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陰謀のスペクタクル 吉本 光宏(著) - 以文社
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陰謀のスペクタクル (インボウノスペクタクル) 〈覚醒〉をめぐる映画論的考察 (カクセイヲメグルエイガロンテキコウサツ)

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発行:以文社
四六判
288ページ
上製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7531-0298-3   COPY
ISBN 13
9784753102983   COPY
ISBN 10h
4-7531-0298-X   COPY
ISBN 10
475310298X   COPY
出版者記号
7531   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年1月
書店発売日
登録日
2012年1月25日
最終更新日
2016年3月16日
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紹介

なぜ、陰謀論は消えないのか?

世界的な新自由主義政策の席巻のもと、その裏面として多くの陰謀論が蔓延る現在、陰謀論的な言説・作品の限界およびその可能性を原理的=映画論的に考察し、さまざまな形に姿を変えながら広まる「シニシズムの物語」の戦略を徹底的に読み砕く。映画・アメリカ・民主主義・市場への根源的分析から「闘争の時代」の幕開けを告げる、新しい時代の批評の誕生!

目次

1・陰謀とイメージ
 陰謀論とはなにか
 イメージの陰謀
 冷戦と陰謀
 二元論の崩壊
 陰謀と市場
 市場の不可視性
 冷戦から新自由主義へ――陰謀論映画は何を隠蔽するのか
 陰謀論と覚醒

2・陰謀装置としての映画
 催眠術と覚醒体験
 映画と覚醒――アメリカン・ドリームの終焉
 陰謀と不気味なもの
 陰謀の空間
 監視空間と主体
 反復と覚醒
 覚醒という事件と映画の両義性

3・陰謀・メディア・民主主義
 自由・民主主義の矛盾
 フランク・キャプラと陰謀論映画 
 議会制民主主義の限界 
 金融危機とアメリカの狂気 
 暗い時代 
 仮面の告白 
 「冷笑」でもなく「熱狂」でもなく

あとがきにかえて 「われわれ」はどこへ向かうのか

著者プロフィール

吉本 光宏  (ヨシモト ミツヒロ)  (

1961年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で修士号(テレビ・映画研究)、同大学サンディエゴ校で博士号(比較文学)を取得。
ニューヨーク大学東アジア学科准教授を経て、現在、早稲田大学国際学術院教授。
著書にKurosawa: Film Studies and Japanese Cinema(Duke University Press, 2000)、『イメージの帝国/映画の終り』(以文社、2007年)。
マサオ・ミヨシとの共著に『抵抗の場へ――あらゆる境界を越えるためにマサオ・ミヨシ自らを語る』(洛北出版、2007年)

上記内容は本書刊行時のものです。