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櫛田民蔵 マルクス探求の生涯 石河康国(著) - 社会評論社
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櫛田民蔵 マルクス探求の生涯 (クシダタミゾウマルクスタンキュウノショウガイ)

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発行:社会評論社
A5判
256ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7845-1877-7   COPY
ISBN 13
9784784518777   COPY
ISBN 10h
4-7845-1877-0   COPY
ISBN 10
4784518770   COPY
出版者記号
7845   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年3月5日
最終更新日
2021年3月5日
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紹介

マルクスへの道を泥臭く歩み続けた壮絶な生涯をひも解く。


櫛田民蔵(一八八五~一九三四)は、日本におけるマルクス経済学の開拓者である。その史的唯物論の探究は河上肇を瞠目させ、大内兵衛をして業績を後世に伝えさせた。

ブルジョア経済学との論争の火ぶたを切ったのは民蔵である。小泉信三など最先端の面々を、ほとんど一人で相手取って価値論争を展開した。戦線は河上肇の「価値人類犠牲説批判」から、地代・小作料をめぐって野呂栄太郎らへと拡大した。

櫛田民蔵が人々を惹きつけてやまないのは、マルクスへの道を泥臭く歩み続けたその人生である。一向に洗練されず、おもねらず、いわき地方の濃厚な土の匂いを感じさせ、マルクスと格闘した男の壮絶な最期を、長谷川如是閑は「学徒としての殉職」と称した。

目次

主要目次
第1章 彷徨せる若者 
第2章 社会政策のゆりかごの中で 
第3章 古典派経済学とマルクス経済学 
第4章 『共産党宣言』と唯物史観に着目 
第5章 河上肇の胸を借りて 
第6章 唯物史観に沈潜 
第7章 河上肇を越えて
第8章 マルクス派の分化のなかで 
第9章 価値論争 
第10章 河上肇との緊張と別れ 
第11章 地代論争・小作料論争
第12章 早逝と定まる「値打ち」 

著者プロフィール

石河康国  (イシコヤスクニ)  (

著書に『労農派マルクス主義 理論・ひと・歴史』(上・下巻)『マルクスを日本で育てた人 評伝・山川均』(1・2巻)『向坂逸郎評伝』(上・下巻)など多数ある。

上記内容は本書刊行時のものです。