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トロツキーと戦前の日本 森田成也(著/文) - 社会評論社
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トロツキーと戦前の日本 (トロツキートセンゼンノニホン)

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発行:社会評論社
A5判
312ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7845-1894-4   COPY
ISBN 13
9784784518944   COPY
ISBN 10h
4-7845-1894-0   COPY
ISBN 10
4784518940   COPY
出版者記号
7845   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年8月9日
最終更新日
2022年8月16日
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紹介

知られざる戦前日本のトロツキー

「トロツキーの思想はさまざまな形で日本の知識人に影響を与えたし、あるいはトロツキーの動向は途絶えることなく日本の知識人やジャーナリストの関心の対象であった。
 とくに彼の文学論や日常生活論は、1920年代後半に一種のブームにさえなったし1924~27年の党内論争に対しては左翼の狭いサークルを越えた関心を日本の知識人の間に掻き立てた。
 トロツキーが流刑や国外追放の憂き目に遭ってからも、彼の著作や論文は、太平洋戦争が勃発する直前まで、日本で翻訳され続け、議論され続けた。
 とくに、ソ連のモスクワ裁判や赤軍粛清事件で全世界が揺れた1936~38年には、トロツキーは日本の雑誌で最もその名前が言及される人物にさえなった。左右問わず多くの知識人たちが、モスクワ裁判とその真相をめぐって、トロツキーの陰謀の有無、スターリンとの長年の相克、スターリンの企図について、文字通り口角泡を飛ばして激しく論じ合った。」以上、本文より

目次

第1章 戦前日本におけるトロツキーとマルクス主義
第2章 トロツキーの日本論―日露戦争から「田中メモ」まで
第3章 トロツキーと会った日本人たち―ニューヨーク時代から日本亡命計画まで
第4章 日本人はモスクワ裁判をどう見たか
第5章 『現代新聞批判』における延島英一のモスクワ裁判批判
第6章 戦前日本におけるマルクス主義翻訳文献の歴史―その発展と衰退
 付録1>>>戦前日本におけるトロツキー文献目録
 付録2>>>トロツキー「『日常生活の諸問題』日本語版序文」

著者プロフィール

森田成也  (モリタセイヤ)  (著/文

著作に『家事労働とマルクス剰余価値論』桜井書店、『新編マルクス経済学再入門 上下』『マルクス剰余価値論形成史』『ヘゲモニーと永続革命』以上、社会評論社、『「資本論」とロシア革命』柘植書房新社、ほか。翻訳書にデヴィット・ハーヴェイ著『新自由主義』『<資本論>入門』『反乱する都市』いずれも作品社(共訳)など。

上記内容は本書刊行時のものです。