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続かくれスポット大阪
発行:解放出版社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ9mm
重さ 167g
125ページ
並製
定価
1,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年3月
- 書店発売日
- 2015年3月14日
- 登録日
- 2015年3月2日
- 最終更新日
- 2015年3月11日
紹介
大都市大阪は、近代に入り往還や街道、河川のいくつかも整備され、文化の普及とあわせて人的な交流も盛んにおこなわれていった。
しかし、華やかさばかりでない面についても出てくることになる。
それらは、墓所、火葬場などの共同利用施設、塵芥処理場、屠場など食と排泄にかかわる衛生施設、
避病院や監獄など隔離収容施設、遊郭などの遊興施設として、近代の都市空間から峻別され形成された。
そして部落やスラム、寄せ場に近接ないし内部に重層的に組み込まれ、外形的な平等・公平を担保する
日本型「市民社会」(物理的に市街中心部とその周縁)へと転形していくことになる。
一方で、部落や貧困、スラム、寄せ場などの生活環境を改善・矯風していくための具対策も実践されてくる。
それには、内務省官僚、行政警察関係者、社会事業家、宗教家、教員などがその役割をになった。
前著『かくれスポット大阪』のエリアをもう少しひろげ、加えて社会事業をになった歴史上の人物にややシフトして街歩き(紹介)をしたい。
目次
序論 都市大阪のなかの差別
●続 トピックス編●
監獄署と博物場
市民館と社会部
避病院と済生会
善隣館と愛染園
太鼓と皮革
公教育と私教育
水平と融和
焼土と住宅
仮小屋と生活館
紹介所と自彊館
労働者と診療所
勤労と就学
補論 近代地図から読み解く都市大阪
はじめに
1 大阪市区改正とその変遷
2 衛戍地としての城趾
3 身体の規律と学校・工場・監獄
4 交通網の整備と鉄道・橋梁
5 遊興空間の再編と文化
6 四カ所・七墓と摂津役人村
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。