版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
現代の「女人禁制」 「大峰山女人禁制」の開放を求める会(編) - 解放出版社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:なし
返品の考え方: 委託期限終了後はFaxにて返品ご依頼書をお送りください

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

現代の「女人禁制」 (ゲンダイノニョニンキンセイ) 性差別の根源を探る (セイサベツノコンゲンヲサグル)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:解放出版社
A5判
縦210mm 横149mm 厚さ17mm
重さ 427g
278ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7592-6740-2   COPY
ISBN 13
9784759267402   COPY
ISBN 10h
4-7592-6740-9   COPY
ISBN 10
4759267409   COPY
出版者記号
7592   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年3月
書店発売日
登録日
2011年3月7日
最終更新日
2011年3月16日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

女人禁制の思想とは何か。大峰山の女人禁制開放に取り組む市民グループが、仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、儒教という宗教の分野から、アイヌ、沖縄、天皇制などのアプローチなどで15人の著者が取り組んだ注目の書

目次

目次
 「総論」
「女人禁制」の思想  源 淳子
 「宗教編」
「女人禁制」と奥駈道  森永 雅世
ユダヤ教と「女人禁制」  江口 みりあむ
「女」はどのように排除されるのか―キリスト教の「女人禁制」  山下 明子
なぜ女が人柱にされるのか―イスラームと「女人禁制」  山下 明子
仏教と「女人禁制」―ジェンダーバッシングのなかで  源 淳子
ネパールにおける穢れ意識と女性の隔離  三輪 敦子
朝鮮時代の女性の活動に対する禁制と女性の対応  鄭 智泳(訳・川瀬俊治)

 「文化編」
オナリ信仰と男性原理の発生―沖縄の古層文化と女性-薩摩侵略以降の変容  安里 英子
女はあかん、聖地がけがれる!? ~土俵の女人禁制~  畑 三千代
出産にまつわる「穢れ」観と女性排除の慣習  松村 徳子
天皇制と「女人禁制」  源 淳子
ホームページにみるジェンダーバッシングと「女人禁制」  大野 京子・垣渕 幸子・松村 徳子

 「マイノリティー編」
公娼制度と戦時性暴力に見る女性支配の歴史  方 清子
ハンセン病の近代史にみる排除と禁制   宮前 千雅子
部落問題・部落解放運動から考える「排除」と「差別」  熊本 理抄
アイヌ問題と「女人禁制」  多原 良子
既存の枠組みを越えてつながる道を求めて―セクシュアル・マイノリティと「女人禁制」  土肥 いつき 

 参考文献

 コラム
「女人禁制」とミソジニー(源 淳子)
淡路島・石上神社―「女人禁制」をかたくなに(源 淳子)
「大峰山」に散骨を(垣渕 幸子)

 「資料編」
1.「大峰山女人禁制」に関するアンケートについて  畑 三千代、森永 雅世
2.奈良県会議員、国会議員へのアンケートから見えてきたこと  藤原 智代、松村 徳子、森永 雅世
「大峰山女人禁制」の開放を求める会 活動経過報告(2003年11月~2011年3月現在)

版元から一言

女人禁制の思想とは何か? 大峰山の女人禁制開放に取り組む市民グループが、仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、儒教という宗教の分野から、アイヌ、沖縄での歴史、あるいは天皇制をキーワードにした分析などのアプローチなどで15人の著者が取り組んだ注目の書。 源淳子の“「女人禁制」の思想”、と“天皇制と「女人禁制」”2論文は、通史的にまとめた初めての論文であり、「大峰山女人禁制」の開放を求める会の活動を伝える意味でも森永雅世の“「女人禁制」と奥駈け道”は「大峰山女人禁制」の歴史を知るうえで要になる論文。山下明子はキリスト教とイスラームに関する2論文で、江口みりあむはユダヤ教で、それぞれ「女人禁制」を論じた。鄭智泳は朝鮮王時代の「女人禁制」とそれに抵抗する女性の姿を論じたほか、三輪敦子はネパールにおける穢れ意識と女性の隔離、松村徳子は出産にまつわる女性排除の慣習と題して書き下ろした。文化編では安里英子が“オナリ信迎と男性原理の発生”を、畑三千代が“女はあかん、聖地がけがれる!? ―土俵の女人禁制”と題して論じ、本書最終章は「マイノリティー編」で、方清子が“公娼制度と戦時性暴力に見る女性支配の歴史”、宮前千雅子が“ハンセン病の近代史にみる排除と禁制”、熊本理抄が“部落問題・部落解放運動から考える「排除」と「差別」”、多原良子は“アイヌ問題と「女人禁制」”を、土肥いつきがトランスジェンダーから見える「性別」の風景を書いた。「資料編」では会が奈良県会議員、国会議員にアンケートを実施、その分析をしたほか、「大峰山女人禁制」の開放を求める会の運動史をまとめた。

著者プロフィール

「大峰山女人禁制」の開放を求める会  (オオミネサンニョニンキンセイノカイホウヲモトメルカイ)  (

2003年12月、「女人禁制」を保っている奈良県の「大峰山」(山上ヶ岳)を含む領域が世界文化遺産登録されるという問題を契機に発足した。「大峰山」が女性に開放されるまで運動を続けるつもりである。今回の出版には大野京子、垣渕幸子、畑三千代、藤原智代、松村徳子、源淳子、森永雅世の7人の世話人が担当した。

上記内容は本書刊行時のものです。