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来たるべき蜂起 不可視委員会(著) - 彩流社
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来たるべき蜂起 (キタルベキホウキ)
原書: L'Insurrection qui vient

哲学・宗教
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ12mm
重さ 180g
188ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7791-1480-9   COPY
ISBN 13
9784779114809   COPY
ISBN 10h
4-7791-1480-2   COPY
ISBN 10
4779114802   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2010年5月
書店発売日
登録日
2010年5月7日
最終更新日
2020年8月7日
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紹介

2008年11月15日、フランスの寒村タルナックで共同生活を営む9名の若者が逮捕される。新幹線への「破壊工作」を名目にした事実上の思想弾圧だった。押収された証拠物のひとつで、首謀者とされたジュリアン・クーパがかかわったとされるのが本書『来るべき蜂起』である。弾圧は「タルナック事件」として大メディアを席捲する論争へと発展。現代ヨーロッパを代表する哲学者ジョルジョ・アガンベン、アラン・バディウ、リュック・ボルタンスキー(因みにクーパは彼の弟子である)らが次々と抗議の声をあげる。問われているのは、現行の資本主義体制と、それに乗らない者への社会的排除が、テロリストという烙印のもと根拠なしの弾圧へと結実する、新しい統治の不気味さだ。
  本書は“コミテ・アンヴィジブル(不可視委員会)”の名で2007年フランスにて発刊されている。フランスの政治・哲学雑誌で、ポスト・シチュアシオニストを標榜する『ティックン』誌の運動の流れのなかに位置する書物である。“スペクタクル・商品の支配に対する抵抗、情動の組織化としてのコミュニスム、そして蜂起・内乱の契機”がここでは賭けられている。翻訳版では「タルナック事件」とその背景、恐慌後のヨーロッパ動乱の様子、またそれらの哲学的意味に迫る解説を付す。

文明の勝利に欠けているものは何ひとつない。
恐怖政治も情動の貧困も。
普遍的な不毛も。
砂漠がこれ以上広がることはない。あらゆる場所が砂漠だからだ。
ただしなおも深化するかもしれない。
自明なる災厄を前に、憤激する者たち、行動する者たち、
告発する者たち、そして自己組織化する者たちがいる。

不可視委員会は自己組織化する者たちの側にある。

目次


第一の環
第二の環
第三の環
第四の環
第五の環
第六の環
第七の環
出発!
出会い
自己組織化
蜂起
全権力をコミューンへ!
焦点を合わせる[二〇〇九年一月]

テロリズムあるいは悲喜劇
●ジョルジョ・アガンベン
テロリストはどこにいるか
●エリック・アザン ●アラン・バディウ
キリスト像とカテナリー
●エリザベート・クラヴリー ●リュック・ボルタンスキー

蜂起のコミュニズム―訳者あとがきにかえて

版元から一言

★新しいアナキズムの潮流―グレーバー、ホロウェイetcーに位置する最新のフランス現代思想
アガンベン、バディウ、ボルタンスキーが震撼した,「タルナック事件」の深層。

著者プロフィール

不可視委員会  (フカシイインカイ)  (

« Comité Invisible »
他の邦訳に『われわれの友へ』(不可視委員会著、
HAPAX訳、夜光社、2016年1月)などがある。

『来たるべき蜂起』翻訳委員会  (キタルベキホウキホンヤクイインカイ)  (

著書に『反-装置論  新しいラッダイト的直観の到来』
(「来たるべき蜂起」翻訳委員会、ティクーン 著、以文社、2012年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。