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在庫あり
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取引取次:
ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり(その他)
〈鏡〉としてのパレスチナ
ナクバから同時代を問う
発行:現代企画室
四六判
縦194mm
横135mm
厚さ23mm
重さ 380g
288ページ
上製
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年5月
- 書店発売日
- 2010年5月17日
- 登録日
- 2010年4月22日
- 最終更新日
- 2012年4月17日
紹介
1948年のイスラエル建国にともなうパレスチナ人の大災厄として、ナクバを固定化させてはならない。パレスチナ人の追放は前年の国連によるパレスチナ分割決議から進行し、その背後には、日本も含めた「文明国」が「後進民族」を統治するという理念に支えられた委任統治システムがあった。そして情報がリアルタイムで世界中を行きかうこの現代において、パレスチナにおける入植地の拡大とユダヤ化はなお進行し、ナクバは終わらない。
本書は2008年から2009年にかけて企画された「連続セミナー〈ナクバ60年〉を問う」をベースとして編まれたものである。占領とその恒常化、中東全域へのアメリカのプレゼンス、難民の帰還権等を歴史的に検討するとともに、民族解放運動それ自体が負った課題やアパルトヘイト体制との関わりなど、多岐にわたる視点へとナクバを開き、異なる領域との経験分有を目指す。ナショナリズムと排外主義に満ちたこの時代が、いまパレスチナという〈鏡〉に映し出される。
上記内容は本書刊行時のものです。