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在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
ジャパニーズ・アメリカ
移民文学・出版文学・収容所
A5判
392ページ
上製
定価
4,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年2月
- 書店発売日
- 2014年2月20日
- 登録日
- 2014年1月23日
- 最終更新日
- 2014年12月26日
書評掲載情報
2020-09-26 |
毎日新聞
朝刊 評者: 張競(比較文学者) |
2014-08-10 |
毎日新聞
評者: 若島正(京都大学教授・米文学) |
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紹介
国境を越えて生きるとはどういう体験か?
明治初期から始まったアメリカへの移民は、黄禍論の影響もあり、一九二四年の排日移民法で全面禁止されました。そして日米開戦とともに、日系人は「敵」として強制収容所に入れられました。そのような苦難のなかでも人々は書物、文学を手放すことはありませんでした。むしろ文学が生きるよすがだったのかもしれません。漱石『猫』のパロディ本、有島『或る女のグリンプス』と写真花嫁の話、アメリカ西海岸で活躍した翁久允やハワイ出身の二世作家・中島直人など、今では忘れられた日系移民の文学を掘り起こし、アメリカで刊行された日本語の新聞・雑誌、日本人町に花開いた五車堂などの書店文化の盛況にも言及します。「日系アメリカ移民」という日本とアメリカの文化の狭間で生き、歴史のうねりに引き裂かれた人たちの経験と苦悩を、文学と出版をとおして描出する気鋭の力作です。著者は名古屋大学准教授。
上記内容は本書刊行時のものです。