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事件の哲学
ポスト構造主義の定立と展開
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2008年3月
- 書店発売日
- 2008年3月21日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2019年7月26日
紹介
「現代思想の革命的概念であるシミュラクル思想を可能にするための作業書」と評価される韓国哲学界の話題作。講義録に基づくため人物紹介や哲学史に関する解説も収められ、難解な哲学書がより身近に読める入門書でもある。
目次
まえがき
第一部 シミュラクルの時代
第1講 生成と構造
1 事件
2 形而上学史のなかのシミュラクル
3 構造主義
4 構造主義を超えて
5 討論
第2講 シミュラクル
6 プラトンと価値―存在論
7 シミュラクルを思想せよ
8 ストア派とシミュラクル
9 討論
第3講 事件と意味
10 三つの意味論
11 言表で表現される純粋事件
12 言表の理論
13 現代思想の道
14 討論
第4講 系列化
15 系列化
16 偶発点としての事件
17 先験的系列学
18 合言/連接、連言/統接、選言/離接
19 討論
第5講 特異性
20 特異性
21 特異性と事件
22 特異性と問題
23 潜在性と分化
24 討論
第6講 客観的先験
25 静的発生と動的発生
26 先験哲学の二つの形態
27 前個体的―非人称的な場
28 討論
第7講 無意味と逆説
29 意味と無意味
30 ドックスとパラドックス
31 中庸への道
32 潜り抜け(transversality)と無位人
33 討論
第二部 人生、死、運命
第8講 滑稽
34 事件の存在論
35 ストア哲学者たち
36 滑稽の哲学
37 禅入門
38 討論
第9講 事件
39 自然と人間
40 自然認識と生
41 摂理、運命、因果
42 事件を受け入れること
43 話題
44 討論
第10講 運命
45 ヤfatumユ について
46 事件の二つの顔
47 死
48 亀裂と没落
49 行為
50 悟り
51 討論
第11講 時間
52 クリュシッポスの時間論
53 クロノスとアイオン
54 時間の迷路
55 討論
第12講 肯定
56 矛盾と不共可能性
57 離接の肯定的総合
58 最大限を肯定する生
訳者あとがき
版元から一言
第一部「シミュラクルの時代」は、ドゥルーズの代表作『意味の論理学』の中で語られている「事件の存在論」を取り上げ、それを身近な例や平易な言葉を用いて解説しながら、入門編としてシミュラクル思想を論じ、第二部「人生、死、運命」は、『意味の論理学』の解説に止まらず、構造主義やポスト構造主義の思想家たちを多数取り上げながら、彼らの残した思想の現代的意義を捉え直した研究編。
「シミュラクル」とは、「事件」を意味している。現れてはすぐに消えてしまう瞬間的な生成、それが「事件」である。この用語は、私たちが日頃使っている「事件」ではなく、この宇宙で発生するすべての存在論的生成のことである。本書では、事件そのものがシミュラクルであるとの前提で、「ドゥルーズの思想によってその概念はまさに生命を吹き込まれた」と捉え、さらに大胆にもこのドゥルーズの思想と禅仏教の比較を試みている。
また、本書は、大学での講義録を基にしているため、入門的な人物紹介や哲学史に関する細やかな解説も収められ、韓国においては「哲学を学ぼうとする者、すなわち読者への理解を飛躍的に高めている“現代思想の革命的概念であるシミュラクル思想を可能にするための作業書”」と評価されている。同時に難解な哲学書がより身近に読めるものとなっている。
上記内容は本書刊行時のものです。
