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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
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黒人コミュニティ、「被差別と憎悪と依存」の現在
シカゴの黒人ファミリーと生きて
四六判
280ページ
並製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2012年5月10日
- 登録日
- 2012年3月22日
- 最終更新日
- 2023年3月15日
紹介
兄は医師で弟はドラックディラー、姉は歴史学者で妹はドラッグ中毒、10代シングルマザーとキャリア志向女性、高校中退と博士……貧困層から富裕層までが混在する「アメリカの黒人」の人生観・幸福観、そして暮らし。
中産階級の黒人男性と結婚し、黒人ファミリーの中で生きる日本人女性が見た、差別・被差別の知られざる現実。
目次
第一章 冒険しない中産階級
第二章 「人種」と「性」の二重差別
第三章 コミュニティと憎悪と依存と
第四章 ファミリーの束縛
第五章 黒人教会と教育
第六章 黒人社会の未来
前書きなど
黒人居住区というと、すぐに「スラム街」と結びつける人が多いかもしれないが、それは正しくない。ニューヨークのハーレムに、あらゆる職種、あらゆる階級の人たちが暮らしていると同様に、夫の出身地であるシカゴの黒人居住区サウスサイドにも、あらゆる黒人が生活している。
シカゴの街は、通り一本の違いでガラリと人種も階級も変わる。銃の犠牲者がしょっちゅう出る治安の悪い黒人貧困地区からさほど離れていない場所に中産階級の住宅街がある。ミドルクラスの黒人は、ゲットー出身だと思われないように、「身分証明」として高級車を選ぶ。中流でも「メルセデス」を所有している場合が多く、住宅街のガレージには高級車がずらりと並んでいる。
――本文より
版元から一言
『ブラック・カルチャー観察日記』(Pヴァイン・ブックス)のフォトグラファー高山マミの第二弾。
上記内容は本書刊行時のものです。