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未来の漢方
ユニバースとコスモスの医学
四六判
244ページ
並製
定価
1,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年7月
- 書店発売日
- 2013年7月29日
- 登録日
- 2013年6月14日
- 最終更新日
- 2024年1月25日
紹介
幕末の日本の医療水準は世界一。
南方仁《JIN》は漢方が効くことに、
むしろびっくりしたはず……。
西洋医学と東洋医学はからだの見方が違う。つまり違った言語で人の体を見ている。そして、お互いに得意分野が違う。「なんとなく調子が悪い」とか「冷え症がなおらない」とか、病名がつかないものは、むしろ漢方のほうが得意とする。漢方の特徴と、歴史的な経緯を知れば、納得して、ゆっくりと自分の病や不具合に向き合うことができる。しかも漢方には「手の施しようがない」という考えがない。症状に合わせて治療はずっと続けられるのだ。
2007年に免疫疾患のひとつである原田病にかかった森まゆみさんが、津田医師に教えを乞うた。西洋の体系と漢方の体系がぶつかり、ひずむ所から何が見えるのか。総合医療としての漢方のこれからを考える。
目次
漢方とは何か――ユニバースとコスモロジー
はじめに――津田さんを主治医とするまで
1、病気とは何か、健康とは何か
2、漢方は患者をどう見るか
3、中国漢方の歴史――黄帝、神農、張仲景
4、日本の漢方――古方派と後世派
5、幕末明治の百花繚乱そして漢方の黄昏
6、漢方の現在と未来――増永静人
附録 尾台容堂のカルテ
あとがき――揺れる歴史の振り子
前書きなど
「気のせい」も病気のうち。
体と心の不具合には、とことん向き合う。
漢方では人の体をどのように診るのか。どんな考え方で成り立っているのか。得意分野はなにか。マスを治すのに長ける西洋医学に対して、総合治療である漢方の再発見とこれから――。
聞き書きの名手森まゆみさんが、NHKドクターG出演の津田医師(JR東京総合病院)に聞く。
上記内容は本書刊行時のものです。