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岡田啓介 山田邦紀(著/文) - 現代書館 【利用不可】
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出版者情報
岡田啓介
開戦に抗し、終戦を実現させた海軍大将のリアリズム
発行：現代書館
四六判
328ページ
定価
2,400円+税
- 書店発売日
- 2018年7月20日
- 登録日
- 2018年6月27日
- 最終更新日
- 2018年7月19日
書評掲載情報
| 2018-10-14 |
東京新聞／中日新聞
朝刊 評者: 筒井清忠（帝京大学教授） |
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紹介
海軍軍人(最終階級は海軍大将)、連合艦隊司令長官、海軍大臣、逓信大臣、拓務大臣、内閣総理大臣（在1934‐36年）を歴任した岡田啓介（1868‐1952）は、日本現代史に実は大きな役割を果たした人物だ。
慶應４年・明治維新の年、現福井市に生まれ、海軍軍人として日清・日露戦争に従軍。日本海海戦では対バルチック艦隊戦に参戦。後年、海軍大臣としてロンドン軍縮会議で艦隊削減を実現。首相在任中の天皇機関説事件では美濃部説支持を示したことで軍や右翼から攻撃される。二・二六事件では決起部隊に襲撃され義弟が殺害され、事件後には被害者である岡田のほうが引責辞任。退任後は重臣として日米開戦回避に尽力、開戦後は東條打倒を画策し、鈴木貫太郎と協力しながら和平を実現した男であった。
良質な保守思想、現実的な軍事思想、平和を求めるリアリズムを体現した岡田の生涯を詳解する。
上記内容は本書刊行時のものです。
