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むずかしい子を育てるペアレント・トレーニング 野口 啓示(著) - 明石書店
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むずかしい子を育てるペアレント・トレーニング 親子に笑顔がもどる10の方法

発行:明石書店
四六判
176ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7503-2934-5
Cコード
C0037
一般 単行本 教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2009年2月
書店発売日
登録日
2016年6月17日
最終更新日
2016年6月17日
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紹介

アメリカで作られたペアレント・トレーニングを日本流にアレンジ、育てにくい子を上手に育てるための効果的な方法を具体的に紹介。著者が児童養護施設「神戸少年の町」で実際に行ってみて効果を実感したものだけを集めた。内容に即したイラストも満載。

目次

 はじめに[親子関係のバッドサイクルから笑顔がもどるグッドサイクルへ]

1 わかりやすく伝えよう[具体的な言い方のすすめ]
2 ほめることで悪い面をやっつけよう[良い面を増やして悪い面を減らす方法]
3 がんばり表を使って子どものやる気を引き出そう
4 前もってのお約束[ころばぬ先の練習]
5 まずは落ち着こう[不安感を減らして落ち着きを取り戻すプラン]
6 行動を分析しよう
7 怒鳴ったり叱ったりしないで子どもをしつける方法
8 危機介入[親子で身につけるセルフコントロール]
9 子どもの発達と親の期待
10 問題解決法[子どもとの話し合いをうまく行うための方法]

 こういう場合はどうしたらいいのでしょう?【Q&A】
 あとがき

前書きなど

はじめに――親子関係のバッドサイクルから笑顔がもどるグッドサイクルへ

 現代ほど、親が子どものしつけに悩む時代もなかったと思います。子どもの問題がどんどんむずかしくなり、親は自分の行うしつけに自信がもてなくなってきています。また、児童虐待のニュースが連日のように報道される中、「自分のしているしつけは虐待では?」と不安になることもあります。この本は筆者が紹介したアメリカ生まれのペアレント・トレーニングを日本流にアレンジしたものです。ここでは、子どもをうまくしつける10の方法を紹介します。
 この本を手に取った人に共通するのは、きっと「もっとうまく子どもをしつけたい」という気持ちでしょう。そしてこのうまく子どもをしつけたいという気持ちは親の愛です。「しつけとは何ですか」と聞かれたとき、いろいろな答えが浮かぶでしょう。筆者は、最近では、「しつけとは何?」との答えに、「しつけとは親の愛情を伝える方法です」と答えています。でも、時によっては、親が愛情を子どもに伝えるのがむずかしくなるようです。しつけには、子どもの成長に悪い影響を与えてしまうものと、子どもの成長に良い影響を与えるものの2つがあることがわかってきました。子どもの成長に悪い影響を与えてしまうしつけの行き過ぎた例が虐待なのですが、虐待でも、親が子どもを愛していないのかというと、そうではありません。親が子どもを心配するあまりしたことが行き過ぎて虐待になってしまうことのほうが多いのです。この本では、子どもの成長に良い影響を与えるしつけをするための10の方法を紹介します。この本の特徴は具体的なしつけの方法を紹介していることです。
 私は、神戸少年の町という児童養護施設でたくさんの子どもたちの養育をしながら、効果的なしつけの方法をさがしてきました。そんなときに出会ったのが、アメリカのボーイズタウンで作られたコモンセンス・ペアレンティングでした。コモンセンス・ペアレンティングも効果はありましたが、それを日本流にアレンジした本を書きたいとずっと思ってきました。
 この本はアメリカのものを日本に合うようにアレンジしたものです。日本の児童養護施設で、たくさんの子どもを養育してきた経験と、最新の科学的な方法を加えて、作成しました。ここで紹介する方法は、私自身も使ってみて効果があると実感できるものだけを集めました。ぜひ皆さんも、子育てに使って、その効果を感じてください。

(…後略…)

著者プロフィール

野口 啓示  (ノグチ ケイジ)  (

博士(社会福祉学)、社会福祉士、社会福祉法人神戸少年の町(児童養護施設)副施設長(2009年4月より施設長)。
1971年、大阪に生まれる。1995年、関西学院大学社会学部卒業。1997年、関西学院大学大学院社会学研究科前期博士課程修了。1999年、ワシントン大学社会福祉大学院(Washington University in St. Louis, School of Social Work)修士課程修了。2008年、関西学院大学大学院社会学研究科後期博士課程修了。1999年、社会福祉法人神戸少年の町(児童養護施設)児童指導員。2008年より現職。2003年より分園型ファミリーホームを本書のイラストを描いた妻の婦美子さんと実践しながら、ペアレント・トレーニングの開発・普及に取り組む。
【主要著書】『親の目・子の目――子どもは親はいらない。父親・母親が欲しい』(共訳、トムソンラーニング、2002年)、『社会的養護の現状と近未来』(共著、明石書店、2007年)、『被虐待児の家族支援――家族再統合実践モデルと実践マニュアルの開発』(福村出版、2008年)。

のぐち ふみこ  (ノグチ フミコ)  (イラスト

社会福祉法人神戸少年の町(児童養護施設)保育士。
1964年、兵庫県に生まれる。1984年、神戸常盤短期大学幼児教育科卒業後、社会福祉法人神戸少年の町の保育士として勤める。2003年より神戸少年の町の分園型ファミリーホームを設ける。以後、現在まで、夫の啓示さんと共に取り組む。
【主な著作活動】1990年度「全国コンクール手づくり絵本展」入選。2002年度「全国コンクール手づくり絵本展」優秀賞。神戸新聞「ボイスメールたるみ」子育てイラスト掲載(2003年5月~2004年9月)。著書に絵本『ほんとうにかぞく――このいえに養子にきてよかった』(明石書店、2005年)、絵本『ばいばい おねしょまん』(明石書店、2008年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。