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歴史のなかの人びと 樋口 映美(編) - 彩流社
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歴史のなかの人びと (レキシノナカノヒトビト) 出会い・喚起・共感 (デアイ カンキ キョウカン)
原書: Encountering People in History : A New Approach

歴史・地理
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ16mm
重さ 250g
228ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7791-2666-6   COPY
ISBN 13
9784779126666   COPY
ISBN 10h
4-7791-2666-5   COPY
ISBN 10
4779126665   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0020  
0:一般 0:単行本 20:歴史総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年4月
書店発売日
登録日
2020年2月21日
最終更新日
2020年4月7日
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書評掲載情報

2021-07-24 朝日新聞  朝刊
評者: 生井英考(立教大学アメリカ研究所所員)
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紹介

歴史を知る・学ぶ・考える、その面白さを呼び起こす!

アメリカの奴隷所有者、日系移民殺害の噂、
19Cイギリス生活の中の石鹸……歴史の記録に残されていない人びと、
未解決の事件、それと共にある大きな世界の動き……
歴史研究者たちが「人」に立ち返り、史料から多様な人びとの営みを
掘り起こす…その日常をともに紡ぐことの意味を問う論集。

目次

第一部 記憶に広がる出来事の世界

活動家ブルース・ハートフォードとの対話から
………………………………………樋口映美
スキワーキー墓地にて
………………………………………デイヴィッド・セセルスキ
「邦人七名殺戮」の風説──トレオン中国人移民虐殺事件
(1911年)と日本人移民………………………佐藤勘治
シルヴィア・ヒルの巧みな生き方
………………………………………ジャーマ・A・ジャクソン

第二部 モノ(史跡・写真)から広がる日常世界

奴隷所有者ベネハンの家(ノースキャロライナ州ダーラム郡の
スタッグヴィル史跡)……………ヴェラ・セセルスキ
ストリートで働く新聞売りの子どもたち
── 20世紀前半メキシコ・シティの貧困のなかを生きる
………………………………………青木利夫
マックスウェル・ストリートの音風景
──戦間期シカゴの路上マーケットをそぞろ歩けば
………………………………………髙橋和雅

第三部 事件・出来事に見える日常世界

わずかばかりの自由
──マリア・リーの生活(1840年代のミシシッピ州で)
………………………………………ヘザー・A・ウィリアムズ
エリザベス・ミード・イングラムの日記を読む
………………………………………佐々木孝弘
石鹸がもたらした人びとの生活の近代──一九世紀イギリスの場合
………………………………………永島剛
母が子どもを手放す時──ベトナム戦争と国際養子縁組
………………………………………佐原彩子

第四部 人の意識が変わるとき/かかわりが変える世界観

価値観の分断線がゆらぐとき──ニューヨークのデパート
女性従業員と女性覆面調査員(1913年)
………………………………………兼子歩
誰のためのフェミニズムか──福祉権活動家ジョニー・ティルモン
と歴史家シャーナ・バーガー・グラック
………………………………………土屋和代
「点」の人びとをつなぐ──岩手県北の生活記録運動
………………………………………大串潤児

著者プロフィール

樋口 映美  (ヒグチ ハユミ)  (

ひぐち はゆみ
専修大学教授、アメリカ社会史・人種関係史。
著訳書に
『アメリカ黒人と北部産業 戦間期における人種意識の形成』
(樋口映美 著、彩流社、1997年)、
『アメリカ黒人姉妹の一世紀 家族・差別・時代を語る』
(セラ・ルイーズ・デレイニィ、エイミー・ヒル・ハース、
 アニー・エリザベス・デレイニィ 著、樋口映美 訳、
 彩流社、2000年)、
『奴隷制の記憶 サマセットへの里帰り』
(ドロシー・スプルール・レッドフォード 著、
 樋口映美 訳、彩流社、2002年)、
『歴史のなかの「アメリカ」  国民化をめぐる語りと創造』
(樋口映美・中條献 編、彩流社、2006年)
『貧困と怒りのアメリカ南部 公民権運動への25年』
(アン・ムーディ 著、樋口映美 訳、彩流社、2008年)、
『流動する〈黒人〉コミュニティ アメリカ史を問う』
(樋口映美 編、彩流社、2012年)、
『アメリカ黒人町ハーモニーの物語
       知られざる公民権の闘い』
(ウィンソン・ハドゥソン、コンスタンス・カリー 著、
 樋口映美 訳、彩流社、2012年)、
『〈近代規範〉の社会史 都市・身体・国家』
(樋口映美・貴堂嘉之・日暮美奈子 編、彩流社、2013年)、
『アメリカ公民権の炎
     ミシシッピ州で闘ったアロン・ヘンリィ』
(アロン・ヘンリィ、コンスタンス・カリー 著、
 樋口映美 訳、彩流社、2014年)、
『アメリカの奴隷制を生きる フレデリック・ダグラス自伝』
(フレデリック・ダグラス 著、樋口映美 監修、
 専修大学文学部歴史学科 南北アメリカ史研究会 訳、彩流社、2016年)、
『引き裂かれた家族を求めて アメリカ黒人と奴隷制』
(ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ 著、樋口映美 訳、彩流社、2016年)、
『公民権の実践と知恵 アメリカ黒人 草の根の魂』
(ホリス・ワトキンズ、C・リー・マッキニス 著、樋口 映美 訳、
 彩流社、2019年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。