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スリ アレクサンダー・アドリオン(著) - 青弓社
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スリ (スリ) その技術と生活

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発行:青弓社
四六判
208ページ
上製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-3101-7   COPY
ISBN 13
9784787231017   COPY
ISBN 10h
4-7872-3101-4   COPY
ISBN 10
4787231014   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
1995年3月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2011年7月4日
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紹介

しなやかに指をあやつり、他人のポケットをさぐる地下世界の職人たち──。伝説的なスリのエピソードや、スリ養成所のレッスン法、磨きあげられた手口の数々を紹介し、スリたちのテクニックと素顔を生き生きと描く。感嘆長大息の一冊。

目次

プロローグ 私がスリに興味を持ったわけ1 昔気質のスリ 伝説に彩られたスリ、ジョン・ドーソン/「黄金の手」ミミ・ルプリーユジョン・ラーニー、またの名を「マッチ売りの少女モリー」/「レディ・フィンガー」──ブロードウェイが彼女の舞台/ラステッリほどの人物からは盗めない/「はさみ」/スリは手が命/キルケゴールの「大盗賊」2 喝采なき名演奏家 エリザベート・ガスナー、またの名を「黒いリーザ」/「プリンス・オブ・ピックポケット」ジョージ・バリントン/エリザベス・ウェスト/マーガレット・マーフィー/ソフィー・ライアンズ/ルイス・フィンケルシュタイン/エミーリエ・ケムナート/アンゲリッロという芸名で呼ばれたスリ/メイベル・フィンチ/「ポストマン」と呼ばれたスリ/スタニスラウス・クラスニク/小林ミドリ/懲りないスリたち3 鈴をつけた人形で修行する ミスター・ウォットンのスリ学校/カルトゥーシュのマネキン/サフランヒルのフェイギン・スリ養成所/マダム・マンデルバウム学院/立派で礼儀をわきまえたマドリッド学院出身者/レムベルク出身のエリート/ヴァリャドリード出身のエリートたち/メキシコの集中コース/ボゴタの「十の鈴」学校/スリ養成所は世界中にある4 いかにして注意を逸らすか ぶつかり役・引き抜き役・ガード役──三人一組の連携プレー/見ろよ、これが俺の今日の獲物だ/大盗賊の巣窟があなたを招く/有望な機会/万国博覧会に集合/赤ん坊を小道具に使った女スリ/ローマ法王が外遊の準備をすると,スリも旅支度をする/スリは自ら機会を作る/アイキャッチャー・ピンキー/ナポリのソフトな恐喝/銀行の客/窃盗の解剖学5 狙った獲物に近づく 古来からの原始的なやり方──衝突/旧知を装う/被害者は踏んだり蹴ったり──故意に人の衣服を汚す/花を小道具に使う/酔客を介抱する/酔っぱらいを装う/見せかけの格闘/ニセ牧師/厚紙の看板を使う/同情の罠/値段を聞く/回転ドアで獲物をつかむ/タバコの火を借りる/鍵を探す/古いやり口6 駅はスリの活躍の場 乗車する客を狙う/目線は語る/眠らせてごっそり盗む/風船を飛ばす/メトロ──スリの祭り/ジョルジュ・シムノン──パリのメトロにスリを追う/安全の守護天使たち/内ポケットから盗む名人芸/ニューヨークのバスでのできごと/浮気がばれた/大空港には獲物がいっぱい/世界新記録/早すぎるデビュー7 目だたぬように目を光らせる──スリ捜査官の仕事 ハンブルク・スリ会議/スリも一目置く敏腕刑事/理想的な捜査官/「元帥」と呼ばれた刑事/机に向かっていてはスリは捕まえられない/スリの見分け方/盗む相手を間違えた/おとりを演じる/予期せぬ再会/あべこべ/アウグスト・ブフナーと「彼の天使たち」/世界を股にかけた二人8 それは誰にでも起こり得る ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクのロンドンでの体験/エルサレムを訪れた新約聖書学者の体験/スタンダールの歳の市での体験/アーヘン大聖堂で災難に遭った外交官の体験/ローマ古道具市を訪れた司書の体験/ブルックナー涙を流す/名人たらんとするものは、早くから修行を始める/数学者のスペイン旅行/時計の盗難にもあわてず騒がず──マックス・ブロートの体験/ベルリンのデパートでのグラフィックデザイナーの体験/「大事なのは人生の計画を変更しないこと」──ウラディミール・マヤコフスキーの体験/ボンベイのトム・ケネディ神父/インターシティ特急に乗った鉄道警察官/パリのクリスマスイブ/すばらしい解決策/スリは人間通9 スリから身を守る法 防衛手段/怪しげな連中の群れ/実用的アクセサリーとしての安全ピン/「スリにご注意」/警戒しながら祈れ/リュシアン・ギトリと年輩の婦人/ズボンの後ろのポケットに現金を入れるのはセルフサービスへの招待/札入れに紐をつける/老スリの自衛策/備えあれば憂いなし10 スリの凶悪化 ひったくり/スリの親父は死んだ/背広やハンドバックを刃物で切り裂く/被害者に対する同情と犯人に対する激しい怒り/モスクワの夜──目薬にご用心/ナポリよりひどいパリ/シャンゼリゼ通りはスリのたまり場/滑って転んで/バルセロナの現状/スリのエルドラド(黄金郷)、ベルリン/準備万端──巡業スリ11 スリ笑話集 ご注文に応じます/割に合わない交換/アレクサンダー・ローダ・ローダの小咄/警戒怠りない法の番人の目/時計を盗まれた神父/ついてない話/当意即妙/立派な振る舞い/尊敬のしるし/すばらしい指令/へらず口/立派な前歴/補習を要す/スリの州12 舞台の上ではスリはヒーロー 映画に登場するスリ/スリ映画の古典的傑作──ロベール・ブレッソンの「スリ」/大爆笑──ピックポケット・ショー/ジョヴァンニ──チャーチルとお近づきになったスリ/パパ・バンベルクの汽車の旅/安全鎖の甲斐もなく時計がシャンデリアからぶらさがった話/ジョー・グリマルディ──笑いの渦/スリの心配のなかったリヒャルト・ヴァーグナー13 三番目に重い罪 「人だかりが大きければ大きいほど、スリの希望はふくらむ」/スリの避難所/三番目に重い罪/魔法による犯人探し/悪魔に憑かれた少女の炯眼/見せ物にされたスリ/ベルリンのスリ/ユニークな隠匿場所/良心の呵責/犬を共犯者に仕立てる/貴族たちの気晴らし/王の密かな楽しみ/太陽王、スリの共犯となる/上流社会/ローマの上品な泥棒/フラッシングでは時計を盗むな/スリが「大砲」と呼ばれるわけ/この世とはそういうものだ/終わりに──安心して滞在できる場所エピローグ 過去が私に追いついてくる──現在のロンドン感謝の辞出典/参考文献

著者プロフィール

アレクサンダー・アドリオン  (アドリオン,アレクサンダー)  (

1923年生まれ。大学では哲学及び心理学を専攻。1950年以来マジックを本業とする。「イリュージョン・マジックショー」の公演のよって国際的に高い評価を得た。マジックの歴史、東洋のマジック、錯覚の心理学の研究者でもある。数冊の著書があり、また新聞への寄稿、ラジオ、テレビへの出演も多数。

赤根 洋子  (アカネ ヨウコ)  (

1958年生まれ。早稲田大学大学院修士課程(ドイツ文学科)修了。ドイツ語翻訳家。

上記内容は本書刊行時のものです。