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未来の漢方 津田篤太郎(著) - 亜紀書房
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未来の漢方 (ミライノカンポウ) ユニバースとコスモスの医学 (ユニバーストコスモスノイガク)

文芸
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発行:亜紀書房
四六判
244ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7505-1318-8   COPY
ISBN 13
9784750513188   COPY
ISBN 10h
4-7505-1318-0   COPY
ISBN 10
4750513180   COPY
出版者記号
7505   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年7月
書店発売日
登録日
2013年6月14日
最終更新日
2024年1月25日
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紹介

幕末の日本の医療水準は世界一。
南方仁《JIN》は漢方が効くことに、
むしろびっくりしたはず……。

西洋医学と東洋医学はからだの見方が違う。つまり違った言語で人の体を見ている。そして、お互いに得意分野が違う。「なんとなく調子が悪い」とか「冷え症がなおらない」とか、病名がつかないものは、むしろ漢方のほうが得意とする。漢方の特徴と、歴史的な経緯を知れば、納得して、ゆっくりと自分の病や不具合に向き合うことができる。しかも漢方には「手の施しようがない」という考えがない。症状に合わせて治療はずっと続けられるのだ。
2007年に免疫疾患のひとつである原田病にかかった森まゆみさんが、津田医師に教えを乞うた。西洋の体系と漢方の体系がぶつかり、ひずむ所から何が見えるのか。総合医療としての漢方のこれからを考える。

目次

漢方とは何か――ユニバースとコスモロジー
はじめに――津田さんを主治医とするまで
1、病気とは何か、健康とは何か
2、漢方は患者をどう見るか
3、中国漢方の歴史――黄帝、神農、張仲景
4、日本の漢方――古方派と後世派
5、幕末明治の百花繚乱そして漢方の黄昏
6、漢方の現在と未来――増永静人
附録 尾台容堂のカルテ
あとがき――揺れる歴史の振り子

前書きなど

「気のせい」も病気のうち。
体と心の不具合には、とことん向き合う。

漢方では人の体をどのように診るのか。どんな考え方で成り立っているのか。得意分野はなにか。マスを治すのに長ける西洋医学に対して、総合治療である漢方の再発見とこれから――。
聞き書きの名手森まゆみさんが、NHKドクターG出演の津田医師(JR東京総合病院)に聞く。

著者プロフィール

津田篤太郎  (ツダ トクタロウ)  (

1976年京都生まれ。医師。本籍は三条東洞院。ここは日本の漢方の革命児・吉益東洞が開業していた場所にあたる。浅井篤太郎(明治時代に漢方復権のため奔走した医師)と同じ名前だが、両親はこのことを全く知らないという。子どもの頃、人間の模型図の腸のかたちが巨大迷路に似ていることに興味を持ち、解剖図を眺めるのが好きになる。京都大学医学部卒。天理よろづ相談所病院、東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター、北里大学東洋医学総合研究所を経て、現在JR東京総合病院リウマチ膠原病科(漢方専門外来)で診療をしている。わかりやすい語り口に定評があり、NHKドクターGに出演。西洋医学と漢方の双方を生かす医療をめざしている。

森まゆみ  (モリ マユミ)  (Mori mayumi

1954年、東京の歯医者の家に生まれる。鯉やカエルの解剖いらい、医業を継ぐことを断念、政治学を学ぶも就職口なし。PR会社に潜り込み、出版社で編集をうろ覚え、1984年、仲間と地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊して、聞き書き三昧の25年、記憶を記録に替えてきた。人の話を聞く楽しさがくせとなり、『長生きも芸のうち――岡本文弥百歳』『自主独立農民という仕事――佐藤忠吉と木次乳業を巡る人びと』『起業は山間から――石見銀山群言堂松葉登美』など。ついに本書で「年下の聞き書き」に挑む。
近書に、『青鞜の冒険』(平凡社)、『漱石の千駄木』(筑摩書房)、『むかしまち地名辞典』(大和書房)、『震災日録』(岩波新書)、『ベスト・オブ・谷根千』『明るい原田病日記』(亜紀書房)、中島岳志との共著『帝都の事件を歩く』(亜紀書房)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。