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日商簿記2級の後に学んでおきたい12の知識 中村 雄行(著/文) - ネットスクール出版
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日商簿記2級の後に学んでおきたい12の知識 (ニッショウボキニキュウノアトニマナンデオキタイジュウニノチシキ)

資格・試験
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ13mm
320ページ
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-7810-0254-5   COPY
ISBN 13
9784781002545   COPY
ISBN 10h
4-7810-0254-4   COPY
ISBN 10
4781002544   COPY
出版者記号
7810   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年6月15日
書店発売日
登録日
2019年4月5日
最終更新日
2020年2月14日
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紹介

①日商簿記2級を学んだ知識をさらに実務に役立てるために、日商簿記1級で使える知識をこの1冊に集約しました。
新聞などでも話題の資産評価としての「減損会計」や第三の財務諸表と呼ばれている「キャッシュ・フロー計算書」、提案書の作成などでもライバルと差をつける「意思決定」や「予算編成・予算統制」など充実した内容となっています。
日商簿記1級までは考えていないという方に“せっかく2級まで学んできたので知っておいて欲しい知識”として必要最低限の内容を抜粋し1級初学者向けに分かりやすく解説しております。

②取引をイメージしやすくイラストで解説し、具体例を織り交ぜ理解度を深めています。さらに「チャレンジ問題」で知識の定着を計っているので安心して学ぶことが出来ます。

③YouTubeで解説動画を一部配信!
日商簿記1級のエキスパート講師が分かりやすく動画で解説しています!

目次

この本を手にとった方へ
本書の構成
イントロダクション

Chapter1
商業簿記で学んでおきたい7つの知識
  ❶商業簿記と会計学
  ❷実務に役立つ7つの知識とは

Chapter2
資産を評価する - 債権
  ❶貸倒引当金を算定する

Chapter3
資産を評価する- 有価証券
  ❶有価証券を分類する
  ❷保有目的ごとに評価する
  ❸有価証券の減損とは

Chapter4
資産を評価する- 減損会計
  ❶有形固定資産 評価のポイント
  ❷有形固定資産の減損とは
  ❸のれんの減損

Chapter5
負債を認識する- 資産除去債務
  ❶資産除去債務を認識する

Chapter6
純資産を認識する
  ❶純資産の基礎を学ぶ
  ❷株主資本の変動
  ❸自己株式とは

Chapter7
包括利益とは
  ❶包括利益とは

Chapter8
キャッシュ・フロー計算書を知る
  ❶キャッシュ・フロー計算書

Chapter9
工業簿記で学んでおきたい5つの知識
  ❶工業簿記と原価計算
  ❷原価計算の目的と分類
  ❸実務に役立つ 5 つの知識とは

Chapter10
意思決定する-業務執行的
  ❶管理会計を学ぶ
  ❷意思決定会計とは
  ❸注文引受の可否
  ❹部品の内製・購入

Chapter11
意思決定する-設備投資
  ❶設備投資の意思決定
  ❷設備投資案の評価方法
  ❸法人税とタックスシールド
  ❹新規投資
  ❺自動化投資
  ❻取替投資

Chapter12
短期利益計画としてのCVP分析
  ❶ CVP 分析を学ぶ
  ❷製品が1種類だけのCVP分析
  ❸製品が2種類以上のCVP分析

Chapter13
予算編成と予算統制をする
  ❶予算編成を学ぶ
  ❷予定財務諸表の作成
  ❸予定実績差異の分析

Chapter14
新しい原価管理の手法を考える
  ❶戦略的原価計算
  ❷ライフサイクル・コスティング
  ❸品質原価計算

さくいん

前書きなど

 2 級を学習してきたなら 1 級の世界を学ぶことができるのに、そこで立ち止まるなんてもったいない、と常日頃から思っています。しかし、昨今の日商簿記 2 級の試験は難化が進み、1 級まで受験しようとする時間や体力を奪ってしまっているのが現状です。
 日商簿記は 1 級からが “実務に役立つまわりを幸せにできる知識” を得られるのに、そのチャンスを逃している方が大半で、この状況を少しでも覆したいとの想いで本書を作成しました。
 本書は「サクッとうかる日商 1 級テキスト」の中から実務に役立つ内容を厳選し、読みやすく編集したものになります。
 さて、その厳選した 12 の項目とはどのようなものがあるかを大まかに紹介していきましょう。

1.今日の1万円と明日の1万円では価値が違う!(⇒Chapter2)
お金の価値は変わるもの。では、どのように変わって、いくらになるのか。
この感覚は日常生活にも役立ちます。

2.2 級で学んだ償却原価法は簡便過ぎる!?(⇒ Chapter 3)
定額法での償却は、実は簡便法。正確な利息の計算を身に付ける事で、ローンの仕組みまで理解できます。

3.固定資産は、ある日突然価値が減る!(⇒ Chapter 4)
固定資産の価値は、収益を生まなくなると一挙に下がる。このロジックを理解しておきましょう。M&A の危険性がわかります。

4.環境問題を考える!(⇒ Chapter 5)
有形固定資産を取得した時点で、廃棄に係る負債を認識します。次の世代に引き継ぐためにも、環境問題は重要です。企業が負うそんな義務も、簿記で明らかにしていきます。

5.純資産の扱いを間違えば大問題!?(⇒ Chapter 6)
粉飾決算や利益隠蔽問題で、度々ニュースになるのが純資産の会計処理。
自社株の保有が出来る時代だからこそ、正確な知識が求められます。

6.包括利益で含み損が明らかに!(⇒ Chapter 7)
提携関係にある企業の株の評価損も認識し、含み損が損益計算に含まれる。
国際的な利益の概念では当期純利益が最終利益ではないのです。

7.成長企業は投資活動が鍵となる!(⇒ Chapter 8)
無理の無い資金調達で投資が行われているのか。資金繰りは、隠しようのない企業の状況を表します。黒字倒産の状況まで把握できる財務諸表を学びます。

8. 量販店で買うのとネットで買うのは、どっちが得? (⇒ Chapter10)
ここで学ぶ考え方を身に付ければ、給料アップに繋がる提案書も書ける!

9. 安いが電気代がかかる冷蔵庫と高いが省エネの冷蔵庫、どっちが得?
  (⇒ Chapter11)
生活に役立つだけでなく、会社の役職が変わる提案書が作成できるようになると、長い人生、随分と得するだけでなく、まわりも幸せにできます。

10.製品が2種類以上のCVP分析。さあ、どうする?(⇒Chapter12)
2 種類になったらお手上げ、では 2 級の称号が泣く。営業職はもちろんのこと、いろんな職種に求められる知識です。

11. 予算を立てられる人は企業にとって欠かすことで出来ない人材!
  (⇒ Chapter13)
予算を立てるには手順がある。この手順を知っていれば 2 級の力で十分に予算が立てられます。

12.品質を上げれば原価が膨らむ。これが悩みどころ!
  (⇒ Chapter14)
オーバークオリティで原価が上がり、そのために売れない。適正価格と高品質を保つためのバランスとは……? etc.

 実務に役立つ日商簿記 1 級の内容を 1 冊で手にすることが出来るのです。
 また、私が、本書の内容にプラスアルファの知識を加え、分かりやすく解説した“YouTube 動画”を配信していますので、安心して学ぶことが出来ます。
 さあ、1 級の知識で幅広く活躍できる力を身につけ、企業にとって欠かすことのできない存在になっていきましょう。

ネットスクール株式会社
日商簿記1級講師 中村 雄行

上記内容は本書刊行時のものです。