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生きていく絵 荒井 裕樹(著/文) - 亜紀書房
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生きていく絵 アートが人を〈癒す〉とき

発行:亜紀書房
四六判
290ページ
上製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7505-1330-0
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年9月
書店発売日
登録日
2013年8月16日
最終更新日
2013年9月26日
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書評掲載情報

2013-12-29 朝日新聞
評者: 内澤旬子(文筆家、イラストレーター)
2013-12-01 新潮45  
評者: 佐久間文子

紹介

東京・八王子市の丘に立つ精神科病院、平川病院にひらかれた〈造形教室〉では、40年以上にわたって心の病を抱えた人たちがアートを通じた自己表現によって、自らを癒やし、自らを支えるという活動をしています。とはいえ、これは「芸術療法」や「アートセラピー」のように、表現された絵を医療的に解釈したり、診断に活用するといった活動ではありません。

また、「アウトサイダー・アート」や「エイブル・アート」のような美術・芸術の側からの評価も、この本では行っていません。「一人の人間が、病みつかれた心を一枚の紙のうえに描くことに、果たしてどのような意味や可能性があるのか」を探り、きちんとした言葉で説明すること。著者・荒井裕樹さんが目指したのは、もっともシンプルでもっとも根源的なことでした。

作品そのものと、作者の人生にひたすら向き合うことで見えてくる〈生〉のありかたは、おそらく誰にとっても無縁ではない〈生きにくさ〉と、手垢のついていない〈癒し〉の可能性をものになるはずです。
代表的な作品をカラーで紹介。

目次

はじめに
第一章 〈癒し〉とあゆむ  安彦講平
第二章 〈病い〉をさらす  本木健
第三章 〈魂〉をふちどる  実月
第四章 〈祈り〉をちぎる  江中裕子
第五章 〈疼き〉をほりおこす  杉本たまえ
まとめの章

前書きなど

絵を描くことで生きのびる。
描かれた絵に生かされている。

著者プロフィール

荒井 裕樹  (アライ ユウキ)  (著/文

1980年、東京都生まれ。
2009年、東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。
日本学術振興会特別研究員、明治学院大学社会学部付属研究所研究員を経て、現在は東京大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員。専門は障害者文化論・日本近現代文学。障害を持つ人たちの文学活動や社会運動の研究、および医療施設における自己表現活動の支援に取り組んでいる。
著書に『障害と文学――「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館、2011年)、『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス、2011年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。