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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
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百年の憂鬱
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ17mm
重さ 270g
160ページ
上製
価格
1,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年7月
- 書店発売日
- 2012年7月31日
- 登録日
- 2012年7月6日
- 最終更新日
- 2024年7月26日
書評掲載情報
2012-10-15 | 婦人公論 11月7日号 |
2012-10-14 | 北海道新聞 |
2012-09-21 | 週刊読書人 9月28日号 |
2012-08-14 | サンデー毎日 8月19-26日夏季合併号 |
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紹介
物書き業のかたわらに週一回、ゲイバーを経営している義明。作家としてはすでに書きたいテーマを書き尽くしてしまった感を覚え、気鬱な日々を過ごしていた彼の前に、弱冠二十歳のハーフの美少年、ユアンが現われる。自分への無垢な好意に、暗い情動を突き動かされる義明。当然のように二人は関係を持つ。突然の僥倖に淫する義明だったが、彼には長年のパートナーがいた。
27年の年の差を埋めるように、すべてを欲しがるユアンと、そんな恋愛感情は長くは続かないことを知っている義明。若者のストレートな純愛と老獪な中年の恋愛は当然激しくぶつかり合う。
「どうやったって過去は手に入れることはできないよ」
「いや、俺は全部欲しい」
お互い傷つけ合い、貪り合うような恋。そしてついに終止符が訪れる──。
「これが男と女だったら、そこまで互いを追いつめたりしない気がするわ」(本文より)
版元から一言
憎んだり、憎まれたり。
傷ついて、傷つけあって。
「ああ、恋って苦しかったんだよな」と、恋愛の黒い部分や、自分の黒い部分をあらためて思い知らされる苦い恋愛小説です。
描かれるのは筆者の実体験を基にした中年男性と青年の恋愛ですが、これはそのまま男女の恋愛にもあてはまり、強く共感できる部分がふんだんに織り込まれています。
ラスト、若い恋人に捨てられるときの中年男の激情は是非読んでいただきたいです。[編集担当・高橋大輔]
追記
カバー写真◎野村佐紀子
上記内容は本書刊行時のものです。