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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
精神疾患言説の歴史社会学
「心の病」はなぜ流行するのか
A5判
520ページ
上製
定価
5,200円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2013年3月
- 書店発売日
- 2013年4月1日
- 登録日
- 2013年3月13日
- 最終更新日
- 2022年7月29日
紹介
◆現代の「うつ病」流行にも示唆
ノイローゼ、うつ病などの「心の病」(精神疾患)には、あきらかに「流行」
があります。日露戦争前後に「神経衰弱」「ヒステリー」がはやり、大正期に
は「外傷性神経症」が現われ、第二次大戦後には「ノイローゼ」が大流行しま
した。このような流行はどのように発生し、流布したのでしょうか。日本近現
代の精神疾患についての言説を、『朝日新聞』『讀賣新聞』などの記事(生活
相談など)のなかにたどり、専門家集団(帝大を頂点とする精神医学者)、マ
スメディア(大衆紙)、患者の三者のダイナミズムをとおして形成される「流
行」が個人と社会・時代の関係の表現(社会認識)であること、そして精神疾
患(言説)の歴史をさぐることは「社会の境界(ゆらぎ)」を明らかにするこ
とであるという魅力的な主張が展開されます。気鋭の力作評論です。
上記内容は本書刊行時のものです。