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ダイレクト・ソーシャルワーク ハンドブック ディーン・H・ヘプワース(著) - 明石書店
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ダイレクト・ソーシャルワーク ハンドブック 対人支援の理論と技術
原書: Direct Social Work Practice: Theory and Skills (8th edition)

発行:明石書店
B5判
980ページ
上製
定価 25,000円+税
ISBN
978-4-7503-4171-2
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年3月
書店発売日
登録日
2015年3月30日
最終更新日
2015年3月31日
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紹介

北米の大学院で長年使われているソーシャルワークの基本図書。ソーシャルワークとは何かから始まり、アセスメントや援助計画、効果的なコミュニケーション法、解決のための方略、資源開発、そして援助の終結まで最新の欧米の知見と豊富な事例をベースに論じる。

目次

 序文
 謝辞
 監修者はしがき


第1部 序論

第1章 ソーシャルワークの課題
第2章 ダイレクト実践――対象領域、理念、役割
第3章 援助プロセスの概要
第4章 ソーシャルワークの基本的価値の実現


第2部 探索、アセスメント、計画

第5章 コミュニケーションの確立――共感的でオーセンティックなコミュニケーション
第6章 相手の話に沿い、問題を探り、焦点を当てる技術
第7章 逆効果を生むコミュニケーション・パターンの除去
第8章 アセスメント――問題とストレングスの探求と理解
第9章 アセスメント――個人的要因、対人的要因、環境的要因
第10章 多様な家庭的・文化的背景を持つ家族の機能のアセスメント
第11章 ソーシャルワークにおけるグループの形成と評価
第12章 目標の設定と契約の締結


第3部 変化をめざす段階

第13章 変化をめざす方略の計画と実行
第14章 介入の方略としての資源開発、組織化、プランニング、およびアドボカシー
第15章 家族関係の強化
第16章 ソーシャルワーク・グループへの介入
第17章 専門家によるより深い共感、解釈、および直面化
第18章 変化の阻害要因の扱い方


第4部 終結の段階

第19章 最終段階――評価と終結


 文献
 索引

前書きなど

序文

 (…前略…)

本書の構成
 本書は4部で構成されている。
 第1部では、ソーシャルワーク専門職と、ダイレクトソーシャルワーク実践について紹介し、援助プロセスの概要を示す。まず第1章では、本書におけるEPAS 基準の扱い方について説明し、ソーシャルワークにおけるエビデンスに基づく実践の現状について検討する。第2章では、ソーシャルワーク分野の役割と領域を紹介し、続いて第3章では、援助プロセスの概要を述べる。第1部を締めくくる第4章では、ソーシャルワークの基本的価値、専門職にとってコアとなる倫理基準、倫理的意思決定に向けた方略について検討する。
 第2部では、援助プロセスの開始期について述べ、各章では事例を紹介する[訳注:原版に付属のDVD は、日本語版では割愛している。事例は「帰省」「故郷へ帰る」「ごねる人への支援」「高齢者の悲嘆のアセスメント」「保護観察官とのワーク」「コーニング家」「10代の母親と里親」があり、事例を参照している箇所には、文中に◇を付している]。まず第5章では、関係構築のための技術に焦点を当て、第6章では、懸案事項を引き出すこと、問題を深く探ること、方向性やセッションの焦点を示すことなどに関連する理論や技術について検討する。続いて第7章では、コミュニケーション上の障壁について考え、第8章では、アセスメント、問題とストレングスの探求の過程について取り上げ、文化に配慮したアセスメント、解決志向のアセスメント、および児童に対するアセスメントに関わる内容を取り扱う。第9章では、個人内システムおよび環境的システムのアセスメントについて検討し、精神状態に関する検査の実施、DSM-IV-TR[訳注:2013年に『DSM-5』に改訂されている]の利用や生物学・心理・社会的アセスメントのまとめ方についての情報を提供する。
 第10章では、家族のアセスメントに焦点を当てる。家族ストレッサーやレジリエンスに関する内容、および家族ストレングスやストレッサーの評価に役立つ数々の手段を紹介する。第11章では、さまざまな設定におけるグループワークの役割や、さまざまな種類のグループ形成の概念について検討する。第12章では、効率的な、クライエントに焦点を当てた目標設定や記録の仕方について紹介する。
 第3部では、援助プロセスの中間期すなわち目標達成の局面について検討する。まず第13章では、実践に対する課題中心、危機介入、認知の再構成、解決志向のアプローチに関する最新の情報を含む、変化重視方略について考える。
 第14章では、環境の修正、ニーズの評価、資源の開発や補完、エンパワメントに焦点を移し、さらに、アドボカシー、ソーシャルアクション、コミュニティの組織化における潜在的な倫理的な課題に注目する。第15章では、家族関係の強化方法を新たな事例を用いて詳しく紹介する。第16章では、グループワークにおける倫理的課題や文化的に特殊なグループや一回のみのセッション・グループといった画期的な手法を含む、グループワークに適用可能な理論や技術を検討し、第17章では、専門家によるより深い共感、解釈、直面化について新たな事例や文献を用いて紹介する。第18章では、変化に対する障害や障壁の対処に焦点を当て、共感疲労やバーンアウト、およびクライエントやソーシャルワーカーの反応や事例について新しい情報を紹介する。
 第4部では、援助プロセスの終結期を取り上げ、第19章で評価に関する研究を紹介し、ソーシャルワーク関係の計画的な、あるいは計画外のさまざまな終結に対応するため、終結全般について詳しく説明する。

 (…後略…)

著者プロフィール

ディーン・H・ヘプワース  (ヘプワース,ディーン・H)  (

アリゾナ州立大学スクール・オブ・ソーシャルワーク名誉教授、ユタ大学名誉教授。個人精神療法、家族療法の分野で実践経験を持つ。本書の第1版から4版までの出版に主執筆者として携わる。共著にはImproving Therapeutic Communication(『治療的コミュニケーションの向上』)がある。現在は引退し、アリゾナ州フェニックスに在住。

ロナルド・H・ルーニー  (ルーニー,ロナルド・H)  (

ミネソタ大学ツインシティー校スクール・オブ・ソーシャルワーク教授。児童福祉の実践に携わり、インボランタリーなクライエントの援助などにかかわってきた。また、インボランタリーなクライエントに関するトレーニングやコンサルテーションを実施し、Strategies for Work with Involuntary Clients(『インボランタリーなクライエントへのソーシャルワーク戦略』)第2版の編集者を務めた。

グレンダ・デューベリー・ルーニー  (ルーニー,グレンダ・デューベリー)  (

アウグスバーグ大学ソーシャルワーク学部教授。ミクロ・マクロ実践コース、HBSE(Human Behavior and Social Environment:人間行動と社会環境)、倫理、児童福祉および調査の授業で教鞭をとる。実践経験に加え、児童、青少年、家族支援の機関でトレーナーとして活躍。またコミュニティをベースとした調査プロジェクトに携わる。児童福祉政策が黒人家庭に及ぼす様々な影響に対するアドボケイトを続けている。Strategies for Work with Involuntary Clients(『インボランタリーなクライエントへのソーシャルワーク戦略』第2版)の共著者でもある。

キム・シュトローム‐ゴットフリート  (シュトローム‐ゴットフリート,キム)  (

ノースカロライナ大学チャペルヒル校スクール・オブ・ソーシャルワーク特別功労教授。ダイレクトソーシャルワーク、コミュニティと組織化、人的資源管理分野について教鞭をとるかたわら、倫理、専門的教育などを研究。非営利および公共機関における実践経験を持ち、主にメンタルヘルス、自殺防止の介入などに取り組んできた。ソーシャルワーク実践の倫理に関して、数多くの論説、研究論文、著作を手がけている。著書にStraight Talk about Professional Ethics(『職業倫理についての率直な話』)およびThe Ethics of Practice with Minors: High Stakes and Hard Choices(『未成年者を対象としたソーシャルワーク実践の倫理:ハイリスクと厳しい選択』)があり、共著にはTeaching Social Work Values and Ethics: A Curriculum Resource(『ソーシャルワークの価値と倫理を教える:カリキュラム・リソース』)がある。

ジョアン・ラーセン  (ラーセン,ジョアン)  (

ユタ大学スクール・オブ・ソーシャルワークで教鞭をとった後、ユタ州ソルトレイクシティにて開業。個人、家族、グループを対象とした心理療法の幅広い経験を持つ。女性が抱える問題を扱った4冊の著書がある。

武田 信子  (タケダ ノブコ)  (監修

武蔵大学人文学部教授。臨床心理士。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。元トロント大学大学院(ソーシャルワーク)及びアムステルダム自由大学(心理学・教育学)客員研究員。子どもの養育環境に関する調査研究、教育・子育て・保育・プレイワーク・コミュニティワーク・心理臨床分野等の対人支援専門職の養成・研修・専門性開発に取り組む。著書に、『子ども家庭福祉の世界』(共著、有斐閣、2015)『よくわかるスクールソーシャルワーク』(共著、ミネルヴァ書房、2012)、『教師教育学』(監訳、学文社、2010)、『育つ・つながる子育て支援』(チャイルド本社、2009)、『実践コミュニティワーク』(共訳、学文社、2005)など。

北島 英治  (キタジマ エイジ)  (監訳

日本社会事業大学大学院特任教授。The University of British Columbia、M.S.W. 取得、The University of Washington、Ph.D. 取得。1995年から東海大学健康科学部社会福祉学科助教授、その後、教授。2011年から日本社会事業大学教授、2013年より現職。著書に、『ソーシャルワーク論』(単著、ミネルヴァ書房、2008)、『ソーシャルワーク・入門』(共著、有斐閣、2000)、『社会福祉士相談援助演習』(共著、中央法規出版、2009)。

澁谷 昌史  (シブヤ マサシ)  (監訳

関東学院大学社会学部准教授(2015年4月より)。上智大学大学院文学研究科社会学専攻社会福祉コース博士前期課程修了。上智社会福祉専門学校社会福祉士・児童指導員科専任教員、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所研究員などを経て現職。専門は、子ども家庭福祉論、ソーシャルワーク論。訳書に、『アメリカの子ども保護の歴史』(2011)、『マルトリートメント 子ども虐待対応ガイド』(2008)(いずれも共訳、明石書店)など。

平野 直己  (ヒラノ ナオキ)  (監訳

北海道教育大学札幌校准教授。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程を単位取得中退後、札幌少年鑑別所法務技官を経て現職。専門は臨床心理学・精神分析学。著書に、『学校臨床心理学・入門』(編著、有斐閣、2003)、『コミュニティ臨床への招待』(分担執筆、新曜社、2012)など。

藤林 慶子  (フジバヤシ ケイコ)  (監訳

東洋大学社会学部社会福祉学科教授。日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程前期修了。2004年東洋大学社会学部助教授を経て、2011年より現職。主な論文、著書に、『高齢社会に対応する介護保険制度と介護支援サービス』(一橋出版、1999)、「社会福祉施設における実習スーパービジョンの課題」(『ソーシャルワーク研究』Vol.33、No.4、2008)、「生活型福祉施設におけるサービスの評価――福祉サービスの第三者評価と介護サービス情報公表制度を中心に」(『ソーシャルワーク研究』Vol.38、No.2、2012)、「介護・社会福祉の人材養成の課題――地域包括ケアの実現を目指して」(『社会保険旬報』No.2570、2014)など。

山野 則子  (ヤマノ ノリコ)  (監訳

大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類/人間社会学研究科教授。博士(人間福祉)。内閣府子どもの貧困対策に関する検討会構成員、文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会臨時委員、文部科学省家庭教育支援チームの在り方に関する検討委員会座長などを歴任。大阪府教育委員会スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー(ほか3自治体)。主な著書に、『エビデンスに基づく効果的なスクールソーシャルワーク』(編著、明石書店、2015)、『よくわかるスクールソーシャルワーク』(共編著、ミネルヴァ書房、2012)、『子ども虐待を防ぐ市町村ネットワークとソーシャルワーク』(単著、明石書店、2009)、『スクールソーシャルワークの可能性』(共編著、ミネルヴァ書房、2007)など。

上記内容は本書刊行時のものです。