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中高年の短歌教室Ⅱ 次のステップ
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2008年12月
- 書店発売日
- 2008年11月21日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2013年2月28日
紹介
短歌実作者に向けて、中高年なればこそこうありたい、という創作上の心構えや実作上のテクニックを、前作「中高年の短歌教室」よりさらに踏み込んで具体的に体系立てて説明しました。素材とどう向き合うか、写実と説明の違いとは、比喩、韻律、文語と口語などなど、より深く大胆に明解。さらに動植物難解漢字表、現代、歴史的仮名遣い対照表など付録し、秀歌創作に必携の書となりました。
目次
目 次
はじめに
Ⅰ これからどうするか
基本を確かめる
①詩型に愛情を持つ――おもしろくてたまらない時 ②自分を信ずる――行き詰まりを感じた時
Ⅱ 何をどう詠むか
1 素材題材の選び方
①素材は平等―ただし… ②常識や類型と戦う ③「ありのまま」から飛び立つ ④形のないものを詠む⑤素材としての言葉 ⑥まとめ
2 家族の歌
①家族詠のプラスとマイナス ②孫の歌 ③「描く」歌 ④「思い」の歌 ⑤まとめ
3 愛の歌
①愛の歌の原型 ②恋人を描く ③愛の歌の難しさ ④知性のはたらき ⑤「もの」と「こころ」 ⑥第二人称の扱い ⑦まとめ
4 悲しみの歌
①連作のすすめ ②冷静に詠む ③介護の歌 ④抑えて詠む効果 ⑤亡き人を偲ぶ ⑥戦争と死 ⑦まとめ
5 生活の歌
①生活短歌の類型 ②事実とせめぎあう ③事実とその取捨選択 ④生活の歌の基本型 ⑤生活詠の歩み ⑥新しい生活詠へ ⑦生活の歌さまざま ⑧仕事の歌
6 自然・風景の歌
①風景と自然 ②風景は変わる ③変わらぬ風景 ④対象との間合い ⑤風景の歌さまざま ⑥山の歌 ⑦まとめ
7 旅の歌
①行きました、見ました ②地名をどう扱うか ③時空を超える ④風景と自己 ⑤まとめ
8 社会の歌
①社会詠の現在 ②現場の強さ ③現場にはいないが ④抽象化と想像力 ⑤まとめ
9 人生の歌
①生きる姿勢 ②自慢は禁物 ③回想詠のすすめ ④老いの歌
Ⅲ いかに詠むか 短歌のレトリック
1 写実
①写実とは ②描写と説明 ③描写への手順 ④心の描写 ⑤写実の注意点 ⑥写実の力 ⑦写実の名歌集
2 韻律
3 言葉
①文語と口語 ②固有名詞人名 地名 書名・曲名など まとめ ③古語簡潔に言うために よく使われる古語 よく使われる文語表現 歌枕 枕詞 カタカナ語
4 一首の組み立て――レトリックさまざま
①初句と結句 結句を考える 結句のさまざま ②リフレイン ③本歌取り ④引用 ⑤比喩 ⑥オノマトペ
5 抽象と幻想
①実在しないもの ②夢と想像力 ③幻想を詠む ④抽象化の意味
Ⅳ 高齢者の歌に学ぶ
1 長命歌人の歌
①年齢を感じさせない ②生と死と ③死別のかなしみ
2 高齢歌人の歌
①自然 ②日常 ③父母 ④老 ⑤病気と介護 ⑥葬儀 ⑦回想 ⑧学芸 ⑨社会・思想
付録
新旧かなづかい対照表
難読動物・植物の読み方
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。