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立川談志自伝 狂気ありて 立川談志(著) - 亜紀書房
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立川談志自伝 狂気ありて

発行:亜紀書房
A5判
296ページ
上製
定価 2,100円+税
ISBN
978-4-7505-1213-6
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年7月
書店発売日
登録日
2012年7月3日
最終更新日
2012年7月25日
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書評掲載情報

2012-09-02 東京新聞/中日新聞
評者: 八木忠栄(詩人)

紹介

談志 最後の三部作――。
第一作、『談志 最後の落語論』(2009年11月刊行)
第二作、『談志 最後の根多帳』(2010年4月刊行)
そして、第三作がついに!


初めて明かす父の記憶、
敗戦に向けられた幼くも容赦のない視線、
落語への目覚め、
妻のこと、2人の子のこと、
そして忘れることのできない芸人たちとの会話、
大好きだった旅の想い出。

研ぎ澄まされた感性がゆえの苦悩、
崩壊していく肉体と精神。
それでも語り続けようとした希代の天才落語家、
最後の書き下ろし!

目次

第一章 負けず嫌いで皮肉なガキだった
     父と母、空襲、疎開、敗戦
第二章 現在の職業になる如く
     ラジオと映画、寄席、入門
第三章 いわゆる波乱万丈の人生だ
     家族、家、仕事、交遊録
第四章 アフリカ、もう行けまい
     旅、映画、外国ジョーク
第五章 エゴの塊のような気狂いが老いた
     がん、声、未完
年 表 立川談志 七十五年の軌跡

前書きなど

ガキの頃のこと、疎開のこと、戦後のこと、落語家を志望し、売れっ子となり、世間との喧嘩。そしてこないだの病気入院。あっという間のこの時間、一体何だろう。

バアさん喘息で肺炎なって死んじゃった……と唄い、怒られた。つまりワルガキ、〝三つ子の魂〟の型である。

父親は無口な人だった。本を読んでいたという記憶もないし、ラジオを聞いていたという記憶もないし、映画の話をするわけでもない、釣りをするわけでもない。酒も飲まないし、遊びに出掛けるわけでもない。父親の趣味は何だったのか、何をして生きていたのか。

その頃の想い出は、一つ一つ鮮明に覚えている。

で、一口にいうと、このガキは負けず嫌いで皮肉なガキだった。

人間誰しもそうであろうと思うが、当然くる人生の終焉に対する己が身の「整理」、これであろう。

想い出という名の未練を書き残しておく。

版元から一言

談志師匠がおよそ1年をかけて少しずつ執筆していた原稿が、400字詰め原稿用紙200枚強と200字詰め原稿用紙200枚弱にのぼります。それでも残念ながら未完です。談志師匠がお元気ならば、さらに何を書いてくださったのでしょうか、ゲラでどんな赤字を入れてくださったのでしょうか。談志師匠はこれからも、時代を超え、多くの人々の心や語りのなかで生き続けることでしょう。

上記内容は本書刊行時のものです。