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陰謀のスペクタクル
〈覚醒〉をめぐる映画論的考察
発行:以文社
四六判
288ページ
上製
定価
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年1月
- 書店発売日
- 2012年1月30日
- 登録日
- 2012年1月25日
- 最終更新日
- 2016年3月16日
紹介
なぜ、陰謀論は消えないのか?
世界的な新自由主義政策の席巻のもと、その裏面として多くの陰謀論が蔓延る現在、陰謀論的な言説・作品の限界およびその可能性を原理的=映画論的に考察し、さまざまな形に姿を変えながら広まる「シニシズムの物語」の戦略を徹底的に読み砕く。映画・アメリカ・民主主義・市場への根源的分析から「闘争の時代」の幕開けを告げる、新しい時代の批評の誕生!
目次
1・陰謀とイメージ
陰謀論とはなにか
イメージの陰謀
冷戦と陰謀
二元論の崩壊
陰謀と市場
市場の不可視性
冷戦から新自由主義へ――陰謀論映画は何を隠蔽するのか
陰謀論と覚醒
2・陰謀装置としての映画
催眠術と覚醒体験
映画と覚醒――アメリカン・ドリームの終焉
陰謀と不気味なもの
陰謀の空間
監視空間と主体
反復と覚醒
覚醒という事件と映画の両義性
3・陰謀・メディア・民主主義
自由・民主主義の矛盾
フランク・キャプラと陰謀論映画
議会制民主主義の限界
金融危機とアメリカの狂気
暗い時代
仮面の告白
「冷笑」でもなく「熱狂」でもなく
あとがきにかえて 「われわれ」はどこへ向かうのか
上記内容は本書刊行時のものです。