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〈帝国〉 アントニオ・ネグリ(著) - 以文社
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〈帝国〉 (テイコク) グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性 (グローバルカノセカイチツジョトマルチチュードノカノウセイ)

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発行:以文社
A5判
592ページ
上製
定価 5,600円+税
ISBN
978-4-7531-0224-2   COPY
ISBN 13
9784753102242   COPY
ISBN 10h
4-7531-0224-6   COPY
ISBN 10
4753102246   COPY
出版者記号
7531   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2003年1月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2016年3月16日
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書評掲載情報

2019-11-03 毎日新聞  朝刊
評者: 斎藤幸平(大阪市立大学准教授)
2019-05-18 朝日新聞  朝刊
評者: 宇野重規(東京大学教授・政治思想史)
2017-06-17 日本経済新聞  朝刊
評者: 斎藤環(精神科医)
2010-06-27 朝日新聞
2010-04-04 朝日新聞
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紹介

〈帝国〉という言葉は捉えどころが無いのですが、それでも関心を呼び起こされるのは、現代という時代が捉えどころが無いからです。この現代性を壮大なスケールとヴィジョンで解き明かしてくれるのが本書です。例えば、今日テロという犯罪を戦争に仕立てて、国際社会を戦争状態におとし入れるような社会が、いつからどのように始まったのか?また、市場原理という原理主義が、われわれの日常生活を巻き込んだ生政治(剥き出しの生)へと転換したのは、どのようにしてか?これらの大問題を冷静に分析しつつ、現状分析に甘んじていられない、将来の可能性への熱いまなざしをマルチチュード(群集、多数性)に向けています。グローバル化に応じた、一国主義に捉われない世界の解放の視座を提供します。

目次

第1部現代の政治的構成
第1章世界秩序
第2章生政治的生産
第3章<帝国 >内部のオルタナティヴ

第2部主権の移行
第1章二つのヨーロッパ、二つのモダニティ
第2章国民国家の主権
第3章国民的主権の弁証法
第4章移行の徴候
第5章ネットワーク権力:合衆国の主権と新しい<帝国>
第6章<帝国>の主権

間奏曲:対抗-<帝国>

第3部生産の移行
第1章帝国主義の諸限界
第2章規律的統治性
第3章抵抗、危機、変革
第4章ポストモダン化、あるいは生産の情報化
第5章混合政体
第6章資本主義的主権、あるいはグローバルな管理社会を行政管理する

第4部<帝国>の衰退と没落
第1章潜在性
第2章発生と腐敗
第3章<帝国>に抗するマルチチュード


索引

版元から一言

急速に進展した世界のグローバル化の深層構造はどのようなものか?〈帝国〉というキーワードで、この世界的な変革を壮大なスケールで解き明かす。

著者プロフィール

アントニオ・ネグリ  (アントニオ・ネグリ)  (

1933年イタリアのパドヴァに生まれる。マルクスやスピノザの研究で世界的に知られる政治哲学者。元パドヴァ大学政治社会科学研究所教授。 早くから労働運動の理論と実践にかかわる。79年、運動に対する弾圧が高まるなか、テロリストという嫌疑をかけられ逮捕・投獄される。83年にフランスに亡命。以後14年間にわたりパリ第8大学などで研究・教育活動に携わったのち、97年7月、イタリアに帰国し、ローマ郊外のレビッビア監獄に収監される。現在、仮釈放中。 邦訳に『構成的権力』『未来への帰還』『転覆の政治学』等がある。

マイケル・ハート  (マイケル・ハート)  (

1960年生。現在、デューク大学助教授(比較文学)。ワシントン大学で比較文学を修めたのち、パリ第8大学で当時フランスに亡命中のアントニオ・ネグリに師事。ネグリのスピノザ論『野生のアノマリー』を英訳、ネグリとの共著『ディオニソスの労働』、単著として『ドゥルーズの哲学』がある。目下、パゾリーニ論を準備中。

上記内容は本書刊行時のものです。