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台湾ジャニーズファン研究 陳怡禎(著) - 青弓社
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台湾ジャニーズファン研究 (タイワンジャニーズファンケンキュウ)

社会一般
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
重さ 300g
202ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7872-3370-7   COPY
ISBN 13
9784787233707   COPY
ISBN 10h
4-7872-3370-X   COPY
ISBN 10
478723370X   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2014年2月
書店発売日
登録日
2013年12月13日
最終更新日
2020年3月25日
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書評掲載情報

2016-10-09 日本経済新聞  朝刊
評者: 難波功士(関西学院大学教授)
2014-04-27 朝日新聞
2014-03-09 日本経済新聞
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紹介

台湾の哈日族などの基礎知識を押さえたうえで、女性ファンへのインタビューからジャニファンの活動やコミュニケーションの具体を明らかにする。ファンがアイドルを介して女性同士の友情や親密圏をどう構築するかをフィールドワークから照らすファン文化論。

目次

序章 「哈日」する台湾女性

第1章 台湾のファン文化
 1 台湾でのアイドル消費の前史
 2 台湾のジャニーズブームの実像
 3 台湾におけるほかのファン文化の考察

第2章 ジャニーズファンの日常
 1 時間軸から見るジャニーズファンの日常
 2 空間軸から見るジャニーズファンの日常
 3 社会的関係の軸から見るジャニーズファンの日常

第3章 ファンたちが求めるジャニーズアイドルの関係性構図
 1 「異性」のアイドルへの非性的な見方――ジャニーズアイドルはかわいい
 2 ジャニーズアイドルに求める「仲の良さ」――ジャニーズアイドルを通して構築する友情の構図
 3 友情の延長線にあるアイドルのカップリングゲーム――「J禁」から見るファンによる関係性の構築と消費

第4章 ファン同士の関係性――女性たちの友情の求め方
 1 ファンコミュニティーの形成――同担の集結
 2 変容していく女性の親密圏

第5章 男性アイドルの「友情」を媒介につながる女性たち

あとがき

前書きなど

1990年代以降、日本文化を積極的に消費して楽しむ「哈日族」と呼ばれる若者たちが台頭したこともあり、ジャニーズは特に2000年代に入ってから、台湾に積極的に進出し、現地のファンを熱狂させてきた。
台湾のファン文化の基礎知識を押さえたうえで、ジャニーズファンに多い20代・30代の女性のなかから13人にインタビューし、ファン活動の実態と生活内での位置づけ、ウェブを使った情報収集、ショップやカフェでのコミュニティー形成、ファン同士の交流をリアルに描き出して、「趣味縁」に基づいた親密圏の成立過程を丁寧にたどる。
それらを通じて、台湾のジャニファンは「担当」するアイドル同士の関係性――たとえば「仲の良さ」などを自分なりに読み込むという独特の消費スタイルをもっていることを明らかにする。加えて、ファンが読み込むアイドル同士の友情や親密性が、そのファンコミュニティーの友情や親密性にも同期され、上書きされるという独自の性格があることも浮き彫りにする。
台湾の女性ジャニファンが、アイドルを介して女性同士の共同体・親密圏をどう構築するかをフィールドワークから描くファン文化論。

著者プロフィール

陳怡禎  (チンイテイ)  (

1983年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程。専攻はファン研究・ジェンダー研究。

上記内容は本書刊行時のものです。