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ハンセン病の「脱」神話化 自己実現型ボランティアの可能性と陥穽 西尾 雄志(著) - 皓星社
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ハンセン病の「脱」神話化 自己実現型ボランティアの可能性と陥穽

発行:皓星社
A5判
縦215mm 横155mm 厚さ20mm
272ページ
上製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7744-0494-3
Cコード
C3036
専門 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年12月
書店発売日
登録日
2015年2月24日
最終更新日
2018年6月13日
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紹介

著者「序」より
治療法の確立、法の改革、裁判における判決など、ハンセン病の差別を軽減させる条件は整う一方であるように見えるにもかかわらず、ハンセン病に対する差別はなぜ存続するのか。(中略)本書全体で試みていることは、これまで歴史学やライフストーリーの社会学などで論じられることの多かったハンセン病問題を、経済社会情勢をふまえてより広範な分野からアプローチすることである。
(中略)日常の生活において、ハンセン病を意識する機会はほとんどないと言ってよい。ハンセン病を意識することがほとんどないまま、ハンセン病そのものは世界的に着々と制圧されている。「人類が共通して犯した罪」という「負の遺産に対する忘却の始まり」のようにも思える。(中略)ハンセン病を病んだ人びとがひっそりと宿している記憶に耳を傾け、それを記録として残し、将来世代の記憶へとつなげていくことが、私たちの世代の歴史的な責任であろう。そして、このような「内観的な」視点を確保しつつ、その背景にある社会的経済的情勢を観察者として「外観的に」捉える姿勢の双方が要請されているはずである。

目次

第1章 「病い」の表象―医療人類学・医療社会学からのアプローチ

第2章 「疾患」(disease)、「病気」(sickness)、「病い」(illness)としてのハンセン病

第3章 現代日本社会における「病い」としてのハンセン病―宿泊拒否事件を通して

第4章 ハンセン病問題の運動論的展開

第5章 中国ハンセン病回復村ワークキャンプにおけるハンセン病の「再」表象

第6章 承認欲求のもう一つの接続先―自己実現型ボランティアの可能性と陥穽

補論 「散るもよし今を盛りの櫻かな」―七五歳の社会復帰

結語 差別なき社会を目指すにあたって

著者プロフィール

西尾 雄志  (ニシオ タケシ)  (

1974 年三重県生まれ。日本財団学生ボランティアセンター代表理事。 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター客員准教授。聖心女子 大学非常勤講師。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程満期退学。主な著作に『承認欲望の社会変革― ワークキャンプの親密性が誘発 する公共機能』(共著、京都大学学術出版会、2015年刊行予定)、『ボランティア論― 共生の理念と実践』(共著、ミネルヴァ書房、2009年)、『世界をちょっとでもよくしたい― 早大生たちのボランティア 物語』(共著、早稲田大学出版部、2010年)、『WAVOC発 大学生のためのボランティア入門講座』(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター、2013年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。