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周恩来の足跡
中国を救い世界を魅了した生涯
発行:社会評論社
A5判
376ページ
定価
3,400円+税
- 初版年月日
- 2023年7月31日
- 書店発売日
- 2023年8月11日
- 登録日
- 2023年7月13日
- 最終更新日
- 2023年12月26日
紹介
中国人民の周恩来への敬慕の念の強さを感じさせる伝記の翻訳。その生涯を政治、軍事、外交、統一戦線、運輸、文芸、そして夫婦、同志の愛情など103の独立したエピソードで構成。関心の赴くまま人物像を追ううちに、多角的・具体的に浮かび上がらせる。本書には240余の人名索引を収録。
原書は中国共産党創建100周年に刊行された『周恩来伝略』。執筆者たちは、中共中央文献研究室(現在 中共中央党史と文献研究院)の勤務経験者で、一次資料の閲覧や当事者等への聞き取り作業を行うなど、その執筆内容は信憑性と迫真性が高い。
「昨今の日本政府はアメリカ産の「中国脅威論」に毒され、かつての侵略戦争を反省し、子々孫々仲良く付き合おうと呼びかけた「日中共同声明」の精神を忘れている。どうすればこうした事実に合わない中国認識を改めさせることができるだろうか――。
周恩来は78年間の生涯において中国共産党人として57年、そのうちの大半を党の最高指導層の一人として活動した。建国後、総理として26年。彼ほど長期に渡って党と政府の中枢で活動した人物はいない。毛沢東を最高指導者として見いだしたのは周恩来だが、毛沢東が文化大革命の発動という重大な過ちを犯したが、彼と一線を画すという対応はせず、あえて動乱「地獄」に入っていった。林彪や江青に党と政府の指導権を奪われないよう、知恵と勇気を発揮して巧妙に戦った。苦労の連続で自分の命を縮めてしまったが、毛沢東の死後、江青一味は逮捕され、周恩来の遺志を受け継いだ鄧小平により中国は改革開放の道を歩み出す。」(監訳者)
上記内容は本書刊行時のものです。