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はじめてのオープンダイアローグ 浅井 伸彦(編著) - 北大路書房
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はじめてのオープンダイアローグ (ハジメテノオープンダイアローグ) 対話がもたらす回復の力 (タイワガモタラスカイフクノチカラ)

哲学・宗教
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発行:北大路書房
A5判
208ページ
並製
定価 2,800 円+税   3,080 円(税込)
ISBN
978-4-7628-3294-9   COPY
ISBN 13
9784762832949   COPY
ISBN 10h
4-7628-3294-4   COPY
ISBN 10
4762832944   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年9月20日
書店発売日
登録日
2025年6月24日
最終更新日
2025年8月29日
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書評掲載情報

2026-02-14 図書新聞    第3723号
評者: 門間 晶子 氏(名古屋市立大学大学院看護学研究科・地域保健看護学)
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紹介

オープンダイアローグの〈エッセンス〉とは? どうすれば日本の文化や制度,臨床に合わせて活かせるのか? 「フィンランド等で行われてきた実践」「国際トレーナーズトレーニングで学んだこと」「起源の一つの家族療法からの発展」という3つの観点から解説する。医療や福祉,心理支援にかかわるすべての人へ。
●森川すいめい氏(ゆうりんクリニック)推薦!
多声性,透明性,民主的アプローチ。人と人が響き合う,癒しの知恵,ここに。

●トム・エーリク・アーンキル氏 & ヤーコ・セイックラ氏 推薦!
対話とは,誰もが知っているものです。―ただ,そのことをふと忘れてしまう時があるのです。

●ハーレーン・アンダーソン氏 推薦!
多様な会話や文脈,文化,あるいは種々の課題について渡り歩き,そして学びながら,読者として批判的に積極的に学び続けられることを願っています。

【主な目次】
1章 オープンダイアローグって何?
2章 オープンダイアローグの基本的ルール,実践のためのエチケットとマナー
3章 オープンダイアローグの主要7原則
4章 オープンダイアローグの対話実践において守るべき鍵となる12要素
5章 ダイアロジカル・スペース(対話的空間)の創造
6章 ポリフォニーをポリフォニックに
7章 リフレクティング
8章 「今,ここにいる」ということ
9章 受け継がれる言葉と,内的・外的なダイアローグ
10章 オープンダイアローグの歴史
11章 未来語りのダイアローグ:Anticipation/Future Dialogues
12章 早期ダイアローグ&自分の心配事を取り上げること
13章 オープンダイアローグの取り組み方のまとめ
14章 オープンダイアローグについてあらためて検討する
15章 オープンダイアローグに関する対談(八巻 秀×浅井 伸彦)

目次

推薦の辞
はじめに
1 章 オープンダイアローグって何?
1.オープンダイアローグのはじまりと概要
2.オープンダイアローグをどう捉えるか
(1)オープンダイアローグのよくある誤解
3.オープンダイアローグの特徴
(1)オープンダイアローグの源である家族療法
(2)「個人」から「家族」,「社会的ネットワーク」へ:視点の変化から見るオープンダイアローグの起源
(3)モノローグとダイアローグ

2 章 オープンダイアローグの基本的ルール,実践のためのエチケットとマナー
1.章のはじめに
2.オープンダイアローグの基本姿勢,臨床哲学に関するルール
(1)ルール1:本人(や家族)がいないところで,スタッフだけで彼らの話をしない,物事を決めない
(2)ルール2:複数のチームでミーティングに臨むこと
(3)ルール3:治療のプロセスをクライアントや家族にオープンにすること
3.ミーティングのあり方に関するルールとマナー・エチケット
(1)「聴く」と「話す」を分ける
(2)全員の声が重要だと考えること
(3)ハーモニーよりもポリフォニーを
(4)できるだけ,アイ(私)・メッセージで話し,話してもらう
(5)ミーティングの設定に関するルールとマナー
4.章の終わりに

3 章 オープンダイアローグの主要7原則
1.すぐに対応すること/Immediate help
2.社会的ネットワークの視点を持つこと/Social network perspective
3.柔軟にフットワークを軽くして対応すること/Flexibility and mobility
4.要求に応え,引き受けること/Responsibility
5.できる限り同じ人が関わり続けること/Psychological continuity
6.あいまいな状態への耐性/Tolerance of uncertainty
7.対話を続けること(多様性のある声を歓迎すること)/Dialogue(and Polyphony)
4 章 オープンダイアローグの対話実践において守るべき鍵となる12要素
1.二人(あるいはそれ以上)のセラピストがチームに参加していること/Two(or more)therapists in the team meeting
2.クライアントの家族と,関わる人たちのネットワークが参加していること/Participation of family and network
3.開かれた質問が使われていること/Using open-ended questions
4.クライアントの発言に応答すること/Responding to clients’ utterances
5.対話において,今この瞬間を大切にしていること/Emphasizing the present moment
6.対話において,複数の視点を引き出すこと/Eliciting multiple viewpoints
7.対話において,関係性という観点を創造すること/Creating a relational focus in the dialogue
8.問題とされる言説や行動に対し,「(「問題」として脚色せず)ただそういう事実がある」とありのままに捉え,その意味を慎重に吟味すること/Responding to problem  discourse or behavior as meaningful
9.症状ではなく,クライアント自身の言葉やストーリーを大切にしていること/Emphasizing the clients’ own words and stories, not symptoms
10.治療ミーティングにおいて,専門家間で会話が行われていること(リフレクティングの形式)/Conversation amongst professionals(reflections)in the treatment meetings
11.クライアントに隠し立てをせず,透明性を保つこと/Being transparent
12.あいまいな状態への耐性を持っていること/Tolerating uncertainty
Column 1 精神科病院でのオープンダイアローグ実践


5 章 ダイアロジカル・スペース(対話的空間)の創造
1.対話が成り立つために:安心・安全な関係性,場が大切
2.物理的空間
3.時間的空間
(1)即時の対話(対応)
(2)セッション1回あたりで対話できる時間を十分にとること
(3)参加者が発言する時間(声が聴かれる時間)が一人ひとり平等に十分確保されること
4.社会的空間
5.心理的空間
6.言説的空間(ディスクール・スペース)

6 章 ポリフォニーをポリフォニックに
1.オープンダイアローグとポリフォニー
2.複数の視点を引き出すこと:ポリフォニー
3.関連する三つの音楽用語:「ポリフォニー」「モノフォニー」そして「ホモフォニー」
(1)まずはポリフォニー
(2)続いてモノフォニー
(3)そしてホモフォニー
(4)少し焦点を広げて:バフチンの思想との関連で
4.オープンダイアローグの中でのポリフォニーと関連すること
(1)全員の声が重要だとされること
5.章のおわりに

7 章 リフレクティング
1.リフレクティングとは何か?
2.リフレクティングはどこからきたか?
(1)チームアプローチ
(2)リフレクティング・チーム
(3)リフレクティング・プロセスの特徴と方法
3.オープンダイアローグにおけるリフレクティング
Column 2 オープンダイアローグの実践:困ったときに効くODトレーニングの学び

8 章 「今,ここにいる」ということ
1.エンボディメント(embodiment)
2.「身体の中にいる」を試してみる
(1)何もせずに身体を感じる
(2)話をしているときに,自分の身体がここにあることを感じる
(3)話を聴いているときに,自分の身体がここにあることを感じる
(4)話を聴いているときに,次に自分が話すことの準備をしない

9 章 受け継がれる言葉と,内的・外的なダイアローグ
1.言葉はどこから来たのか?
2.社会構成主義による影響
3.原家族から継承された言葉とそのワーク
4.アウターダイアローグとインナーダイアローグ
Column 3 オープンダイアローグ基礎トレーニングを終えて

10 章 オープンダイアローグの歴史
1.ニード適合型治療からの流れとしてのオープンダイアローグ
2.家族療法由来のアプローチとしてのオープンダイアローグ
(1)システム論的家族療法
(2)ミラノ派家族療法
3.リフレクティング・プロセスとコラボレイティヴ・アプローチ,バフチンの対話主義

11 章 未来語りのダイアローグ:Anticipation/Future Dialogues
1.章のはじめに
2.オープンダイアローグと未来語りのダイアローグそれぞれの特徴と差異
(1)ダイアローグの対象領域
(2)実施される状況,文脈
(3)ダイアローグの要請・依頼者
(4)ダイアローグミーティングの構造
(5)ミーティングの運営,進行
(6)ミーティングの回数,継続
(7)ミーティングのテーマと目的
(8)ミーティングの事前準備
(9)話されたことの記録
3.未来語りということについて
4.未来語りのダイアローグは,社会的ネットワークのダイアローグ
5.未来語りのダイアローグが有効とされる状況
6.未来語りのダイアローグの特徴
(1)支援者がミーティングを要請する
(2)自分のworryを取り上げ,助力を求める
7.ミーティングの実践構造と手順
8.章のおわりに

12 章 早期ダイアローグ&自分の心配事を取り上げること
1.章のはじめに
2.早期ダイアローグ開発の背景
3.早期ダイアローグの特徴
4.早期ダイアローグが必要となる状況
5.自分の心配事を取り上げること
6.取り上げられるworryの必要条件:自分語りであること
7.教師と子どもの保護者との話し合いの実習
(1)話し合い実習①–A 教師と保護者:通常の問題の話し合い
(2)話し合い実習①–B 教師と保護者:早期ダイアローグ形式
8.援助専門職と利用者・対象者との話し合いの実習
(1)話し合い実習②–A 支援者と利用者:通常の問題の話し合い
(2)話し合い実習②–B 支援者と利用者:早期ダイアローグ形式
9.早期ダイアローグと未来語りのダイアローグの違いについて
(1)背景と基本的構造
(2)それぞれが用いられる文脈,状況
(3)ダイアローグの提案・要請者とミーティングの参加者
(4)ダイアローグの運営方法,取り上げられる内容と目的
10.章のおわりに

13 章 オープンダイアローグの取り組み方のまとめ
1.オープンダイアローグやリフレクティングでのチェック項目
(1)オープンダイアローグを行う上でのチェック項目
(2)リフレクティングを行う上でのチェック項目
2.ダイアローグ(対話)を実践する際の対話形式
(1)フィッシュボウルワーク(金魚鉢ワーク)
(2)フィンランドで行われたオープンダイアローグのオリジナルの手順
(3)オープンダイアローグで使える質問法

14 章 オープンダイアローグについてあらためて検討する
1.果たしてオープンダイアローグは万能か?
2.オープンダイアローグはセラピー(治療法)なのか?
3.対話において,ポリフォニー(多声性)を重視することとは?
4.オープンダイアローグで重視されるポイントが,危機状態に大切な理由
5.理解の途上にとどまる
Column 4 受容・共感とは?

15 章 オープンダイアローグに関する対談(八巻 秀×浅井 伸彦)
オープンダイアローグとの出会いと国際トレーニング
オープンダイアローグのあいまいさと,自然への原点回帰
心理支援の基礎としての対話

文献
おわりに
索引

著者プロフィール

浅井 伸彦  (アサイ ノブヒコ)  (編著

浅井伸彦(あさい・のぶひこ)
一般社団法人国際心理支援協会代表理事,公認心理師・臨床心理士・保育士。
オープンダイアローグ国際トレーナー(The certificate that qualifies to act as responsible supervisor, trainer and psychotherapist for dialogical approach in couple and family therapy)。
国際心理支援協会では,オープンダイアローグに関するトレーニングを日本,インド,ネパール,中国で行ってきた。MEDI 心理カウンセリング東京,MEDI 心理カウンセリング大阪でカウンセリングを行う。専門は,家族療法からオープンダイアローグの社会構成主義的心理療法と,トラウマケア。
主な著書として『はじめての家族療法―クライエントとその関係者を支援するすべての人へ―』(共著,北大路書房)や『オープンダイアローグとコラボレーション―家族療法・ナラティヴとその周辺―』(共著,遠見書房)がある。

白木 孝二  (シラキ コウジ)  (編著

白木孝二(しらき・こうじ)
Nagoya Connect & Share代表。臨床心理士。RDI® Program Certified Consultant。
Brief Family Therapy CenterのResidential Trainingを修了し,Connections CenterよりRDI®Program Certified Consultant資格取得,2016 年よりOpen Dialogue Network Japan(ODNJP)運営委員。
主な著書として『オープンダイアローグとコラボレーション―家族療法・ナラティヴとその周辺―』(共著,遠見書房),『臨床力アップのコツ―ブリーフセラピーの発想―』(遠見書房),『オープンダイアローグ実践システムと精神医療』(東京大学出版会),共訳書に『精神科診断に代わるアプローチ PTMF』(北大路書房),『サイコーシスのためのオープンダイアローグ―対話・関係性・意味を重視する精神保健サービスの組織化―』(北大路書房)がある。

八巻 秀  (ヤマキ シュウ)  (編著

八巻 秀(やまき・しゅう)
駒澤大学文学部心理学科教授。SYプラクティス代表。やまき心理臨床オフィス・スーパーバイザー。岩手県総合教育センター・スーパーバイザー。(いずれも2024年8月1日時点)
東京理科大学理学部応用数学科卒業。駒澤大学大学院心理学専攻を修了。精神科クリニックや心療内科病院,カウンセリングセンターなどで心理臨床経験を積み,秋田大学教育文化学部
勤務を経て駒澤大学に着任した。
主な著書に『オープンダイアローグとコラボレーション―家族療法・ナラティヴとその周辺―』(共著,遠見書房),『アドラー心理学―人生を変える思考スイッチの切り替え方―』(ナツメ社),『ナラティヴ,あるいはコラボレイティヴな臨床実践をめざすセラピストのために』(共著,遠見書房),『「かかわり」の心理臨床―催眠臨床・家族療法・ブリーフセラピーにおける関係性―』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。