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通風トレーニング
南雄三のパッシブ講座
- 初版年月日
- 2014年1月
- 書店発売日
- 2014年1月16日
- 登録日
- 2013年12月12日
- 最終更新日
- 2014年4月30日
紹介
われわれ日本人は通風が大好きで、冷房が当たり前になっても、通風を捨てようとはしません。とはいえ、われわれは通風について情緒的に捉えているだけで、科学的に理解していません。
また、通風を勉強しようにも専門書は見当たらず、改正省エネ基準の「通風」をみても、その評価手法は難しくて・・・。そこで基礎から始まって、通風設計に至るまでの知識と感覚を養える本をつくりたいと思いました。
直線では捉えられない風の流れを読むために、解析ソフトを用いてトレーニングしながら、論を進めていきたいと思います。
目次
本書の目的
TEAM Mの紹介
1章風の基礎知識
❶風の正体
温度差で起こる
極地から赤道へ
高気圧から低気圧へ
海風と陸風
谷風と山風
囲炉裏の冷気
町家の知恵
❷通風の目的
熱気を追い出す
ナイトパージ
涼感を得る
換気と通風は違う
洗濯物を乾かす
カビ・ダニを防ぐ
❸通風の快適を計る
不快指数
PMV
快適6要素
SET*
体感温度
オルゲーの生気候図
❹通風を計る
風速とは?
ビューフォート風力階級
風速計
通風量を計算する
❺風を知る
風のべき法則
平均風速
自立循環型住宅
NEDO 局所風況マップ
気象庁
2章風の流れを読む
❶ トレーニング
熱流体シミュレーション
直接風をつかむ
間接風をつかむ
屋根で抜く
高さでかせぐ
❷開き方で変わる
風の入り方
窓の色々
開く工夫
❸開くためには
防犯
防雨
防音
開けっ放しにするための技術
3章街の風を知る
❶周辺密度の影響
❷高い建物の影響
❸密集地での風圧係数差
❹屋根を走る風をつかむ
軒の出が違う
屋根勾配が違う
下屋の有る無し
❺道路を走る風をつかむ
4章通風デザイン
❶通風計画
1. 通風の目的
2. 居室の性格
❷通風設計
1. 寝室は「外気冷房」で就寝する
2. LDKは「通風」を図る
3.「上方一面開放熱対流型換気」で涼房
❸モデル設計による
トレーニング
1-1. 外気冷房(就寝時・2人室)
1-2. 外気冷房(就寝時・家全体)
2. 通風
3.上方一面開放熱対流型換気
4.モデル設計でシミュレーション
5章狭小パッシブ住宅実例
あとがき
ちょっと休憩
IRELAND MOHERの断崖絶壁
BedZED 英国
本の表紙
ここで,ひとこと
上記内容は本書刊行時のものです。