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元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ 小倉 志郎(著) - 彩流社
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元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ (モトゲンパツギジュツシャガツタエタイホントウノコワサ)

社会一般
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発行:彩流社
四六判
縦195mm 横135mm 厚さ19mm
重さ 320g
206ページ
上製
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-7791-1980-4   COPY
ISBN 13
9784779119804   COPY
ISBN 10h
4-7791-1980-4   COPY
ISBN 10
4779119804   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2014年6月
書店発売日
登録日
2014年4月21日
最終更新日
2021年9月6日
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紹介

「原発は、ほんとうにとんでもない怪物だ。あの複雑怪奇な原発の構造を理解しているエンジニアは世界に一人もいない……」。
35 年間、現場で原発開発に携わり続けた小倉さんは福島第一原発の四号機を除くすべての号機の安全系ポンプの技術とりまとめ役をし、原発を肌身で知っている。
この本は「遺言」のつもりで書いた。「原子力ムラ」の利権にたかる輩や、原発を推進する権力側にとっては、都合の悪いことも書き連ねた。読者のみなさんのなかには、「原発をつくった人間が何を今さら善人ぶりやがって!」と思われる方もいるだろう。原発をエネルギー資源の少ない日本にとってまるで「救世主」であるかのような夢を見て疑わなかった私自身、痛切に責任を感じている。
いや、感じるだけでなく、責任の一端を担っていることは確かである。しかし、長年、原発の建設や保守・点検に携わった人間だからこそわかることを書き留めることで、「贖罪」の思いもこめた。(「はじめに」より)

目次

まえがき
1.3・11事故発生時のショック
2.自分の過去の仕事
3.事故被害の甚大さ・深刻さ
4.原発の危険性の核心
4-1)私の認識の変化
4-2)原発の複雑さ
4-3)放射能と放射線の命への影響
4-4)事故を起さなくても危険極まりない
5.原発の安全とは
6.国の滅亡の可能性
7.事故が起きた原因~天災か人災か~
8.科学・技術を超えた問題
9.周知を集められない社会~自由な議論ができない文化と歴史~
10.マスメディアの政府・財界の広報機関化
11.理想をめざす人々の落し穴=反省点=
12.われわれはどんな国をめざすのか~一次元的価値社会から多次元的価値社会へ~
13.「人間は万物の霊長」主義からの卒業
あとがき

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

小倉 志郎  (オグラ シロウ)  (

元原発技術者
1941 年5 月、東京生まれ。慶応義塾大学工学部機械工学科卒、同大学院修士課程機械工学専攻修了。日本原子力事業(株)
(後に、東芝に吸収合併される)に入社。35 年間一貫して、原子力発電所の見積・設計・建設・試運転・定期検査・運転サービス・電力会社社員教育などに携わった。
2002 年3 月、定年退職。2007 年に季刊誌「リプレーザ」Vol.3 夏号に筆名・山田太郎で投稿した「原発を並べて自衛戦争はできない」という記事が護憲・平和運動をする人々の関心を得て、年に数回、原発の話をしてきたが、2011 年3 月11 日に、東電福島第一原発大震災が発生して以後、原発の基本的な構造や本質的危険性についての講演会などを精力的に行っている。また、文部科学省が小・中学生に「原発が安全で、クリーンで、且つ、日本にとって必要である」と教えるように通達をだしたことに危機感を持ち、放射能の危険性が子どもにもわかるように、紙芝居「ちいさなせかいのおはなし」をつくり、2011 年3 月5 日(3・11 事故の6 日前) に千葉県鎌ヶ谷市で初上演を行う。2012 年1 月から同年7 月初めまで、国会事故調の協力調査員に採用され、東電福島第一原発の事故の調査と報告書作成に携わった。2013 年4 月に発足した「原子力市民委員会」のメンバーとして活動する一方、「軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会」世話人などもつとめる。

上記内容は本書刊行時のものです。