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国家に喧嘩を売る女 金子文子 浜野佐知(編著) - 皓星社
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国家に喧嘩を売る女 金子文子 (コッカニケンカヲウルオンナカネコフミコ) 映画『金子文子 何が私をこうさせたか』 (エイガカネコフミコナニガワタシヲコウサセタカ)

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発行:皓星社
四六判
288ページ
価格 2,500 円+税   2,750 円(税込)
ISBN
978-4-7744-0879-8   COPY
ISBN 13
9784774408798   COPY
ISBN 10h
4-7744-0879-4   COPY
ISBN 10
4774408794   COPY
出版者記号
7744   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年4月15日
書店発売日
登録日
2026年2月4日
最終更新日
2026年3月31日
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紹介

⼤正時代、たった⼀⼈で国家権⼒に⽴ち向かい、⾃ら死を選んだ⾦⼦⽂⼦(1903-1926)というアナキストがいた。

文子は1903年に生まれ、貧しく悲惨な幼少期をすごした。やがて東京で苦学し、キリスト教、社会主義、無政府主義とたどって、権力や生物の絶滅を謳う「虚無主義」に行き着く。そして朝鮮から逃れてきた虚無主義者・朴烈(パクヨル)と出会い、二人で日本の帝国主義や植民地主義を批判する活動を開始するが、関東大震災のどさくさの中で検束、大逆罪で死刑判決を受ける。朴烈、文子共に恩赦で無期懲役に減刑されるが、文子はまもなく獄中で自死しした(1926年7月23日)。

2026年2月、⾦⼦⽂⼦没後 100 年を期に、浜野佐知監督の映画『⾦⼦⽂⼦ 何が私をこうさせたか』が封切られる。本作は、これまで空白だった死刑判決から死に至る121日間の、金子文子の最後の闘いを、残された数少ない短歌と共に描きだす。
朴烈の恋⼈、という側⾯が強調されがちであった文子の、新たな像が浮かび上がる。

本書は、⼥性映画監督として300本以上の作品を⼿がけてきた著者による本作の製作記「金子文子という爆弾」にくわえ、豪華執筆陣からの寄稿、脚本や⾦⼦⽂⼦全短歌などの資料から構成される。

100 年後を生きる私たちが「金子文子」を受け止めるための⼿引きとして、最良の⼀冊。

ユーロスペース他全国で上映!映画の情報はこちら
https://kanekofumiko-movie.com


《ブレイディみかこさんコメント》
朴烈のサイドキックとしてではない、彼女自身の生を生きた文子の最後の日々。それは、21世紀の現代でも日本社会や政治への痛烈な批評になっている。そして、それ以上に、すべての個人に「生きる」ことの意味を問うものでもある。これは、百年前にあったわたしたちの「いま」だ。

目次

グラビア

Ⅰ 金子文子という爆弾 浜野佐知
金子文子という爆弾
吉行和子さんのこと

Ⅱ 現代に甦る金子文子
木村紅美 エレンディラと文子の祖母
安元隆子 獄中で書くことを通して闘い続けた金子文子
崔 盛 旭  金子文子と朝鮮
亀田博  天皇国家へ抗う意志──金子文子を受容する
山泉進  裁判と恩赦についての余計な説明
大田美和 映画『金子文子―何が私をこうさせたか』における短歌
栗原康  死してなお壊す──金子文子のニヒリズムアナキズム
高島鈴  文子への手紙
北村匡平 奪われた者の叫びが横溢するスクリーン
武子愛  ソーシャルワーカーが受け取る万年筆
主演・菜 葉 菜さんインタビュー 金子文子を演じて

Ⅲ 金子文子の輪廓──資料編 山﨑邦紀
金子文子・全短歌
映画『金子文子 何が私をこうさせたか』シナリオ
金子文子の輪郭

金子文子クロニクル 亀田博

著者プロフィール

浜野佐知  (ハマノサチ)  (編著

1948年徳島県生まれ。高校時代に映画監督を志し、1968年ピンク映画の業界へ。1971年監督デビュー。1985年旦々舎設立。以後、監督・プロデューサーを兼任し、300本を超える作品を発表。1998年から一般映画の制作・配給も手がける。主な作品に『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』(1998年)、『百合祭』(2001年)、『こほろぎ嬢』(2006)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(2011年)、『雪子さんの足音』(2019年)など。著書に『女が映画を作るとき』(平凡社新書、2005)、『女になれない職業:いかにして300本超の映画を監督・制作したか。』(ころから、2022)がある。2000年第4回女性文化賞受賞。本書のテーマである映画『金子文子 何が私をこうさせたか』は2026年2月公開。

上記内容は本書刊行時のものです。