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食卓談義のイギリス文学 圓月 勝博(編) - 彩流社
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食卓談義のイギリス文学 書物が語る社交の歴史

発行:彩流社
四六判
348ページ
上製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7791-1177-8
Cコード
C0098
一般 単行本 外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2006年8月
書店発売日
登録日
2014年12月18日
最終更新日
2014年12月18日
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紹介

食卓で交わされる声・書簡・手稿・書物――初期近代イギリスの《食卓談義》から、文学サークルの歴史とそこから生みだされた言説の系譜をたどる。多種多様な《食卓談義》から浮き彫りにされるイギリス文学・文化論。

目次

▼食卓談義の解剖学(小野 功生)

▼書斎の中のシドニー・サークル
  ――スペンサーの友情伝説を読む(竹村 はるみ)
 序――文壇に美談あり/書物が取り持つ縁
 「書簡の猿芝居」/当世秘書気質
 私設秘書の裏稼業/ダブリンの読書会
 出版計画は食卓で/書籍商の手稿コレクション
 驚異の年/結び――書斎の中のシドニー・サークル

▼新しき社交空間を求めて
  ――ベン・ジョンソンの〈アポロの部屋〉前史(佐々木 和貴)
 ジョンソンの〈悪魔亭〉/好古家協会とジョンソン
 〈人魚亭〉のジョンソン/スコットランドのジョンソン
 〈アポロの部屋〉ふたたび

▼ピンダロス的転回
  ――17世紀イングランドの夭折をめぐる詩学と政治学(末廣 幹)
 プロロゴス――サグントゥムの嬰児
 ストロペ――夭折する「息子」たち
 アンティストロペ――生き長らえる神童
 エポドス――生き長らえるピンダロス風オード

▼共和主義サークルという記号
  ――ロータ・クラブからカーヴズヘッド・クラブへ(小野 功生)
 共和主義は死なず、ただ……?/狡猾な「ロータの人々」
 ヴァーチュオーソも投票が好き/「臀部」が頭になる
 「臀部」は燃える/「ロータの非難」という様式
 ドライデンにも「ロータ」の嫌疑が/グリーンリボン・クラブ
 「カーヴズヘッド・クラブ」とミルトン/浮遊する「ミルトン」
 仮想の文学サークルの方へ

▼身体なき食卓談義
  ――書物愛のプロソポグラフィ(圓月 勝博)
 『食卓談義』的君主論/オーラル・ヒストリーの源流としての食卓談義
 書物の人のプロソポグラフィ/文字で読みたい食卓談義
 食卓談義と活字出版の壁を超えて
 ドライデンの出版業者トンソンはミルトンが好き
 コンパニオン・アンソロジー・クラブ
 キットキャット・クラブとラファエルの楽園

▼ドルーリー・レインの三頭政治
  ――18世紀初期ロンドンの劇場をめぐる政治学(南 隆太)
 変化の時代――劇作家より大切な……
 それは乱闘からはじまった――第一次三頭政治への道
 三頭政治は演劇を変えたか?/『カトー』は第二次三頭政治を生むか
 喜ばしき革命/実録――ドルーリー・レイン攻囲
 演劇改良はドルーリー・レインを救えるか――一つの時代のおわり

▼食卓談義から紙上の饗宴へ
  ――クラブの文化と18世紀のアンソロジー(原田 範行)
 衝立の後ろで息をひそめるサミュエル・ジョンソン
 クラブの成熟、もしくは解体――公共圏の実態
 不発に終わった食卓談義――英語アカデミー構想
 新たな仕掛け人――ケイヴからドッズリーへ
 紙上の饗宴――18世紀のアンソロジー
 宴がはねて

▼あとがき――われもまた食卓談義にありき(圓月 勝博)

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書
■書評……東京新聞・中日新聞(2006年9月3日)
     『英語青年』久野陽一氏(2006年12月号)
     紀伊國屋書店 書評空間 高山宏氏(2007年6月8日)
     『英文学研究』大野雅子氏(2007年 第84巻)

執筆者(論文掲載順)
▼竹村はるみ
現在、姫路獨協大学外国語学部助教授。
主要著書に『詩人の王スペンサー』(共著、九州大学出版会、1997)『ゴルディオスの絆 結婚のディスコースとイギリス・ルネサンス演劇』(共著、松柏社、2002)がある。

▼佐々木和貴
現在、秋田大学教育文化学部教授。
主要著書に『新歴史主義からの逃走』(共著、松柏社、2001)『国家身体はアンドロイドの夢を見るか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴⅠ』(共著、ありな書房、2001)『演劇都市はパンドラの匣を開けるか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴⅡ』(編著、ありな書房、2002)がある。

▼末廣幹
現在、専修大学文学部教授。
主要著書に『国家身体はアンドロイドの夢を見るか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴⅠ』(編著、ありな書房、2001)『演劇都市はパンドラの匣を開けるか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴⅡ』(共著、ありな書房、2002)『シェイクスピア 世紀を超えて』(共著、研究社、2002)『イギリス革命論の軌跡』(共著、蒼天社出版、2005)『〈帝国〉化するイギリス 一七世紀の商業社会と文化の諸相』(共著、彩流社、2006)などがある。

▼小野功生
現在、フェリス女学院大学文学部教授。
主要著訳書に『挑発するミルトン 「パラダイム・ロスト」と現代批評』(共著、彩流社、1995)『クリストファー・ヒル評論集(全4巻)』(共訳、法政大学出版局、1991~1999)『イギリス革命論の軌跡 ヒルとトレヴァ=ローパー』(共著、蒼天社出版、2005)『十七世紀英文学と戦争』(共著、金星堂、2006)『〈帝国〉化するイギリス 一七世紀の商業社会と文化の諸相』(共編著、彩流社、2006)などがある。

▼圓月勝博
現在、同志社大学文学部教授。
主要著訳書に『挑発するミルトン 「パラダイス・ロスト」と現代批評』(共著、彩流社、1995)ヒル『クリストファー・ヒル評論集(全4巻)』(共訳、法政大学出版局、1991~1999年)Milton and the Terms of Liberty(共著 D. S. Brewer, 2002)Cambridge Companion to John Dryden(共著 Cambridge UP, 2004)『〈帝国〉化するイギリス 一七世紀の商業社会と文化の諸相』(共著、彩流社、2006)などがある。

▼南隆太
現在、愛知教育大学外国語教育講座助教授。
主要著書に『Performing Shakespeare in Japan』(共編著 Cambridge University Press, 2001)『国家身体はアンドロイドの夢を見るか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴⅠ』(共著、ありな書房、2001)『演劇都市はパンドラの匣を開けるか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴⅡ』(編著、ありな書房、2002)『Cambridge Companion to Shakespeare on Stage(共著 CambridgeUniversity Press, 2002)『English Studies in Asia』(共編著 Silverfish, 2006)などがある。

▼原田範行
現在、杏林大学外国語学部教授。
主要著訳書に『図説 本と人の歴史事典』(共著、柏書房、1997)『読書の歴史』(柏書房、1999)『イギリス文学と旅のナラティヴ』(共著、慶應義塾大学出版会、2004)『新しい世界への旅立ち』(共著、岩波書店、2006)『クック南半球周航記(上・下)』(岩波書店、2006)などがある。

著者プロフィール

圓月 勝博  (エンゲツ カツヒロ)  (

現在、同志社大学文学部教授。主な共著訳書に『〈帝国〉化するイギリス』(共著、小野功生・大西晴樹編、2006、彩流社)『クリストファー・ヒル評論集〈1〉十七世紀イギリスの文書と革命 叢書・ウニベルシタス』(翻訳、クリストファー ヒル著、1999、法政大学出版局)『十七世紀イギリスの民衆と思想―クリストファー・ヒル評論集〈3〉叢書・ウニベルシタス』(翻訳、クリストファー・ヒル著、1998、法政大学出版局)『『十七世紀イギリスの急進主義と文学―クリストファー・ヒル評論集〈4〉叢書・ウニベルシタス』(翻訳、クリストファー・ヒル著、1997、法政大学出版局)『古代悪魔学―サタンと闘争神話 叢書・ウニベルシタス』(翻訳、ニール・フォーサイス著、2001、法政大学出版局)『国家身体はアンドロイドの夢を見るか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴ〈1)』(末広 幹他と共著、2001、ありな書房)『演劇都市はパンドラの匣を開けるか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴ』(佐々木 和貴他と共著、2002、ありな書房)『イギリス革命におけるミルトンとバニヤン』(坂本 清音他と共著、1991、御茶の水書房)『イングランドのルネサンス庭園』(翻訳、ロイ ストロング著、2003、ありな書房)『挑発するミルトン―『パラダイス・ロスト』と現代批評』(共著、1995、彩流社)『Milton and the Terms of Liberty』(共著、D.S.Brewer、2002)『Cambridge Companion to John Dryden』(共著、Cambridge UP、2004)

上記内容は本書刊行時のものです。