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美術と都市 大野芳材(監修・解説) - ありな書房
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フランス近世美術叢書

美術と都市 アカデミー・サロン・コレクション
原書: Ars Praemoderna in Francia III ARS ET CIVITAS : Academia, Exedra Collocutionis, Collectio

発行:ありな書房
A5判
縦216mm 横152mm 厚さ21mm
248ページ
上製
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-7566-1434-6
Cコード
C0070
一般 単行本 芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年7月
書店発売日
登録日
2014年7月1日
最終更新日
2014年7月9日
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紹介

王立絵画彫刻アカデミーとは……。ルイ一四世のもとで設立され、王の親政開始後にコルベールの庇護のもとで再編されたこの組織が、フランスがイタリア美術と北方美術から学びながら、のちにフランス古典主義と呼ばれる、素描に基礎をおいた知的で明晰、安定のとれた堅牢な画面構成を重視する独自の美術をつくりあげるうえで、最も大きく重要な役向きを与えられたことについては、くりかえし指摘されてきた。だがそれはフランス美術になにをもたらしたといえるのだろう。この組織は野心と精力に満ちた若い美術家が中心になって結成し、厳格な資格審査を経て入会を果たした美術家たちが加わり、毎年七〇名ほどの会員を数えながら旧体制期終末まで存続した。すなわち当代一流の美術家たちの集合体であった。同時に未来の会員となる学生を教育する機関でもあった。アカデミスムがただちに連想させる規則や伝統を墨守する保守的な傾向は草創期にはあてはまらない。むしろ、旧弊に立ち向かう革新的な組織であったことはアカデミー創設の歴史が明らかにする。こうした流れに棹さして、ゴブラン織工房、版画ビジネス、サロン、絵画の蒐集/創作、絵画コレクションなど、一七世紀から一八世紀にかけてなされたこれら創造の軌跡とこの時代に新しい首都として形成されつつあったパリを中心に展開していくさまざまな美的営為を探り、フランス近世美術の進展と精華を明らかにする!

目次

プロローグ 美術と都市  大野芳材
第1章 フランソワ一世とタピスリー  田中久美子
第2章 グルーズの版画事業  伊藤已令
第3章 ジョフラン夫人の美術愛好
第4章 画商ルブランと画家ヴィジェ・ルブラン
第5章 一八世紀ドレスデンの王立絵画館
エピローグ 王立絵画彫刻アカデミーの功罪  大野芳材

人名索引

前書きなど

フランソワ一世の愛でたタピスリーの数々に、グルーズの新しい版画戦略に、ジョフラン夫人の月曜サロンとコレクションに、ルブラン夫妻が織りなす画商/画家の蒐集/創作に、フランスに先駆け一般公開したドレスデンの王立美術館に、フランス美術に革新をもたらす王立絵画彫刻アカデミーに、一七世紀から一八世紀にかけてなされたこれら創造の軌跡とこの時代に新しい首都として形成されつつあったパリを中心に展開していくさまざまな美的営為を探り、フランス近世美術の進展と精華を明らかにする!

著者プロフィール

大野芳材  (オオノヨシキ)  (監修・解説

フランス近世美術史研究の日本における第1人者

田中久美子  (タナカクミコ)  (共著

文星芸術大学准教授 フランス近世美術史 とくにファンテーヌブロー派の専門家

伊藤已令  (イトウミレイ)  (共著

青山学院女子短期大学講師 フランス近世美術史 とくにグルーズおよびブーシェの専門家

矢野陽子  (ヤノヨウコ)  (共著

青山学院大学講師 フランス近世美術史のあらゆるテーマを自在に語る、真の専門家

安井裕雄  (ヤスイヒロオ)  (共著

三菱1号館美術館主任学芸員 フランス近世美術史 とくにヴィジェ・ルブランの専門家

金沢文緒  (カナザワフミオ)  (共著

岩手大学大学院教育学研究科准教授 近世イタリア美術史 とくにヴェネツィアの景観画の専門家

石井朗  (イシイアキラ)  (企画構成

表象芸術論 一五世紀から一八世紀のヨーロッパ芸術論

上記内容は本書刊行時のものです。