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サイフォンの科学史 宮地祐司(著) - 仮説社
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サイフォンの科学史 350年間の間違いの歴史と認識

発行:仮説社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
重さ 390g
264ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7735-0238-1
Cコード
C0040
一般 単行本 自然科学総記
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2012年12月
書店発売日
登録日
2012年12月15日
最終更新日
2017年5月1日
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紹介

 液体をいったん高い所に上げて,低い所に移すための曲管。それがサイフォン。古代から使われていた技術で,今でも石油ポンプや排水管などに利用されている。
 サイフォンがなぜ動くのかは,350 年前から「大気圧が原因」と言われてきた。しかし,その原因は大気圧ではなかった!
 サイフォンをめぐる間違いの歴史を科学史的に解明。さらにサイフォンの原理を教える授業書を付す。

目次

はしがき

1部 サイフォンの科学史
序章 サイフォンとの出会い
第1章 サイフォンは大気圧によって動くか?
第2章 大気圧説はどのように広まったか?
第3章 大気圧説の起源を探る
第4章 〈鎖モデル〉の有効性
第5章 〈水分子の鎖〉を垂らす方法

2部 授業書《〈水分子の鎖〉とサイフォン》
第1部 水はどっちから出る?
第2部 教訓茶碗のしくみ
第3部 〈水分子の鎖〉を垂らす方法

実験的〈科学史・科学教育〉研究の提唱~あとがきにかえて~

前書きなど

 この本は,〈サイフォンの原理をめぐる科学の歴史〉を,私の知る限り,世界で初めて明らかにしたものです。そして,それだけではなく,副題に「350年間の間違いの歴史と認識」とあるように,〈この間違いの歴史を通して,科学と認識,そして科学教育について根源的に考える事例〉としても大きな意味を持っていると私は考えています。
 「サイフォン」という言葉はギリシア語で「管」という意味です。サイフォンというと「コーヒー・サイフォン」を思い浮かべる人も多いことでしょう。コーヒー・サイフォンにもガラスの〈まっすぐな管〉が使われています。でも,この本で扱うサイフォンは,水などの液体を,一度,高い所を通して,もとよりも低い所へ流す〈曲がった管〉のことです。
 本文10ページの図を見てください。サイフォンといってもビニールホースが曲がっているだけです。そんな簡単な道具ですから,「なぜこれでバケツの水をくみだすことができるか」という〈サイフォンの原理〉は350年前から「解明」されていました。正しくは「解明したと考えられて」いました。
 ただし,ここで,あまり内容について書いてしまうと,推理小説の結末を最初に聞かされてしまうようで,興ざめです。最初に書いたことが本当かどうかは,ぜひ,読者のみなさんに判断,評価していただきたいと思います。

版元から一言

今までの「サイフォン」の常識を完全に覆す本です。

著者プロフィール

宮地祐司  (ミヤチユウジ)  (

「みんなの脳ミソが喜ぶたのしい〈笑顔の流れ〉を作りたい!」をミッションとするNPO法人楽知ん研究所代表理事。仮説実験授業研究会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。