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地図でみる世界の地域格差 OECD(編著) - 明石書店
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地図でみる世界の地域格差 (チズデミルセカイノチイキカクサ) 都市集中と地域発展の国際比較
原書: OECD Regions at a Glance 2007 Edition

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発行:明石書店
B5判
260ページ
並製
定価 5,600円+税
ISBN
978-4-7503-2747-1   COPY
ISBN 13
9784750327471   COPY
ISBN 10h
4-7503-2747-6   COPY
ISBN 10
4750327476   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2008年3月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2012年2月10日
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紹介

人口分布、産業発展・技術革新、雇用成長と失業率、高等教育、生活の質、環境、健康状態、医療資源等について、都市化による地理的集中と地域発展の視点から、国際比較可能で精緻な地域指標をもとに、豊富な図表と色分けした地図でわかりやすく提示する。

目次

 要約
 記号と略記

第1部 国家成長の主要因としての地域
 1章 人口の地理的集中
 2章 老年人口の地理的集中
 3章 GDPの地理的集中
 4章 GDP成長に対する地域的な寄与
 5章 産業の地理的集中
 6章 雇用変化に対する地域的な寄与
 7章 特許の地理的集中

第2部 地域資産の積極的な活用
 8章 1人当たりGDPの地域間格差
 9章 労働生産性の地域間格差
 10章 特化の地域間格差
 11章 高等教育の地域間格差
 12章 失業率の地域間格差
 13章 労働力参加率の地域間格差 地域発展にとって鍵となる要因
 14章 経済パフォーマンスの隠れた要因
 15章 OECD諸国の地域別成長
 16章 地域パフォーマンスと全国的要因
 17章 地域的要因:1人当たりGDPと人口
 18章 地域的要因:生産性と特化
 19章 地域的要因:雇用、労働力参加率、高齢化

第3部 地域の厚生的基盤に関する競争
 20章 アクセシビリティ:最近隣の都市からの距離
 21章 教育:高等教育への進学
 22章 政治:国政選挙の投票率
 23章 安全:財産犯罪認知件数
 24章 安全:殺人犯罪認知件数
 25章 生活:持ち家率
 26章 環境:自家用車保有率
 27章 環境:自治体の廃棄物

第4部 保健医療の地域的焦点
 28章 健康状態:年齢調整死亡率
 29章 健康状態:早期死亡率
 30章 健康状態:ガン発生率
 31章 医療資源:医師数
 32章 医療資源:看護師密度
 33章 医療資源:病床数
 34章 医療資源:医療技術
 35章 医療以外の健康決定要因:喫煙率
 36章 医療以外の健康決定要因:肥満率

出典と方法
 領域区分と地域類型
 指標と公式

 監訳者あとがき

前書きなど

OECD諸国では、地域問題が重要な政策課題となっている。それは、ある意味では当然のことである。大部分のOECD諸国では、1998-2003年に創出された新規雇用の半分以上が、わずか10%の地域に分布していた。つまり、活力のある少数の地域が国家の成長を支えている傾向がみられるのである。政策立案者は、地域が持つ競争力の原動力についての情報を必要としているが、こうした情報をつねに入手できるとは限らない。国家の下位レベルのデータは限られているため、地域別指標を国家間で比較することは困難である。本書は、OECD諸国の地域間にみられる主要な地域類型やその動向を横断的に分析して比較することで、この問題に取り組もうと試みている。本書は、国家成長に地域が及ぼす影響を検討し、地域の競争力を強化するために利用できる未活用の資源を明らかにする。さらに本書は、地域格差を生み出している目にみえにくい要因にも注目している。たとえばそれは、高等教育や医療サービス、安全といった厚生をめぐって互いに競いあっている地域の姿である。

著者プロフィール

神谷 浩夫  (カミヤ ヒロオ)  (監訳

1956年愛知県生まれ。名古屋大学文学研究科博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学文学部地理学コース教授。専攻は、都市社会地理学とくに地域における女性就業と福祉政策。主な著書・論文に、『地図でみる日本の女性』(共著、明石書店、2007年)、『新版 都市社会地理学』(共訳、古今書院、2005年)、『ジェンダーの地理学』(監編訳、古今書院、2002年)、「精神科診療所の立地における大都市集中の意味」(「経済地理学年報」48、2002年)など。

由井 義通  (ユイ ヨシミチ)  (

1960年愛媛県生まれ。広島大学文学研究科博士課程後期単位取得退学(博士〈文学〉)。現在、広島大学大学院教育学研究科教授。専攻は、都市地理学、特に都市の住宅問題や女性の住宅問題。主な著書に、『地図でみる日本の女性』(共著、明石書店、2007年)、『地理学におけるハウジング研究』(大明堂、1999年)、『働く女性の都市空間』(共編著、古今書院、2004年)、『シングル女性の都市空間』(共編著、大明堂、2002年)など。

久木元 美琴  (クキモト ミコト)  (

1979年鹿児島県生まれ。日本学術振興会特別研究員(DC1)。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程に在籍。専攻は、都市地理学、公共サービスの地理学、特に地域における子育て支援を中心とした福祉政策と利用行動。主な論文に、「大都市都心部における事業所内保育所の現状と課題」(「経済地理学年報」52-2、2006年)など。

武田 祐子  (タケダ ユウコ)  (

1972年茨城県生まれ。立命館大学文学研究科博士課程修了(博士〈文学〉)。現在、首都大学東京都市環境学部地理環境コース助教。専攻は、人文地理学分野における地理情報システムの活用。主な著書・論文に、『地図でみる日本の女性』(共編著、明石書店、2007年)、『働く女性の都市空間』(共著、古今書院、2004年)、「時空間プリズムを考慮した中継施設の立地・配分モデル」(「地理学評論」72、1999年)など。

若林 芳樹  (ワカバヤシ ヨシキ)  (

1959年佐賀県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(博士〈理学〉)。現在、首都大学東京都市環境学部地理環境コース教授。専攻は、行動地理学、都市地理学、地理情報科学。主な著書に、『地図でみる日本の女性』(共著、明石書店、2007年)、『認知地図の空間分析』(地人書房、1999年)、『シングル女性の都市空間』(共編著、大明堂、2002年)、『働く女性の都市空間』(共編著、古今書院、2004年)など。

中澤 高志  (ナカザワ タカシ)  (

1975年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士<学術>)。現在、大分大学経済学部准教授。専攻は、経済地理学、都市社会地理学。主な著書・論文に、『地図でみる日本の女性』(共著、明石書店、2007年)、『働く女性の都市空間』(共編著、古今書院、2004年)、「多様化するライフコースと職住関係――晩婚化・非婚化との関係を中心に」(「地理科学」61、2006年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。