寧に説明した。数種類ある各グレードにも対応している。
この楽譜作成ソフト・スコアメーカーシリーズを発売しているのは、KAWAIピアノで世界的にも有名な河合楽器製作所。同社がオリジナルに開発する純和製ソフトだ。大正琴や二胡、ハーモニカで使われる数字譜も簡単に作れるなど、日本人ならではの楽譜制作も簡単に作成できるように考えられている。そうした特殊な楽譜の作り方についても本書で解説している。
目次
第1章 スキャナで楽譜を読み込もう
■準備
■楽譜をスキャンする
■画像を認識する
■楽譜ファイルを保存する
第2章 スキャン入力で困ったら
■スキャナソフトが起動しない場合
■画像ファイルの管理
■PDFファイルを認識する
■スキャンした画像を修正する
■段落の設定を確認する
■認識オプションを変更する
第3章 楽譜を編集する(1)~音符休符編~
■楽譜編集のためのヒント
■パレットの使い方
■音符(休符)を修正する
第4章 楽譜を編集する(2)~音楽記号編~
■音部記号や調号、拍子記号を変更する
■[記号]パレットから入力する音楽記号
■[発想標語]パレットから入力する
第5章 楽譜を編集する(3)~テキスト編~
■[テキストパレット]と[注釈パレット]
■歌詞
■コードネーム
■リハーサルマーク
■タイトルなどの文字を入力する
■楽譜に注釈を書き込む
第6章 楽譜データの活用術
■楽譜を移調して活用する
■タブ譜に変換して活用する
■数字譜に変換して活用する
■音データに変換して活用する
■パート譜として活用する
■他の楽譜作成ソフトとの連携
■PDFファイルとして活用する
■画像ファイルとして活用する
■印刷して活用する
第7章 楽譜を思いどおりに演奏する
■演奏する基本手順
■音色いろいろ
■テンポいろいろ
■音量のいろいろ
■繰り返しの演奏
■自動伴奏を付けて演奏する
■いろいろな演奏テクニック
第8章 楽譜をレイアウトする
■レイアウトの前に
■[楽譜の設定]画面でレイアウトする
■小節割りを決める
■五線間の距離を決める
■五線を結ぶ括弧
■小節番号の表示
■ページ番号
■ちょっと特殊なレイアウト
第9章 Q&A
索引
版元から一言
長年の実績を積み上げてきた世界最高クラスの楽譜認識性能と、純日本製ソフトならではの使いやすさを持つソフト、それがカワイのスコアメーカー9シリーズです。楽譜作りのためのノウハウを詰め込み、さまざまなジャンルや用途に対応できる豊富な楽譜編集機能を持っていて、一般の音楽愛好家だけでなく、教育現場やパソコンがあまり得意ではない年配の方々にも愛用されています。
そうしたスコアメーカー9を上手に活用するための方法を、基本からちょっとしたテクニックまで、多様に解説したのが本書です。
スキャンだけでなく、PDF化された楽譜データがあれば、それも読み込めます。PDFフォーマットは非常に多様なため、すべてのデータが読み込めるわけではありませんが、データの種類によってはかなり正確に読み取ることができます。本書では、どうすれば上手に読み取れるか、またサンプル楽譜を使ってスキャンの練習をすることもできます。
特徴的な機能としては、数字譜を簡単に作れる機能があります。二胡、ハーモニカはもちろん、臨時記号の扱いが異なる大正琴の数字譜にも対応。トレモロ奏法やフィル・イン(オブリガード)にも対応するなど、こうした楽器を愛用する方には心強い味方です。
本書は、順を追って操作していくことで、それらの特徴的な機能だけでなく、ソフトの全体像が分かるように工夫されています。スコアメーカーの使い方に不安がある方は順を追って、また、慣れた方は索引や目次を活用して、わからないポイントだけをチェックして使っていくこともできます。ソフトと共に活用してください。
本書は、スコアメーカー9シリーズの、スコアメーカー9Pro、スコアメーカー9Std、スコアメーカー9Liteに対応しています。スコアパレット9には対応していませんが、楽譜作成に関する方法は同じですので、スコアメーカー9Liteの項を参考にすることができます。上位3グレードについては、各項目ごとに、それぞれで使うことのできるスコアメーカー9のグレードをマークで表示してあります。
なお、本書の内容については、ソフト開発陣にチェックをしてもらい正確を期しました。
上記内容は本書刊行時のものです。