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「創られた伝統」と生きる 金賢貞(著) - 青弓社
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「創られた伝統」と生きる 地方社会のアイデンティティー

発行:青弓社
A5判
縦216mm 横155mm 厚さ22mm
重さ 500g
280ページ
上製
定価 5,400円+税
ISBN
978-4-7872-2052-3
Cコード
C0039
一般 単行本 民族・風習
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2013年9月
書店発売日
登録日
2013年7月24日
最終更新日
2020年3月2日
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紹介

茨城県の石岡の祭りに着目して、フィールドワークや聞き書きをもとに、商都から伝統の都へと移りゆくなかで積み重ねられる人々の協同と軋轢、そこから生まれる柔軟なローカル・アイデンティティーの実態に迫る。伝統と生きる日常実践を描く民俗学の成果。

目次

序 章 地方文化から地方社会を考える
 1 フィールドとの出合い
 2 伝統という信念
 3 都市祭礼という視座
 4 ローカル・アイデンティティー
 5 本書の構成

第1章 地方社会と近代化
 1 茨城県石岡市
 2 国府のまち「府中石岡」
 3 近代とまちの変貌
 4 歴史のまちへ
 5 「歴史」を客体化する

第2章 昭和の郷土運動と郷土像の形成
 1 「歴史の里」石岡
 2 石岡史蹟保存会
 3 石岡史蹟保存会と顕彰・保存運動
 4 郷土と郷土史家たち
 5 受け継がれる郷土像

第3章 無形民俗文化財と新たな民俗芸能の創出
 1 文化財指定制度と民俗芸能研究
 2 無形民俗文化財・石岡ばやし
 3 石岡ばやしの誕生
 4 文化財は人を格付けする
 5 文化的パフォーマンスとしての民俗芸能
 6 石岡ばやしが意味すること

第4章 地域史としての都市祭礼
 1 都市祭礼の宗教性を支える
 2 近代以前の常陸國總社宮大祭
 3 近代と常陸國總社宮大祭――氏子のまつり
 4 石岡のおまつりの誕生――市民のまつり
 5 問われる「あり方」
 6 都市祭礼の弁証法

第5章 都市祭礼のレーゾンデートル
 1 常陸國總社宮大祭=石岡のおまつりの参加構造
 2 常陸國總社宮大祭の年番町になる――青木町を通して
 3 石岡のおまつりの非年番町になる――小川道町を通して
 4 都市祭礼の担い手たち

終 章 現代日本社会のローカル・アイデンティティー
 1 「伝統化」のロジック
 2 外部世界とのコミュニケーションツールとしての都市祭礼
 3 周縁化する地方社会を語る

参考文献

あとがき

著者プロフィール

金賢貞  (キムヒョンジョン)  (

1976年、韓国ソウル市生まれ。2007年、筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻修了。文学博士。現在、東北大学東北アジア研究センター助教。専攻は民俗学、研究分野は祝祭・儀礼文化論、地域社会論、文化政策・制度論。共著に『世界遺産時代の民俗学』(風響社、2013年)、『日本文化事典』(図書出版문、2010年)、論文に「「近代文化都市」韓国群山市の負の遺産とまちづくり」(「日本民俗学」第269号、2012年)、「民俗学的 ‘伝承’의 理解와 메커니즘」(「韓国民俗学」第50輯、2009年)、“The Importance of Communities being able to Provide Venues for Folk Performances and the Effect”(International Journal of Intangible Heritage, vol.3, 2008)など。

上記内容は本書刊行時のものです。