.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
富豪の時代
実業エリートと近代日本
A5判
304ページ
定価
3,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2007年10月
- 書店発売日
- 2007年10月1日
- 登録日
- 2010年5月28日
- 最終更新日
- 2010年5月28日
紹介
近年、富裕層に対する関心が高まり、テレビやネットでは「セレブ」への視線が飛び交っています。ところがこういう現象は、現代に限ったことではないようです。時代を遡っても、お金持ちは「長者」あるいは「成金」などと呼ばれて、番付がつくられ、巷には憧れ・羨み/侮り・蔑みが渦巻いていました。また、今とかわらず、新聞雑誌が覗き見趣味の熱を煽っては、誹謗中傷の矢を射てもいました。本書は、明治・大正期の富豪たちを等身大で生々しく描き、彼らと社会のダイナミックな絡み合いを読み解いて、おのずから今日という時代をも映し出します。気鋭の歴史社会学者が大胆にも挑む、小説より奇なるドラマティック・ソシオロジーの冒険!
目次
◆目 次◆
序 論
第Ⅰ部 富裕層への視線
第一章 人名録の思想
第二章 資産家番付の思想
第三章 上流階級イメージの変容
第Ⅱ部 エリート実業家の文化的動向
第四章 財界人の叙爵と婚姻戦略
第五章 実業家文化の戦略と形式
第六章 安田善次郎の文化戦略
第Ⅲ部 「道徳的実業家」の偶像化プロセス
第七章 「実業界」という表象
第八章 理想的実業家像の形成
第九章 実業家の言説空間
結 論
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。