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税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論Ⅱ 基礎完成編【2020年度版】
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2019年9月14日
- 書店発売日
- 2019年9月13日
- 登録日
- 2019年7月16日
- 最終更新日
- 2020年10月19日
紹介
1)本書はネットスクールの税理士講座で使用している教科書です。
教科書は「基礎導入編」「基礎完成編」「応用編」の3冊で構成されており、
本書はその2冊目となる「基礎完成編」です。
2)税理士試験科目のうち、
会計科目の簿記論と財務諸表論はその約50%の内容が重複しています。
そのため本書は簿記論と財務諸表論を同時に学習できるような
「簿財一体型」の教科書となっています。
3)「基礎完成編」で主に取り上げられているテーマは
「税効果会計」「リース会計」「減損会計」「退職給付会計」
「社債」「純資産会計」「外貨換算会計」などです。
本試験で頻繁に出題されている重要論点が収録されています。
4)イラストによる解説、重要度ランキング、豊富な設例など、
学習しやすいように工夫された教科書となっています。
5)別冊の「問題集・基礎完成編」と完全対応しています。
教科書の学習と合わせて、問題集の問題を解くようにすれば学習効果が高まります。
目次
簿財一体型の学習法
本書の構成・特長
WEB講座講師からの学習アドバイス
2020年度試験向け 税理士講座 簿記論・財務諸表論日程表
税理士資格を目指す魅力
試験概要
本書で使用する略語や記号について
Chapter 1 法人税等・租税公課
Section 1 法人税等
Section 2 事業税と外形標準課税制度
Section 3 その他の税金(租税公課)
Chapter 2 税効果会計
Section 1 税効果会計の概要
Section 2 会計上と税務上の差異
Section 3 将来減算一時差異
Section 4 将来加算一時差異
Section 5 その他有価証券の税効果会計
Section 6 税効果会計の出題
Section 7 表示と注記事項
Section 8 法定実効税率
Chapter 3 消費税
Section 1 消費税とは
Section 2 消費税の会計処理
Chapter 4 リース会計
Section 1 リース取引の概要
Section 2 ファイナンス・リース取引
Section 3 オペレーティング・リース取引
Chapter 5 減損会計
Section 1 減損会計の必要性と基本的考え方
Section 2 減損会計の流れと会計処理方法
Section 3 資産のグルーピング
Chapter 6 退職給付会計
Section 1 退職給付会計の概要と基礎知識
Section 2 退職給付会計の各項目
Section 3 退職給付にかかる会計処理
Section 4 勘定連絡図とワークシート
Section 5 差異の会計処理
Section 6 その他の論点
Chapter 7 引当金
Section 1 引当金
Chapter 8 社債
Section 1 社債の一連の処理
Section 2 社債の買入償還
Chapter 9 純資産会計
Section 1 純資産会計の基礎知識
Section 2 株主資本項目の変動
Section 3 自己株式
Section 4 新株予約権
Section 5 新株予約権付社債
Section 6 純資産に関する注記
Chapter 10 繰延資産
Section 1 繰延資産の会計処理
Chapter 11 外貨換算会計
Section 1 外貨建取引の概要
Section 2 為替予約
Section 3 外貨建有価証券の評価
Chapter 12 棚卸資産
Section 1 売価還元法
Chapter 13 金融商品
Section 1 保有目的区分の変更
Section 2 株式配当金の処理
Section 3 新株予約権の取得者側の処理
Section 4 その他の金融商品
索引
前書きなど
簿記論と財務諸表論は同時に学ぼう!
本書を手にしたみなさんにとって大切なことは
「まずは、いかにして税理士試験の会計科目(簿記論、財務諸表論)に合格していくか」
ということではないでしょうか。
そこで、認識しておきたいのが、次の状況です。
・ 簿記論はほぼ100%計算問題であり、
財務諸表論では50%が計算問題、残りの50%が理論問題で出題され、
計算問題の内容は簿記論と財務諸表論で差がないこと
・ 計算問題を解くにも、理論的な背景(財務諸表論の理論部分)が
わかっている方が有利なこと
・ 学習する際にも理論と計算を平行した方が頭には入りやすいこと
・ 近年の簿記論の問題が難化していること(合格率は毎回、10数%で安定)
・ 財務諸表論の合格率は、平均すると20%程度と高いこと
・ 仮に簿記論を落としても、財務諸表論さえ合格していれば、
学習量的にみて税法に進めること
これらの状況を勘案すると、
簿記論と財務諸表論は絶対に同時に学習した方がいい。
1つのミスをしたかどうかで合否が入れ替わってしまう(ほど合格ラインが低い)
簿記論の試験だけのために、
1年かけて学習するのはリスクが大きすぎる。
このような判断から、
簿記論・財務諸表論一体型の教科書及び問題集になっています。
さらに、本書はネットスクールが提供する
Web講座の採用教材にもなっていますので、
独学で学習する方が授業を聴きたいと思ったときにも
無駄なく活用いただけます。
また本書は、日商簿記2級の学習経験者がスムーズに学習し、
合格してもらうために作られた本ですので、
日商簿記2級の復習からはじまり、
本試験のレベルまでを収載しています。
状況は我々が整えます。
みなさんは、この本で勇気を持って始め、本気で学んでください。
そうすれば、みなさん自身ばかりではなく、
みなさんの周りの人たちをも幸せにできる、そんな人生が開けてきます。
さあ、この一歩、いま踏み出しましょう!
ネットスクール株式会社
代表 桑原 知之
上記内容は本書刊行時のものです。