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「幸せ」の戦後史 菊地 史彦(著) - トランスビュー
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「幸せ」の戦後史

四六判
縦195mm 横140mm 厚さ30mm
419ページ
上製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7987-0136-3
Cコード
C1036
教養 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年4月
書店発売日
登録日
2013年3月18日
最終更新日
2013年4月2日
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書評掲載情報

2013-12-29 朝日新聞
評者: 田中優子(法政大学教授)
2013-06-16 日本経済新聞
評者: 吉見俊哉(東京大学教授)
2013-05-26 東京新聞/中日新聞
評者: 藤井淑禎(立教大学教授)
2013-05-12 朝日新聞
評者: 田中優子(法政大学教授・近世比較文化)

紹介

敗戦から3・11まで、ふり向けばいつも上を向いて歩いてきた。

豊かさと信じたものは、果たして何だったか。
戦後、人は何を求め、生きてきたのか。
家族・自己・労働に焦点を当て、歌、映画、小説から仕事、暮し、性、さらには宗教、アニメまでを題材に、60余年の社会意識の変遷を追う。

目次

序 章 〈社会意識〉とは何か
一 フルサトの歌の変遷
二 社会意識論の方法
三 書き手の身上書
  
  第Ⅰ部 壊れかけた労働社会

第1章リストラがやって来た
一 平成リストラの衝撃
二 締め出されたのは誰か
三 排除の「分割線」
四 後期近代の正体

第2章雇用ポートフォリオの誕生
一 悪名高いレポート
二 柔軟で多様な管理とは
三 ポートフォリオとリスク社会
四 何が失われたのか

第3章職場シンドロームの出現
一 誰のための改革
二 不機嫌で不可解な職場
三 「かなえたい夢」に殺到する
四 自己責任論はどこから

  第Ⅱ部 家族の変容と個の漂流

第1章戦後家族の願いと戦略
一 平等と公平への要求
二 わたしはダボハゼじゃない
三 上昇を拒む娘たち
四 追憶の女、漂泊の男
五 一九六九年のアッパーミドル

第2章虚の国の旅人たち
一 虚実入れ子の物語
二 総中流キャンペーン
三 戦後家族の破綻
四 息子と母のいる世界――エヴァとダブルバインド

第3章「強い個」への欲望
一 なぜオウムに入ったのか
二 転職した男、流れ着いた女
三 世紀末仏教か終末論か
四 ヴァジラヤーナへの期待

  第Ⅲ部 アメリカの夢と影――労働・消費・文芸

第1章日本的経営とは何だったか
一 発見された日本的経営
二 隠され続けた合意
三 QCサークルの光と影
四 柔らかい能力主義

第2章消費社会の仕組みと気分
一 アメリカ消費社会の匂い
二 オートマティックな欲望システム
三 大量生産・大量消費――フォーディズムの夢
四 「消費」と「愛国」
五 飽和の後の光景

第3章村上春樹と対米闘争
一 アメリカニズムの波打ち際
二 呑み込まれたアメリカ
三 滑り落ちた超大国
四 戦後のあとの物語

終 章 「受け入れられない自己」の肖像
一 三人の不遇な自己
二 獄中の自己造形
三 日活アクションの「譲りわたせない自己」
四 女の自己問題へ向かって
五 受け入れられない者への歌
六 「豊かな暮らし」の終わり

エピローグ



FIN

著者プロフィール

菊地 史彦  (キクチ フミヒコ)  (

[著者]菊地史彦(きくち ふみひこ)
1952年、東京生まれ。76年、慶應義塾大学文学部卒業。同年、筑摩書房入社。89年、同社を退社。編集工学研究所などを経て、99年、ケイズワークを設立し、企業の組織課題やコミュニケーション戦略を中心にコンサルティング活動を行なう。現在、株式会社ケイズワーク代表取締役。国際大学グローバル・コミュニケーションセンター客員研究員。著書に『情報文化の学校――ネットワーク社会のルール・ロール・ツール』(共著、NTT出版、1989)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。