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出版者情報
永遠の0
発行:太田
縦200mm
445ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2006年8月
- 登録日
- 2015年12月13日
- 最終更新日
- 2015年12月13日
書評掲載情報
2020-05-30 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中島岳志(東京工業大学教授・政治学) |
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紹介
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り-それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語。
上記内容は本書刊行時のものです。